紙の本
挿絵がほっこり
2015/12/26 21:37
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こばよ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本には挿絵が多いのですが、それがとても綺麗です。
特に地図の書き方がユニークで見ていて面白い。
手元に置いておいて落ち着く一冊
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「案外」とか「買い物好き」とか、そんなレベルじゃない買い物っぷりが披露されている。
一気にシャツを20枚…と、スカッとするほど大量・高額の買い物をする村上氏。
時々自分の大量買いぶりに「アホじゃなかろうか」と我に返る瞬間が、愉快。
MVP:なし
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村上龍のお買い物日記。
サッカーの中田がセリエAに居た時代のものなので
イタリアでのものが多い。
いいなあ、いいリネンのシャツ。
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前にもちらっと読んでいたのだが、いかに彼がシャツ好きかがわかる。そんな彼が番組で鎌倉シャツを絶賛していたこともあって、自分も買うシャツは鎌倉シャツだけになってしまった。いいシャツは人から見られるのどうのより、着心地の良さだという点に同意。
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タイトルがなんかかわいい。内容もなんかかわいい。イタリアに行くようになって「シャツ」に目覚めた龍さん、シャツを自分でも馬鹿じゃないかと思うほど、いわゆる大人買いしたり。着るわけでもないのに、朝起きるとまずシャツとネクタイをあれこれ合わせてみたり。シャツとスーツに、じゃあ行ってくるから、と挨拶して出かけたり。シャツやスーツを着たいがためだけにテレビに出ようかと思ったり。そんなに好きなものがあってうらやましい。なんだかすごく買い物したくなった。大人買い、したい。
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うろ覚えなのだが林真理子さんが「週刊朝日」か何かで村上龍さんと対談していて、その中の対話で何か「イヤなこと」に話が及ぶことがあり、その話題を受けて龍さんが「そんなことをしたらトゥールダルジャンで食べても不味い」みたいな発言をされていたように思う(「林真理子」も「週刊朝日」もひょっとしたら記憶違いかもしれないが…)
「とぅーるだるじゃん?」
言葉の意味こそよくわからないが、龍さんの口から発せられると、変な説得力がある。以来、相当に美味いものを提供してくれる場所として「とぅーるだるじゃん」は私の脳裏に焼きついたのであった。
(※これを書きながらGoogle先生に聞いてみると「とぅーるだるじゃん」はものすごい歴史のある有名フランス料理店らしい。昨今は格付けでいろいろあったりもするらしい。)
さてさて、龍さんのお買いものエッセイである。
上でも述べたのだけれど、龍さんが「いい」というもの(ごはんとかスポーツとか)を語る時、何か変な説得力が発生する(少なくとも私は説得されっぱなしである) これまでもぼんやりとそのことについて考えてみないことはなかったのだが、改めて考えると根源的な欲求に素直に従って出てくる言葉だからか、と思えてくる。いやむしろ言葉よりも欲求の方が前に出てきている感じである。
人が何かを「好きだ」という言葉を発する時、そこに自身の「好きだ感」のオリジナリティを何パーセントか織り交ぜようとするのだけれど、多少は周りの人の目を気にしながら、ほどよく調理された形で俎上に言葉を載せる、ということがどうしてもあると思う(私もそう) なんだけども、龍さんにはそういう感じがない。龍さんが「好きだ」という場合、本当の本当に好きなんだとこっちが思ってしまうのである。なんともうらやましいのである。いやはや不思議。
また、題が秀逸なのである。
「案外」
きょとんとした顔でこちらを見つめる小動物感を醸し出すことこの上なしである。
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あれ、結構、村上龍って、性格的に自分と似ているかもしれないなぁ、と思うことがあった。これまでの著作ではそんなふうに思うこともなかったのだけれど。これからはカンブリア宮殿の時、よく彼のシャツやらを見てみよう、と思ったり。(12/3/26)
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龍さんのエッセイって刺激的で挑発するような内容が多いと思っていたのですが、これはタイトル通り「案外」ミーハー(死語?)な所があって、面白かった。買い物も生きる力だと思います。こんな情熱を持って買い物したいなあと思いました。人生に疲れちゃうと買い物をするのも面倒くさくなりますもんね^^;
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どれだけシャツが好きなんだ、と思うくらい村上龍がシャツを愛していることがわかる。尖った文章もなく、優しいエッセイ。