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紙の本
こんなにあふれるほどの想いがあるのに・・・ ぎゅっとつめると、たったひとつの言葉にしかならない 「だいすき」
2010/04/08 10:28
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:蒼空猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
きみがいないと
お月さまもきみにみえて・・・
おちばだって なんだか恐くて・・・
退屈でつまらない・・・。
もう一度 会えたなら
秋がきれいだって 気づくのに・・・
冬のさむさだって ぜんぜんへっちゃらなのに・・・
毎日がわくわくするんだ。
本書は「ちいさなたからもの」でも書評させていただいたアンドレ・ダーハン(作)角田光代(訳)さんの作品です。
淡水彩と鉛筆の線を生かしたやわらかな画で、トラネコの赤い魚へのピュアな想いがつまっている作品です。
ネコは魚が好きなのです。
本来は食う食われるの関係性ですが、あえて この関係性をアンドレ・ダーハンさんが選んだのは種別を超えた純粋な愛を表現したかったからかもしれません。
ネコが魚の水槽にはいり、いっしょにねたり、抱き合っている姿をみると なんだか優しいくすぐったいような気持ちになります。
好きになることで寂しさや孤独をより感じ、好きになることで嬉しくてふわふわして世界が明るくなる。
その相反しながらも共存する関係と想いが短い文ながらつたわります。
好き・・というキモチは不思議なものですね。
読むと、なんだかほんわりして、大好きな相手をぎゅっと抱きしめたくなるような本だと思います。
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