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分岐図・系統樹・進化シナリオのいずれのレベルの仮説を考えているのか、ということを意識しないといけない。検証に必要なデータの種類はそれぞれ異なる。
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2010 12/25 パワー・ブラウジング。確か有隣堂で購入。
ずっと積んであったのだがなんとか2010年内に目を通せた。
目次を見ているだけでわくわくしてくる本(じゃあなんで積んだかは察して欲しい)。
詳しい内容等については(自分もこれでこの本を知った@sakstyleの書評参考:http://d.hatena.ne.jp/sakstyle/20101023/p1)。
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地球科学の世界では地球の時間的発展のような意味で進化という単語を使うことが多いが、系統樹で表現するのは一般的にはなかなか難しい(全くないわけではない)。というか、そういう方法論を採る人が少ない気もする。
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図解やポンチ絵のご先祖様である「系統樹」に関する本である。また進化を研究する上での「体系家」「分類家」と呼ばれる二つの流派の違いなどを説明している。さらにはヘッケルというダーウィンの進化論を広めるのに大きく関与した人物について述べている。
「ダーウィンの進化論」に関してそれを知らないという人はほとんどいないと思うが、それが世に広まった貢献者としてのヘッケルについてはあまり知られてはいないと思われる。
ヘッケルはダーウィンと異なり生物学に進むか美術の道に進むか本人が悩むぐらいの美術の才能があったらしい。彼が発明した「系統樹」は非常にわかりやすいだけでなく見た目にも美しい。これがダーウィンの自筆による論文以上に役立ったのは今から振り返るに明白だろう。
SNSを見ると「図解」「インフォグラフィックス」について発信している人が結構いる。ある程度複雑なことを分類したり、体系化するのは人間の性のようである。そういう歴史的な部分についてしることができた。
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以前に読んだ『系統樹思考の世界』は感動した。
やはり新書は講談社だと変に納得したし。あと教科書としての『進化論はなぜ哲学の問題になるのか』もおもしろかった。
本書もおもしろそうだったので読んでみた。読み始めてから分かったのだけど『分類思考の世界』を先に読んだ方がよかったようで、しまっとは思ったものの読み終わってしまうとあとで読んでも問題ないのかな、という気もしなくもない。
「自然はなぜ枝分かれするのか」という問いがあるのかどうかは知らないが、物理現象としての「枝分かれ」についてはフィリップ・ボール『枝分かれ』がおもしろかったのだけど、本書は自然の「背後に存在する枝分かれ」という点についてでやっぱりおもしろかった。
過去、家族・ファミリーは枝分かれするものでそれを表すために人類は努力して系統樹を作りづつけてきた、とあって、でも同時に「自然は枝分かれしない」というのが当たり前だった、というあたりは宗教のパワーというか恐ろしさみたいなものあってちょっと怖い。
あとルイセンコ論争とかにも軽く触れているけど、この歴史を「進化」させようとするパワーというのもなにか不気味で恐ろしいものがあるな。
コンピュータによる三次元の系統樹があるとのこと。ずっと思ってたのだけど「収斂進化」とか寄生虫とか腸内細菌をうまく系統樹で表したものがないので、なんか画面でレイヤーで重ねたりすると、何かと何かがピタッと合って「おおすごい」とかなったらおもしろいかなと思った。
あともうひとつ思ったのが「ポケモン」。ポケモンの進化の系統樹はファンが作成したものがネット上にいくつもあるのだけど、ネットだとこういうフィクションにおける系統樹づくりの伝統があって、アマチュア系統樹作成家がコツコツと「彼ら」の意思を受け継いで楽しんでいる、というのはなかなか微笑ましくてほんと好き。
なぜ自然は枝分かれを選ぶのかは知らないが、進化と枝分かれと形而上学というのは因果性とか必然性がかなり絡んでくる話なのでいろいろ不毛なことを考えてしまう。こういうのもほんと好き。
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(著作)生物系統学 だBA33825867 大学
生物などの解析思考法である進化思考として、系統樹思考と分類思考を示してきた。
ダーウィン・オンライン darwin-online.org.uk
ダーウィン書簡 www.darwinproject.ac.uk