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紙の本
写真×ことば×デザイン どれも寡黙ながら光る、ふしぎな魅力。かがくのとも絵本
2012/02/26 13:33
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:月乃春水 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1984年かがくのとも、2010年かがくのとも絵本として刊行になった写真絵本です。
葉っぱの上に落ちたしずく。水たまりのようになっています。
そこへ一匹のあり。
ページをめくるたび、ありの数が増えています。
どんな味?
長新太さんのひとことが重なっていきます。
ありが水にたくさんあつまって、どんどん減っていく。
それもページをめくるたびにわかります。
いいえ、これは
おいしい、
あまい、
あたたかい、
…なんでしょう?
最後に答えがわかるのですが、
それは水を飲みつくしたありたちが去っていったあとなんです。
読み終えてから表紙を見ると、最初から答えは示されていた
ということもわかります。
ちいさなありが大きく拡大されて、つやつやぴかぴか光っています。
写真だから静止しているはずなのに、動きまでみえるよう。
そして、葉の模様ともいえない筋が、とてもきれいなことにも気づきます。
人間の作り出すどんなデザインも、自然の模倣でしかない。
そんな気もしてきます。
杉浦範茂さんの本文レイアウトも効いています。
何回でもページをめくりたくなる。
ふしぎな魅力を持った絵本です。
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