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御師 弥五郎さんかっこいい~
伊勢参りの案内役 弥五郎さんと周りの人々との珍道中。
こういった職業があったのも勉強になったし、もう一度お伊勢参りにいきたくなりました・・・・歩いては絶対無理!
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お伊勢参りの道中案内と、現地でのおもてなしをする人を伊勢御師というのだそうです。いわくありげな大店のご主人に見込まれて彼のお伊勢参りに付き添うことになった見習い御師弥五郎。江戸→伊勢→それからさらに一箇所、わけありな人々の旅日記。
んー。謎は確かに謎めいていて、最後にはちゃんと明かされるわけですが、明かされた謎はあまり興味を引かれるものではなかったかも。「へーそうだったんだ」って感じ。(あくまで私には)「で?」って。
道中の光景や当時の旅の様子とか、どちらかというと私は小説の中でそーいう雰囲気を感じたかったので、読み物として面白くなかったというよりは、自分の需要が満たされなかったというだけですね。失礼しました。
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お伊勢参りの道中案内と、現地でのおもてなしを生業とする伊勢御師。その手代見習いである弥五郎が、とある商人のお伊勢参りに同行することに。
しかしこの商人、命を狙われていたりいろいろワケありのようで…?
旅ものですが、異色な感じですね。目次のデザインがかっこよかった。
甚兵衛鮫との始末のつけ方が良かったです。
御師、という職業を知ったときにこれはネタになる!とか思ったんだろうなあ(笑)
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「お伊勢参り」と言ったら、誰もが一目置いてしまうその時代。
ツアコンのように、道中の宿の手配、道のりについての案内を行う「御師」の見習いとなった弥五郎は、危ないところを救ったことにより大店の主人に請われ、伊勢へと向かう。
いくつか危険(苦笑)な箇所もありますが、腕が立って、仲間にも恵まれ、大きな問題も無く進んでいきます。
(若干、ご都合主義的過ぎ?)
なので、さらりと読むことができます。
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ものすごーく珍しい職業モノ。というか、御師という仕事を初めて知った。
その点ではもっと評価を高くしたいが、直前に読んだ「善人長屋」の方が面白かった。
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今回も「ゴメス」シリーズにあらず。江戸時代のお伊勢参りが題材のミステリーでキャラもストーリーも◎。是非とも続編をお願いします。
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弥五郎はお伊勢参りの案内役、「御師」の手代見習。そのくせ「御師は盗人」といってはばからない変わり者。ある日、弥五郎は日本橋の材木商・巽屋清兵衛が賊に襲われているところを助ける。それが縁で、清兵衛のお伊勢参りに付き合う羽目に。旅の道連れは妙に婀娜っぽいお妾さんや口やかましい下っ引きなど、たいそう賑やかな面々。道中の名物や景色もまた格別。だが、行く先々でなぜか清兵衛が狙われ、弥五郎自身にも伊勢を訪れたくない理由があって...。
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伊勢の御師という伊勢神宮の布教と参拝の手助けをする職業の弥五郎。この物語は彼が、何者かに命を狙われている商人と縁あって、伊勢参りをする一行に紛れて共に旅する道中記。幾度か揉め事に巻き込まれるのですが、弥五郎の解決方法が人情味が溢れていて小気味よいものでした。事件の顛末もそれぞれきちんと描かれているのも好印象。また、道中も江戸時代の情緒を感じさせるものであったのも魅力の一つ。色々と苦い出来事もありましたが、最後は気持ちよく本を閉じることの出来た一冊でした。
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伊勢詣、御師、と面白い題材で物語を作られてて楽しく読めました。
この頃、西條さんにはまってしまったな~
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江戸時代の伊勢参りは、庶民にとっては夢の大イベントなんですね。その旅をコーディネートする御師は、いわば、旅行代理店かツアーコンダクター。一生に一度、全財産を投げ打ってまででも行きたいと願う伊勢参りの世話をする仕事は、責任も重大だけど、やりがいもありますね。見習いの弥五郎が、やっとひとつ大きな仕事をやり終えたという満足感味わえました。清兵衛の娘、千代ちゃんとの恋の行方が気になるところで終わってるのは、続編があるのかな。
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西條さんはやっぱ好きだなあ。 伊勢参りに対する弥五郎のシビアな意見とか、ゴメスもそうだったけど、結構しっかり現実的なこといれつつ、でもやっぱ最後はあったかい人のぬくもりってゆーかそーゆーのが感じられる。 にしても伊勢参り、ほんとに一生に一度の旅と思えば道中おいしいものもいっぱい食べたいだろうし、 ゴールがあれほど豪華なら頑張ったかいがあるとゆーもの。今はあれだよな、ないもかも身近すぎて感動するのが難しい。実際行ってすっごいよかった、とかなかなか、なあ。
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いつも目新しい時代物を読者に届けれくれる西條さんの新作。この本を読むまで知らなかったけれど、御師という職業は、江戸時代一大ブームを巻き起こしたお伊勢参りの案内役で壇家衆の取りまとめをする役回りだったらしい。いわば、仏教でいうお坊様のような立場に旅行ガイドを加えたような役回りか。何しろ当時のお伊勢詣では、一生に一度の贅沢で桃源郷への旅とも目されていたのだ。さて、今回の主人公・弥五郎は、その御師の手代見習いで江戸在住。たまたま行き合わせた先で賊に襲われた材木商・巽屋清兵衛を助けてあげたところ、その腕っぷしを見込まれ、お伊勢参りの用心棒役を依頼される。なぜか仔細ありげに渋る弥五郎だが、手代の命でやむなく同行することに。ところが、江戸・深川の蛙講の連中にまぎれて東海道を下るお伊勢参りの道中は、苦難の連続。なぜか次から次へと刺客が清兵衛を狙うのだ、、、、連載ものだったので、一話一話、山あり谷ありではらはらの連続。当時の旅風俗なに興味が惹かれるものの、物語としてはややご都合主義。手短に話をまとめなければいけないので安直な解決になるのだろうけど、面白いけれどやっぱり物足りない。
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お伊勢参りについて詳しいことは知らなかった私。御師という存在も初めて知った。全国に張り巡らされたその制度、すごいものだ。現代でも旅に出ることは日常を離れ気分一新の大事な時間だけれど、今よりずっと厳しい生活だったであろう江戸時代の庶民にとってのお伊勢参りはそれこそ夢のようなひと時だったんだろう。そのお伊勢参りを舞台に、御師 弥五郎と日本橋の材木商 巽屋清兵衛の訳あり道中というこのお話、面白く読みました。最後謎がとける部分も「なるほどね」と納得できたし。西條さんの作品はいつも人をまるごと受け入れているところがあるなぁ。
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御師とは、お伊勢参りツアコンのこと。なんで江戸時代の人たちが、伊勢に行きたかったのか、また、実際に盛んに行っていたのか、がよくわかった。なにしろ、伊勢発の旅行社が数多あってそれが当時の日本人全てをそれぞれ「檀家」として持っていたっていうんだから驚き。そして、伊勢での極楽のような接待!金持ちと貧乏人との格差はもちろんありながらも、封建社会のがんじがらめな日々から抜け出した何日間か、というのは、一生の宝物だったんだろうな。で、このお話のわけありの御師・弥五郎は、同じく、わけありの豪商・清兵衛に頼みこまれ、厭々伊勢への道中に。同行する能天気な蛙講の面々や、弥五郎の幼馴染の岡っ引き、彼らの行く手にたびたび現れる不穏な輩たち、など、キャラの描写も面白く、楽しんで読むことができました。このところ、西條さん、ヒットの連発ですね。(*^_^*)
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布教と参拝の案内や世話を務める「御師」。
その手代見習である弥五郎が、賊に襲われた巽屋主を助けた縁で、伊勢詣りのお供をすることに。
道中で起こる様々な事件を描きつつの、時代物ロードノベル。
人物や展開の深みには欠けるけれど
気負わず楽しく最後まで読めた。
【図書館・初読・7/26読了】