紙の本
子どもの頃の一冊が3世代をつなぐ
2022/04/08 13:45
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投稿者:amisha - この投稿者のレビュー一覧を見る
今春小学4年生になる甥の反応みたさに買ってきて、読み聞かせたところ。笑い転げて、笑い死ぬので、もうやめてくれと懇願される。
少し古い言葉もあるのだが、どうやらツボにハマったらしい。
この本は、その昔私が小学生の頃、父が買って帰ってきた。
その時、読み聞かせてもらったかどうかは忘れたが、その後、自分で声を出して読むのにハマったことを思い出した。お経でも読むように、どんどん読み続けるのだ。だれかのことばを自分の声で音読することの楽しさが実感として体に残っている。
紙の本
「あめりかうまれの/
2016/02/14 17:20
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鉄紺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ありのありすさんが/あるあきの」
言葉遊び絵本。時々「これはオマケね」もありながら、同じ音から始まる言葉で作られたお話が、「あ」から「わ」まで揃っている。 必ずしも牧歌的でないところが好き。苦し紛れな感じも、意味不明なところも、最後の「それ ほんとう?」で全て許されてしまう。「しにそこない」「なぶりもの」等々言っておきながら、最後だけ無邪気ぶるのだから、ずるいずるい。
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ことばあそび。「あ」からはじまる「それ、ほんとう?」と言いたくなるはなし。あいうえお順になっていて、今日はどれを読もうかな?と毎日楽しめる。
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50音のあ~わまで、一つの文字で始まる言葉で作られた短編集。
よく考えつくな。
子供と真似して作ってみたら楽しかった。
(読んだ時期:6歳)
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ふらっと入った古書店で見つけた初版本(1973年)
あめりかうまれの
ありのありすさんが
あるあきの
あかるいあめのあさ
あたらしい
あかいあまがさをさし
・・・・
「あ」で始まるおはなしから
「わ」で始まるおはなしまで。
おもしろくて、即買い!
この発想、すっごくいいね!
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“あ”から“わ”まで、言葉遊びの詩の行進です
奇妙奇天烈な内容に「それほんとう?」
・“あ”
あめりかうまれの
ありのありすさんが
あるあきの
あかるいあめのあさ
あたらしい
あかいあまがさをさし…
〇“し”の詩と“み”の詩は、ほんとうであってほしいな!
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これまで様々な言葉遊びの詩や本を見てきたが、これほど衝撃を受けた本はない。
行の頭に
「あ」なら「あ」で始まる言葉で書かれた詩が
短くて1P()、長いと4Pにもわたって
書かれている。
文脈に破綻がなく、ストーリーとして成立している。
松岡享子の「本気」が、ここにある。
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「あ」から始まる言葉だけで作ったお話から「わ」から始まる言葉だけで作ったお話まで。思わず「それ ほんとう?」といいたくなる、言葉遊びの本。
★おはなし会など声を出す時に自分の声、言葉をほぐすのによい。
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2023.6.30市立図書館
ちょっと前にツイッターで記憶を頼りに本を探すアカウントのつぶやきで知って興味を持っていたら(松岡享子☓長新太のことばあそび!)、ちょうど図書館のブックトラックにあるのをみつけたので借りてきた。1973年に発行されたものを2010年に新規製版リニューアルしたもの、ツイッターで話題になるまで知らずにいた。
「あ」から順番に、そのひらがなから始まるものづくしのほらばなし(ぜんぶひらがな)が2−3ページ続いて、締めはいつも「〜って。」で最後に「それほんとう?」というつっこみの吹き出しがある。短編童話集ともいえるし、ナンセンスな詩集ともいえる。順番に読み進める必要はなく、どこから読んでも楽しめる。子ども向けだって手加減なし(大人もちょっと調べないとわからない言葉も…)、語彙のゆたかさは松岡享子の面目躍如。
造本も本文も、赤を基調にしたテキストとイラストに差し色の緑が効いていてしゃれているし、これは手元にほしい、そのうち買う。