紙の本
相変わらず“事件”絡みなので暗さは否めないが、それなりに快調です。
2016/11/30 09:57
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
相変わらず“事件”絡みなので暗さは否めないが、それなりに快調です。今回は、烏谷椋十郎が季蔵の相棒と予定した清水佐平次(北町奉行所内与力)があっさりと殺されてしまう。しかし、その背景には急成長した最中で有名な「満福堂」と、更には昔の盗賊の事件とが関係していた。不審な殺しを追って「満福堂」までは辿り着くが、「満福堂」の主も敢え無く死んでしまう。と言うことで、事件には一応の決着はついたが、昔の盗賊が隠した財宝の行方と、真の悪党はまだ見つかっていない。どうも、これまでのパターンとは異なり、[9]と[10]との2巻で一件落着となる初めての構図らしい。
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最後まで一気には読ませますが 同性愛で殺しちゃうのは
どうなんでしょうね!筋書にいきずまったのか 変わったこと
考えようとしたのか。なんか 感じ悪い終わり方でした。
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第九弾
前巻からの続きからの始まりか?
最初は塩梅屋・李蔵に新たな仲間がと少しは思わせるが、読み進むにつれて、疑問が湧いてくる。
今回も一件落着とは一応なっているが、噺の解決には至っていない
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お武家のプライドというか矜持というか。お「家」大事もいいけれど、なんというか、大事なものを忘れちゃいないかい?とツッコミたくなる。おいしそうな料理もさることながら、やっぱり一筋縄でいかない人の思いが。心に痛い。
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結果、何も進展は無いのだけれど、瑠璃は今後どうなるのだろう、と興味を引く。
料理もなかなか、あまりに江戸と離れていてもつまらないし、現代でも成る程と思わせて話に絡めていくのは大変かもしれないが、材料のことなど描写していて物語に続くのが面白い。
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L 料理人季蔵捕物控9
前半はやたらに続く季蔵の未練。いい加減なんとかならないのかね。独りよがりが鼻に付いて嫌だ。ぽっと出の侍はあっさり死ぬし、どうも嫌気が…。
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季節は秋。
秋らしく松茸がキーになる話が出てくる。
松茸を使った料理と、松茸をめぐる事件が起こり、それが30年前の事件とリンクする。
ちょっと切ない、捕物帖です。
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季蔵シリーズ第9弾。 庶民の客を喜ばせようと季蔵が知恵を絞った松茸尽くし。 料理人として誠実である程、裏稼業が切ない。 今巻は派手な展開はないけれど、禁じられた悲恋にさえ心添わせる季蔵に惚れ直してしまった。
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前の巻から継続していた事件の盗品の行方がわかります。
それでも影にいる誰かはいまだ判明せず。
それにしても身近な人間が次々と亡くなっていくのは辛い。
いつになったら真の悪人は成敗されるのか。
松茸料理が出ていましたが、昔も今もおいそれと口にできる代物ではないんだなと思いました。
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秋、栗の甘露煮、松茸などをめぐり、商人とのせめぎ合いが。今まで主権を持っていた大商人がなくなり、儲けだけを考える商人に釘を誘うと奉行が釘を刺すが、その裏をかいて内与力や、松茸の山地の江戸家老を陥れる。
貧しい江戸町民に季節の味を届けようと工夫をした前の店主長次郎に習って季蔵も奮闘。
料理に事件、そして季蔵の思いびととの関係も絡めて、読む楽しみをたくさんもらえるシリーズ。
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内容(「BOOK」データベースより)
北町奉行の烏谷椋十郎が一膳飯屋“塩梅屋”を訪ねて来た。離れで、下り鰹の刺身と塩焼きを堪能したが、実は主人の季蔵に話があったのだ…。「三十年前の呉服屋やまと屋一家皆殺しの一味だった松島屋から、事件にかかわる簪が盗まれた。骨董屋千住屋が疑わしい」という…。烏谷と季蔵は果たして“悪”を成敗できるのか!?全四篇を収録。松茸尽くしなど、秋の美味しい料理と市井の人びとの喜怒哀楽を鮮やかに描いた大人気シリーズ第九弾。
令和元年6月26日~29日