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みんなのレビュー17件

みんなの評価4.0

評価内訳

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17 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

極上のミステリィーを紐解いた感じの読後感。

2020/06/14 22:28

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る

「古事記」と「日本書紀」。ほぼ同時代に、似たようなテーマを持って編まれた書物が2種類。本書は、「古事記」を改めて読み進みつつ、なんで似たような書物がふたつできたかをテーマに古事記を再読してみた書...かな?
出雲神話を視点に「古事記」と「日本書紀」を比べてみたり...「日本書紀」からは、出雲神話が徹底排除されている。個々の神々の物語の大いなる違いを比較してみたり...特に、ヤマトタケルの扱い、天と地ほどの違いですetc。
「古事記」自体をそばに置きつつ、時々そこにあたりつつ読むのをおススメ。同じ著者が現代語訳した「古事記」もあります。読み進むうち、極上のミステリィーでも説いてゆくような至福の時に包まれてゆきます。

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紙の本

日本の古代に関して益々興味を掻き立てられる書だ

2021/04/03 19:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る

なかなか興味深い本だ。大変面白く読んだ。「古事記」についての理解がかなり深くなったと思う。各々の章の内容、構成が大変わかりやすく著されている。最後に安易に答えを出さないところが潔く感じた。日本の古代に関して益々興味を掻き立てられる書だ。

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電子書籍

古事記の世界観

2020/07/08 12:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る

古事記が日本書紀と違い出雲神話を多く載せているというのは知っていたがヤマタノオロチが古事記では高志(越の国)と関連づけられているのに対して日本書紀では越の話は出てこないことから日本書紀は中央と地方という視点からのみ語るのに対して古事記は出雲と越、出雲と筑紫といった地方間の話も載せているという話が面白かった。欠史八代の妃が母系で伝承されているのに伝承の古層を読み取ったりも興味深い

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電子書籍

古事記

2019/08/02 16:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る

古事記を研究するにあたり参考資料の1冊として読みましたが、非常に参考になりました。古事記をもっともっと研究したくなりました。

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紙の本

古事記を読みなおす

2019/08/02 16:27

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る

写真や図があるので、読みやすいが、どうしても神様の名前がたくさんでてくるので、わかりにくくなってくる。少し知識がある人が読むべきかもしれないと思った。

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紙の本

古事記格好の入門書

2012/12/02 16:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は古事記の全容を知るには格好の入門書です。
 ただし予備知識もなく、いきなり1冊目として読むと、案外苦しむかもしれません。表題に「読みなおす」とあるとおり、2冊目として、古事記全体を確認する形で本書を読むことを勧めます。私も古事記初心者ですが、たまたま梅原猛氏の「天皇家のふるさと日向をゆく」と「葬られた王朝」で日向神話と出雲神話に接した後に、本書を読みましたので、十分楽しむことができました。

 特に、古事記神話を素直に読んでいこうという三浦氏の姿勢に共感しました。
 例えば出雲神話を「出雲の視点」で丹念に考察。出雲神話は「机上の神話」と認識した津田左右吉の説を一刀両断にした上で、ヤマトを中心とした文化圏とは別の「日本海文化圏」の存在を浮かび上がらせています。そして、「滅びていったもの、滅びようとしているものに心とことばを向けているのが古事記」(259ページ)であり、「古事記は日本書紀とはまったく異質な作品であり、律令国家が生み出した歴史などではない」(18ページ)という結論に、無理なく到達しています。この辺は、「葬られた王朝」で屁理屈に屁理屈を重ねて空中分解している梅原猛氏とは対照的です。

 なお本書によると古事記の「序」は、9世紀初頭に偽造された疑惑があるとのことです。この部分については読みづらさを感じましたし、あまり理解できませんでした。まだ相当の議論が必要なのではないでしょうか。それはさておき、古事記の語る歴史を読み解き、古代に思いを馳せる面白さを味わうことができました。

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紙の本

古事記が日本書記と全く異質で律令国家が生み出した歴史書とは思えないことを改めて再確認するも、太安万呂の「序」に対する見解には・・・

2019/09/03 16:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:多摩のおじさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、今年1月に亡くなられ法隆寺の建造目的が聖徳太子の怨霊鎮魂として古代史に新たな一石を投じ、また私自身の古代史に興味を持つ
きっかけとなった「隠された十字架 法隆寺論」の著者梅原 猛氏の「古事記 増補新版」を読み、本書で題名の如く古事記を読みなおしてみました。

まず、本書では、「古事記」は古層の「語り」を主張するとし、語りの音声にこだわり神名、天皇名(古事記が書かれた当時に存在しない理由で漢風
諡号でなく和風諡号)をカタカナ表記されています。

高天の原神話のおどろおどろしさ、出雲における越等の日本海勢力との鬩ぎ合いに加え天孫族との国譲り神話、神武東征といった神話の概要が適切
にまとめられ、特にヤマトタケル(倭建命)の父・景行天皇との齟齬からの悲劇の最後、「五世紀の大王たち」として応神~允恭天皇を語る中では、聖帝
とあるオホサザキ(仁徳天皇)の治政の反面、皇后の嫉妬に悩み、また三人の女性への求婚失敗譚と実に人間臭い説話、その後の3皇子の王権争い、
「滅びへ向かう物語」ではワカタケル(雄略天皇)の血みどろの戦いを制し即位した後に求婚失敗譚や本人が笑い者となるなど滑稽さを含んだ描写、
安康天皇の殺害後マヨワ(目弱王)が逃げこんだ葛城の円大臣と共に焼き殺す表現の日本書紀に対し、同臣が庇って自らも自害したとする古事記の
律令制に呼応した歴史書とは思えない魅力が存分に紹介されています。
その意味で、著者の「古事記も日本書記も律令国家の歴史書として成立したかのような論陣を張るとすれば、とんでもない誤りと言うしかありません」
(p.260)の指摘には同感です。

ただ、終章の太安万呂の「序」に関する著者の考察では、天武天皇による681年2月の「律令」撰定命令に呼応する同年3月の帝記と上古の諸事の
編纂命令に対し、720年日本書記完成、その「志」に相当の713年の風土記編纂命令という一連の流れの中で、「序」の「天武天皇が帝記の旧辞
との誤りを正すため自ら正しい歴史を語り稗田阿礼に誦習させ、それが未完に終わった」(p.265)に対し、同じ天皇による日本書記の歴史書編纂の
並走を疑問視し、「序」の誦習は個人的ノスタルジックな行動で分裂症的な気質を持っていたと考えるしかない(p.270-271)と指摘しています。

しかし、この流れを改めて見ると688年天武天皇崩御、690年持統天皇即位、697年文武天皇へ譲位、700年「律令」撰定命令と藤原不比等らの
賜禄、701年「大宝律令」撰定完成、702年持統上皇崩御、707年文武天皇崩御、708年母の元明天皇即位、710年平城京遷都、711年9月
元明天皇の太安万呂への「旧辞」撰録の詔、712年正月「古事記」完成、720年日本書記完成に至っており、下記から一概には上記2点の指摘
は当たらないと思うのです。
 ・天武天皇はあくまで旧辞に対しての帝記の誤りを正すことを目指しており、始めから「古事記」と日本書記の2つの歴史書は想定していない
 ・天武天皇は712年の「古事記」の完成を見ずに「未完」のままに688年崩御され、「序」の上記箇所は、その答えとして妥当ではないか

それよりも巻末年表に上記の688年の天武天皇崩御~持統~文武~元明即位と平城京遷都の記載があえてなく、また701年の大宝律令で藤原氏が
中心の太政官制に影響力を持った藤原不比等の存在と記紀への影響の検証もないことが以外でした。

なお、適切な小見出しと関連する系図(天皇名は歴第順位、漢風諡号も併記)が適宜配され、読み進めるにあたり助かりました。

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2012/10/02 14:08

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2013/05/08 04:26

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2013/09/25 19:06

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2013/11/07 23:07

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2015/02/06 14:44

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2016/12/31 22:44

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