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紙の本
クリスマスイブの物語
2012/02/10 19:27
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る
輝く夜 百田尚樹 講談社文庫
輝く夜(クリスマスイブ)に向けて読む本です。30代女性向けです。3時間もあれば読み終える5本の短編集です。
「魔法の万年筆」庶民の生活があります。世にも奇妙な物語とか、固有名詞を忘れているのですが、口が大きくて丸顔の帽子をかぶった絵の人が笑うというようなストーリーテラーが登場する物語のパターンになります。ひとりぼっちの丸山恵子34才は、自分の幸せよりほかの人の幸せを優先します。いい話でした。(その後、笑うセールスマン、喪黒福造もぐろふくぞうであることがわかりました。)
「猫」青木雅子27才は片目がつぶれた捨て猫を拾って育てます。小椋佳(けい)の歌「少しはわたしに愛をください」がヒントになっているのでしょう。(歌詞では捨て犬を拾っています。)短編集全体をとおして道徳話のようでもある。鶴の恩返しとか、民話のようでもある。「ある小さなスズメの記録」という本を思い出しました。
「ケーキ」文字は大きくて読みやすい。途中で仕掛けに気づきました。概略版の短文であることが残念です。時間の経過が速過ぎる。
「タクシー」半分まで予想通りでした。読んでいて、この先はどうなるという楽しみがあります。ガツンとくる1発です。何度も推敲(すいこう)してある作品です。
「サンタクロース」珍しく文章が「説明」になっています。ちょっと創りすぎでした。
紙の本
夢や魔法って、やっぱいいよね
2017/02/06 11:31
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
「んな事あるかいw」とか「お涙ちょうだいかい」のと、夢や魔法に否定的な人は読まない方がいい。とはいえ、あんまりやりすぎるとげんなりしてしまう。こういう作品は、そのちょうど良いさじ加減が難しいと思う。そして基本的に「ああ良かったねえ…」と感じて読み終わりたい。夢や魔法の物語は、ぜひ幸せ物語であって欲しいもの。
その点この作品は絶妙なところをついていたと思う。5編の短い物語は、どれもさっと読めてぐっとくる。良い人がいつも良い思いが出来るわけではない。いやむしろ良い人ほどバカを見たりもする。そんなとき、不思議な魔法のような出来事が起こったら。そんな夢の詰まった物語でした。
紙の本
クリスマスイブの、5話から成るステキなお話です
2022/09/05 13:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性が主役の、クリスマスイブに起こる、とてもステキなストーリーです。
百田さんの作品は何作か読んだ事がありますが、こんなにも優しく、そして少しせつない感情が沸き起こるのは、本作がピカいちではないでしょうか?
主人公に、若い頃の自分を重ねて、入り込むような感じもありました。12月、イブが近づいて読むと、もっと感情移入できるかと思います。
紙の本
輝く夜
2016/02/10 16:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キャットウインド - この投稿者のレビュー一覧を見る
温かく不思議な話の短編集。
読みやすいです。
世の中がクリスマス一色の頃に読むのがおすすめです。
紙の本
そっと寄り添ってくれる本
2014/07/05 20:38
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:らくだ - この投稿者のレビュー一覧を見る
どうして自分だけこんな目に…涙
という、誰もが一度は感じたことがあるであろう経験。
たしかに報われないこともたくさんあるけれど、世の中、捨てたもんじゃないかもね、という希望を感じさせてくれる一冊。
じわんとこころあたたまる幸せを味わいたい人は是非。