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評価があまりにひどいので逆に興味があって読んだ。なんか、Amazonであれだけボロカスにされるほどではないと思う。最後まで読めたし、そこそこ面白かった!命の大切さを著者が訴えたいのはわかるけど、テーマにしては全体に軽い感じがするかな。
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レビューで酷評されているほどは悪くはなかったが、大賞受賞するほどの作品とは思えない。
命の大切さを描きたかったというわりには、内容が軽すぎ。ヤスオではなく、キョウヤの視点から見た方が話に重さが出たのではないだろうか。
児童書かと思ったくらいの文字の大きさ、行間の広さに加え、用紙の立派さ。これを普通の書籍ばりにしたら、きっと1/3くらいの厚さになるのでは・・。これもポプラ社の商魂だろうか
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もうすっかりこの本の話題も収まった今になって、ようやく図書館からの予約の順番が回ってきました。
出来レースだなんだと騒ぎになっていましたが、まぁ一応ね、読んでからじゃないとなんともいえないよね、というわけで、読んでみてからの感想は・・・。
ははん、出来レースだな!!
まず字の大きさに驚き。これ書店で立ち読みできるレベルじゃん!。
これで賞金一千万か~、一文字当たりいくらだよ、おい。
と、下世話な勘定をしそうになるワタクシ。
イマドキのおじさまたちも吐かないようなギャグにも萎えるし、ものを描き慣れない人が一生懸命書きました的な稚拙なレトリックにももだえるわぁ。
命を中心にしたテーマは悪くなかったんですが・・・。
後半も、ちょっと描き方もこなれてきたかな~と思ったんですけどね。
「まさかラストはこーんな感じで終わらないでしょうねぇ」と危惧していた通りの終わり方でまたも萎え。
ここは期待を裏切ってほしかったよ!!
これが他の作品を抑えての大賞受賞作というなら、ポプラ社大賞の賞自体のレベルが低いと言わざるを得ないでしょう。
第一回の受賞作品は、荒削りながらその設定の面白さである程度読ませることのできるものだっただけに、(話題性はあるにせよ)このレベルダウンは本を愛する人間にとっての幻滅を引き起こすだけのものだった気がします。
ただこれは結構いいな、と思えるようなフレーズがあった事も確かなので、今後も作家業を続けるつもりなら今後に期待します。
斎藤さんは普通の新人として何冊か上梓した後、もう少しいい作品が書けるといいですね。
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リストラにあい多重債務を抱える主人公の男性がビルの屋上から
飛び降りようとするところを止められ、全身を移植するという話。
受賞作とは思えないし、命の大切さが伝わってこなかった。
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つまらなくはない。
面白い。
今まで受賞作のレベルは知らないが、「大賞取るほどなのか?」といったら、大人の影が見える。
作品自体はシンプルな内容。
善くも悪くも、ストーリーは分かりやすく、読みやすい。
命をテーマに書いていると聞いていたので勝手に先入観で、えぐみが強いのかなと思っていた。
あの手触り感は狙っていたのか?
もし狙っていたとするなら、僕には意図が読めなかったな。
あと、キャラ設定が甘い。
無難すぎる。
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第5回ポプラ社小説大賞受賞作。
『KAGEROU』――儚く不確かなもの。
廃墟と化したデパートの屋上遊園地のフェンス。
「かげろう」のような己の人生を閉じようとする、絶望を抱えた男。
そこに突如現れた不気味に冷笑する黒服の男。
命の十字路で二人は、ある契約を交わす。
肉体と魂を分かつものとは何か? 人を人たらしめているものは何か?
深い苦悩を抱え、主人公は終末の場所へと向かう。
そこで、彼は一つの儚き「命」と出逢い、
かつて抱いたことのない愛することの切なさを知る。
水嶋ヒロの処女作、
哀切かつ峻烈な「命」の物語。
俳優・水嶋ヒロを念頭に読んだ。
なので、実のところ「ミーハー」なノリだったことは否めない。
冒頭から、ひきつけられるうえ、
非常に読みやすい文章にまず驚いた。
職業柄もあるのだろう、描写も映像を浮かべられるようで、
サクサク読めた。
内容についても、すんなりと受止められるものだったし、
確かに「命」について提唱されておりながらも、
重々しさを前面に押出されているわけではない。
時にはふき出してしまうような会話や、
心和む場面、ちょっとしたミステリーを含むなど、
処女作とは思えぬ「盛りだくさん」さがあった。
心に残る作品か?
と問われると、それほど印象的とはいえないが、
今後への期待はふくらんだ。
知名度除外での受賞も頷けるし、
何にせよ、この出版界大不況のなか、
話題性は抜群だ。
次作への期待のハードルはグンとあがったなぁ。
《2010年12月15日 読了》
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著者が水嶋ヒロじゃなかったら文庫にならないと買わなかった
と思うけど、ストーリーは面白かった。
文字の大きさが逆に読みにくかったです…。
発売前からの過剰な期待があっただけに酷評となってますね。
文章や表現力の未熟さは否めないけど、この年代の処女作品、
(しかも元人気俳優)と踏まえてあえてやさしい目線で読みました。
ドラマや映画など、映像の方が面白く見れそうなストーリー。
ベテラン作家でも微妙な本なんて多数ありますし…
これからの作品も読んでみたいな~と応援したくなりました!
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読解力が足りないからなのか、読後のもやもや感がなかなかぬぐえませんでした。
テーマは好きですし、内容も嫌いではないですけれどね。
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酷評されているのを知っていて読んだから、「言うほど酷くない、むしろ良い」という感想。
一般大衆ウケしそうな内容・構成なんだけど、そこに作者への嫉妬とか前評判が絡んでいるから賛否両論だと思う。
個人的に、あれだけイケメンで、作家デビューも騒がれていた上に内容が良い話過ぎるのが残念。頭の中を覗いてみたかったのに。もっとぶっ飛んだ、尖った作品(例えば本谷有希子みたいな)だったら一気にファンになってただろうな。笑
小説として一定のボーダーラインはクリアしていると思う。
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臓器移植の今後を扱った作品として小説的価値はあると思う。(大賞の価値があるかはわからないが)
題材としてはプラス。
ただ、表現の稚拙さはマイナス。全てを表現しすぎかな。
あと、オチのわかりにくさはマイナス。(実際、解釈が二手に別れてる)
最後の誤植が演出なら、素晴らしいと思う。
水嶋ヒロであることを公表しなければここまで叩かれずにすんだんじゃないかな。
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読みやすいし、つまらなくはない。
テーマ的には本多孝好っぽいかな。本多氏も最近なんだかな〜って感じだが、それ以上に薄味。自分的には売り方のあざとさにハードルを思いっ切り下げてたので、わりと普通に読めた。でも、俳優辞めて執筆に専念までしなくてもいいような、そんなありふれた小説。水嶋ヒロが書いたことが一番のウリだから、ファンクラブの会報に載っけとくくらいでいいんじゃないか。
ポプラ大賞→賞金辞退の経緯も正直?って感じだけど、どうせやるなら、ぱーっと印税寄付とかしてみたら。
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命は、体は、心は、誰のためにあってどんな価値があって、どこにある物なのか。
生きることも死ぬことも否定しない。ただ等しく重さを量りたい、伝えたい。
そのように感じました。ただ伝えたい気持ちが先走っていて、少しうるさいです。死にたい気持ちは生きたいという気持ちなのだということが一番に伝えたかった事なのかもしれない。だが、言葉を尽くして生死を語って来た割に、そこの論理展開が弱く、作者の思考停止がうかがえた。そのため唐突に感じられ、インパクトがない。最終的に落としどころが曖昧模糊としてしまった。
また、登場人物たちの背景や生き方がややテンプレートな感じがするのでもっとこだわってくれたら、感情移入しやすかったと思います。感情移入出来ないまま(私はこういうお涙ちょうだい系は特に感情移入しないように気を張って読む部分があるのですが)読み終えたので、最終的に伝えたいことに感情移入するタイミングを失ってしまいました。
こういうストレートな事をまっすぐ真摯に伝えようとする小説は少ないと思うので、もっともっと書いて才能を磨いていって欲しいと思います。
個人的にはメッセージ重視という点で好きなタイプの小説でしたので、さらにグレードアップした物をいつか読ませて頂きたいです。
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私には最後が感動だった。臓器移植、というテーマだからかな。人間はなぜ生きるのか、死んではいけないと言われているかが、説教じみてなく、自然とすとんと教えてもらった感じ。いい小説でした。
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まだ感想は言っちゃだめなんでしょうか・・・。
新人ですので、これから磨けば更にもっと良い文章になっていくことを期待します。
興味本位で本を手にした人でも読みやすいと思います。
文庫とかみたいに文字ぎゅうぎゅう詰めとかではないので。
ちなみに私の読了時間1時間程度。
ちょっと本を読むことにブランクあった割には余裕でした。
初版で購入された方、232ページに訂正シールがあると思います。
ポプラさんのスタッフ頑張りましたね。
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ちゃんと小説になってるし、そんな批判されるほどじゃないと思う。ネームバリューも考えれば芥川賞とってもいい。少なくとも前に芥川賞とった綿矢りさとか金原ひとみよりはよかった。
これより下らない内容で賞もらってるのなんかいっぱいあるんだし、単に水嶋ヒロだからとれたってもんでもないような気がする。もしそうだったとしてもポプラ社小説大賞ならこの小説で十分じゃない?そもそもそんなに権威ある賞でもないんだし。
映画化しやすそうなお話ですね。水嶋ヒロができそうなキャラもあるし。