紙の本
二番煎じ色がとても濃いが、特許本として読むとまぁまぁかな、発明者への問い合わせは画期的!!
2011/07/07 23:55
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「もしドラ」の2番煎じ風の特許版!「もしドラ」の様なドラマチックな展開がないため、物足らなさがあるのは否めない。堅い特許の話だから仕方がないか、と思ったが、実は経営学なども十分堅い題材だから、やはりストーリーの展開が弱いか・・・?!
特許本という観点からみると、題材も今旬なものであったり、有名人が発明者になっているものだったり、工夫が随所にしこまれている。それぞれの単元に特許におけるエッセンスである発明の定義や新規性、進歩性、意見書・補正書であったり、先願主義、相当の対価などが盛り込まれている。
様々な公報を取り上げ、直接発明者に問い合わせた内容が記載されている。この点は通常の特許本でもなかなかないのではないだろうか。とても良い着想である様に思う。
それだけに、もうひと工夫のストーリーが望まれた!!
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ノベルス形式で書かれた特許制度の入門書。特許法は、「特許」という語に対する見た目の華やかさとは裏腹に、取っ付きにくい手続法である。それを平易に解説するため、ストーリー型のフレームを導入している。
本書では、世にある特許公報や過去の出願を引き合いに、それに即した特許法の要所々々を解説している。実例も、ips細胞や青色発光ダイオード等の有名特許に加えて、所ジョージや孫正義など、著名人の特許も多く取り上げられており、いい感じに読者の興味を惹起する内容になっている。
立場上、曲がりなりにも自分は既修者に属するので、初学者にとって本書を通して特許法がどのように映るかについては、判断し兼ねる。しかし、少なくとも、特許法をかじった人間が、それが実際どのように運用されていて、どんな特許が生まれているのか、といった視点を求めて読む本としては、読みやすさに比して至上だと感じた。
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有名な特許から奇抜な特許までいろいろな公報が紹介されており、公報の中の特許の内容にも興味がひかれる。
初心者に特許制度をレクチャーする機会が多いが、わかりやすく興味を惹かせるかについて、いつも苦労しているので、参考になった。
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初学者にはとても判りやすい良書だと思う。噛み砕かれた解説と面白い特許の数々には、知的意欲が刺激されました。しかも、ただ紹介するだけでなく著者が実際にインタビューをされている点には感心した。ちょっと非現実的な(笑)主人公にもさほど鼻につかず、爽やかな読後感。
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特許の制度から出願権利化や訴訟事例までの流れが分かりやすく書いてあり、ストーリー仕立てなので知的財産初心者の方でも読みやすい一冊。
具体的な訴訟事例を交えるシーンや技術内容に触れる箇所もあるので普段の仕事だけでは得られない内容だったと思う。
トピックの繋がりが少し違和感があるのが笑えた。
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最近流行りの本屋で買うには恥ずかしい表紙の本だが、仕事の関係でとにかく特許の概要が知りたかったので購入。
が、これは大正解。
期待を裏切らず読みやすい。
というか面白い。読み出したら、止まらなくなってしまった。
特許初心者の僕が、最初にこの本に出会えたのはラッキーだと思う。
この著者の他の本も読みたい。復刊しないかな。
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小説形式で特許のことが学べます。実在の特許申請が登場しますが、フィクションのように面白いです。孫さんのゴルフ特訓マシーン、所ジョージと北野武のゴルフクラブ、ドクター中松のウデンワ、小室哲哉のミュージシャン及びダンサーのための電子時計。面白い事例でわかりやすく説明されています。もちろん青色ダイオードやiPS細胞も出てきます。
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特許法について興味はあるが何も知らない人がとっかかりとして読むと良い。
まえがきにも書いてあるように、引用されている条文を引きながら読むとさらにいいと思います。
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特許の仕組みについて、おさらい的に読むことができた。特許事例が、孫正義、菅元総理、大前研一、ホリエモン、ドクター中松などの著名人が出願したものを取り上げ、出願者の権利取得の意図を解き明かす展開にとても興味を覚えた。知らなかった知識としては、外国出願するのに、PCT出願以外にパリ条約ルートなるものがあったことぐらいであった。
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表紙はともかく、内容は
知財初心者にもわかりやすい。
有名人の特許を例に使っているので
取っ掛かりやすく、さらに深く知財に関しても
知りたくなる内容である。
新規性、進歩性だけでなく
出願の流れ(国内優先権、パリルート、PCT)も
わかりやすくまとめられていた。
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特許制度は専門的で一般の人にはどうしてもなじみにくい。
自分は会社で特許業務をしているが、一般の人と話すときにどうしてもうまく分かりやすく伝えられない悩みがあった。
しかし、この本は一般の人でもなじみやすい事例をふんだんにあげられているので、こういう事例を出せばよいんだというよいバイブルになった。
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特許のことがざっくりと知りたくて読んだ。各章で特許の具体例が紹介されて、それに対して知識を深めていくという構成はよい。ただし、著者の皮肉のような意見が要所要所に書いてあるのがいただけない。
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特許権の基礎的な内容(発明とは何か、新規性・進歩性はどのような場合に認められるか、特許を受ける権利を有する者とは誰か、出願書類の記載要件、特許権の効力等々)を、具体的な出願事例を交えた、先生と生徒の会話を通じて学べる本。
特許法を理解する職務上の必要に迫られて、入門書を10冊程度読んだが、これほど読み易い本は、他になかった。会話調にするだけでこれほど分かり易くなり、一つのテーマにつき一つの具体的出願事例を丁寧に紹介するだけでこれほど興味が湧き、表紙と人物紹介部分の計3ページに '00年代初頭テイストのキャラ絵が載っているだけでこれほど読む気が起きるとは、全く予想だにせず、新しい発見であった。他の本とは、知識の定着率が全く違うように感じる。
尚、一部に「もしドラ」と比較している人がいるが、思想を伝えることを目的としているがためにメッセージをストーリー中に暗黙裡に組み込んだ「もしドラ」とは異なり、こちらは知識の伝達を目的としているため、ストーリーは特になく、先生と生徒が順を追ってソクラテス・メソッドで学習を進めていく形であり、両者のスタイルは全くもって異なるので、あしからず。
特許法を学ぶ上で手に取る最初の一冊として、抜群におすすめ。☆5つ。
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有名人が取得した、あるいは有名人でなくともユニークな内容の特許を題材に、発明についてを小説仕立てで解説しているところがわかりやすくて良い。
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色々な特許の事例をもとに特許の概要がわかりやすく理解できる一冊だった。手元に置いておいてもいいかも。