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しめ飾りの意味や作り方、変遷、日本各地の様々なしめ飾りの紹介などが、すごくわかりやすく説明されています。何より、それらの説明に合わせられた絵が良い。
しめかざりの材料にする真夏に刈られる「青刈り」の場面には、青々とした夏の田園風景で、青い稲を抱えるしめかざり作りのおじさんの絵。この絵の構図がまた良い。人物を大きくし過ぎず、田園風景を見えるようにしてるのが良い。
そのおじさんが作業場でしめかざりを綯っている場面では、おじさんが父から作り方を教わり、そして息子に伝えているエピソードが紹介されてるんだけど、作業場には孫がおじいさんを描いたらしき絵が飾られてる。「伝統は父から子へ、そして孫へ受け継がれる」というイメージが想起される。
宮島のしめかざりを紹介する場面の絵の構図もまた素晴らしいんだなぁ。それは皆さん読んで確認してみてください。ともかく、おざなりに絵を模写的に書くのではなく、その場面で伝えたいことが伝わるよう、絵にこだわりが感じられて、だからこそ説得力がある。著者の森須磨子さんは全国津々浦々のしめかざりを調査・研究されているそう。そのしめかざりはの想いが伝わってきます。
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お正月に松山に行ったときに
しめ飾りが違うな~って思っていたんです。
地方によって、色々な思いが込められているんですね。
小さい時から親しんできた、
しめ飾りの意味を初めて知りました。
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なぜお正月にしめかざりを飾るの?どうやって作られているの?など、「しめかざり」のあれこれについて描かれた絵本。ワラの取り入れから綯い方、地域に伝わる面白い形のしめかざりとその意味など大人が読んでも面白い内容です。後半は広島県宮島のちょっと変わったしめかざりが紹介されています。全体を通して、伝統や作る人、飾る人の思いなど「人の心」が大切にされ、温かみが伝わる内容がいいなぁと思いました。お正月に、子供たちに紹介したくなる一冊です。小学校中学年から。読んであげるなら低学年でもよさそう。
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2年生の読み聞かせに持っていきました。
時間:15分強
お正月のしめかざりを説明しています。
しめかざりは年神さまをお迎えするための飾りですよ、というような説明や、
素材の扱い方、しめかざりの作り方、日本全国のしめ飾り、飾るものの解説、などなど。
実際に作っている人へ(毎年1500本も作るそうです!)や、素材を集めてくる人、大きなしめ飾りを作ったり飾ったりする人たちへの取材も行われています。
読むのには15分以上かかりましたが、絵も字も大きく読みやすくわかりやすいので、子供にも分かり易そうで、
また大人からしても「日本全国こんなにあったのか!」「藁の乾かし方も違うのか!」などなど興味深いです。
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しめかざりの意義や種類、生産者の熱い想いが伝わりました。
我が家はしめ飾りを飾る習慣がないですが、想いを込めて飾ってみるのもいいなと思えました。
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お正月に玄関に飾るしめかざりには、新年の願いがこめられている。日本中のしめかざりがならんだよ。いろいろな形があるね。
(『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部より)
「お正月、家々の玄関に飾られた"しめかざり"を、みなさんもきっと見たことがあるでしょう。どんな形だったか、覚えていますか?地域地域でちがうのはもちろん、作り手や飾る場所によってもしめかざりの形はさまざまで、日本全国には鶴や亀、蛇、馬、柄杓や俵など、驚くほどいろいろな形のしめかざりがあります。基本的にワラだけで作られるしめかざりの造形の美しさを見ながら、そこに込められた人々の想いをたどります。」
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8歳7ヶ月の娘
5歳7ヶ月の息子に読み聞かせ
我が家も毎年玄関に飾っていた
しめかざり
でも改めて、その意味や役割、願いに
作り方
なるほどなーと勉強になりました
子どもたちは
あんまりピンときてなかったけれど
これからも
こういう伝統は大切にしていきたいな~