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日本経団連、経済同友会、日本商工会議所など、いわゆる「財界」諸団体の歴史や活動などを概観できる。特に政治献金については多くのページを割き、詳しく説明している。
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田中角栄から政界との癒着が始まったのか。わかりやすい。田中が、革新が多数を握ったら経済界は大変なことになると脅せば旧経団連も金を出さざるをえなかったのだ。
中曽根の最大の成果はJR,NTT、タバコ専売公社の民営化。
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メモ
日本経団連、経済同友会、日本商工会議所などのいわゆる「財界」について。特徴、定義、歴史、政治献金など解り易く解説。自民党との癒着、圧力団体、非正規雇用や法人税減額との引き換えで消費税の値上げ、その他規制緩和への圧力を考えると、我々労働者から見て財界は敵だなと感じました。本の趣旨から外れますが、会社の御用団体でない労働者の意見を代弁する組合は必要だなと感じました。
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分かりやすかった。企業献金問題など、今話題になっている出来事の歴史について知ることが出来たのは良かった。
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経団連、同友会、日商など、日本を動かしてきたパワーエリートの解剖分析。政治献金の歴史、各団体の歴史と特徴、税制・雇用対策・構造改革への関与などについて書かれている。
内容たっぷり、という感じ。いろいろ勉強になりました。
自分が働いている会社や役員が、どの財界と結びつきが強くて、それがどう影響しているのか、なども見えて来て、なるほど、そうだったのか!という感じ。
あと、ボリュームとしては少なかったけど、海外の財界についても言及あり、それも興味深かった。
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本書は、「財界」と一般的によばれている組織についての歴史を詳細に紹介し、その政治献金の実態と変転や、影響力、方針の論争史等々を系統的に明らかにしたものであるが、その内容には、面白みはなく、なにか学校の授業を先頭の席で聞いているような読後感を持った。
本書の「政治献金の裏表」や「国の政策を動かす」では、経団連が政治献金によって国家政策に影響力を行使してきた歴史を詳細に紹介しているが、批判的トーンはあるものの金の力で国家政策を左右してきた歴史を紹介しているにもかかわらず、ちょっと評価と言う点からは物足りないように感じた。筆者は、中日新聞の経済部記者・論説委員を勤めたジャーナリストの経歴をもつとのことだが、新書としては新聞のような客観報道的内容よりももっと深く掘り下げて欲しいと感じた。
1994年の「今井―宮内」論争については、当時も大きく取り上げられた内容だったから、興味深く読めた。ただこれも両論の紹介にとどめている点は物足りないと感じた。
本書は、最後に「2009年の政権交代で政と財の関係も改革を迫られる」と結論付けているが具体的な提案や考察がない。問題提起のみでは、読んでも物足りないと感じた。