紙の本
心の安らぎ
2017/08/26 10:13
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投稿者:あちゃこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
生きていく事に疲れたり、ふと立ち止まりたくなったそんな時、さりげなく寄り添い支えてくれる猫たち。
人々の傍に届けられたブランケットキャットが送る温もりを感じるお話。
紙の本
ブランケット・キャッツ
2017/05/22 17:32
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投稿者:パコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物と猫のやりとりに癒されます。
実際に猫レンタルしてくれる所があったら、利用したい気になりますが、情がうつりますね。
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p.318「『新しい』もやがて自然と、古くなった猫の爪のように、ぽろりと剥がれ落ちるときが来るだろう。」
希望みたいなものを感じられたのは、旅に出た編だけ…。
他は何だか希望よりも現実色が濃くて。
いまの私がそういうのを求めてるんだと思う(笑)。
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猫が主題だけど、どこまでも人間のドラマです。ちょっとほろ苦く、もの悲しいストーリーが多いけど。これは犬では成立しない話ですねぇ。
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借りてから返す、までの話ではないのでこの後どうなったの…!とやきもきしますが、きっとみんないい方向に転がったのだと信じたい。
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二泊三日で借りる 毛布つきの猫
いくらおりこうでも、猫に勤まる仕事かどうか??
数日かかわるだけの猫でも、影響はあるんだね
気持ちの隙間に寄り添ってくれたり、知らん振りしたり
言うことをよく聞く犬もいいけど、
勝手もする、気ままな猫がもっと好き
実家で死んだ猫を思い出す。近くの空き地の隅でうずくまって
一匹で死のうとしていた『トラ』を
2回の出産の後居なくなってしまった『ニャアコ』を
又いつか猫を飼う事があるだろうか……
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きっちり訓練された、賢い猫たちです。
ある時はそっと寄り添い、ある時は光を見つけさせ…。
一話だけ、猫目線の作品が入っていますが、もう、大活躍します!
人と人だと上手く紡げなくなってしまうコミュニケーションも猫がクッションになり柔らかくなっていきます。
どれも、素敵なお話ばかりでした。
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短編集なので、ちょっとした空き時間に読むことができて良いです。
可愛い装丁に惹かれて買いましたが、面白かったです。
猫をレンタルする話なんて!なんて腹が立つような内容ではなく、じつにほのぼのとした、またちょっと考えさせられるような展開で、読み終わればなんだか気持ちが優しくなれそうです。
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2011.02.14
あったかくなるお話でした。
どこが良いって挙げられる訳じゃないけど、読後感がとても良かった。
最後の2つのお話は気づいたら涙が流れてました。
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一言で言うなら、とてもアニマルセラピーな一冊でした。著者:重松 清 氏には毎作、癒されますね。私も動物好き、でも飼えない臆病者の一人です。そんな人には理想的なブランケットキャッツです。可愛く賢い猫たちから沢山学びました。物語では猫と触れ合い自分の気持ちを考え直す、触れ合うことで自分を見直せる、劣等感も痴呆も欺瞞も虚栄も保身も荒みも心の弱さを猫と接することで本来の自分を見つめ人として成長していく。6話とも大変楽しく読ませていただきました。猫には不思議な力があるようですね♪
読後感=命あるもの心あるもの共に皆、大切に生きねばと・・・
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ほんわか、じわーっと心があったかくなる物語が詰まってる。猫たちが良い味出してる。
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2017年8月再度読了。
人生観がちょっと変わったからかな。また違う感想を抱いたし、たくさん泣いた。
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『いま気づいた。ひとりきりと、ひとりぼっちは、似ているようで違う。誰かと一緒にいたいのに一人になってしまうのが、ひとりぼっち』
馴染んだ毛布とともに、2泊3日でレンタルされる「ブランケット・キャット」
様々な状況に直面している人たちの元へと借りられていく猫たち。
たった2泊3日ではあるけれど、猫と触れ合った人たちは
何を感じ、どう変化するのか・・・
やさしい物語。猫好きは必見!?
特に一編だけある、猫目線の物語が面白かったです。
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この話の中ででてくる家庭、登場人物は
作者がこれまでの作品の中で書いてきた境遇の人々。
今回は登場人物が「借り物の猫」に対して
語りかけることで、
もしくは猫を自身や何かに重ね合わせることで、
心境を整理していくお話が多かった。
猫本人(?)が語り手となる話も面白かったが、
やはり猫を借りてくる家族視点の話の方が
感情移入がしやすかった。
「嫌われ者の~」と「我が家の夢の~」は、
執筆時の時代背景がうまく反映されている。
その時代にあった話の設定と、心情の描き方が
やっぱりうまいなあと思う。
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馴染んだ毛布とともにレンタルされる猫たち。
「いま」を生きる人の孤独と猫のしなやかさ。
リストラされた父親が家族にささやかな夢として猫を借りてきた
「我が家の夢のブランケット・キャット」など、直木賞作家が贈る7つの心温まる物語。
asahi.com連載の単行本化。
花粉症のブランケット・キャット/助手席に座るブランケット・キャット/
尻尾のないブランケット・キャット/身代わりのブランケット・キャット/
嫌われ者のブランケット・キャット/旅に出たブランケット・キャット/
我が家の夢のブランケット・キャット
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重松清さんの著書を初めて読んだのですが、ひきこまれてあっという間に読了してしまいました。特に一編キャット目線になるのに「そう来たか」と思わされました。