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未富先老 2016年13.6億人をピークに人口減少
中国がGDPで米国を抜き、china as No.1になる可能性は向こう10年20年といった近未来ではなさそうだ
日本のことは日本自身で考える、それを普段から考えておく
対米従属は、人のせいにする式の考え方
外交の要諦は、貸しと見方を作ること
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とくに
【第三の壁】「国退民進」から「国進民退」への逆行を止められるか
の項について参考にさせていただいた。
ただ、これだけではまだ不十分だな、論文の参考にする一考察とでも申せましょうか。
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【2回更新】
現在読み進めているところです。レビューは随時足していきます。
※以下、高橋が行った下手な要約なので鵜呑みしてはいけません。
▼中国が世界にもたらす影響は"国際関係心理学"的側面が大きい
中国の反日運動等、所謂”抗日”のような活動は、一般的に日本では中国での愛国教育によるものが大きな要因とされていますが、実はそれだけではなく(もちろんんそれもあるけど)、以下のような要因があるようです。
・歴史的な被害者意識と近年生まれた自信
→1900年代の中国的な暗黒期に受けた植民地支配等によって形成された被害者意識と同時に、金融危機からいち早く脱し、欧米諸国に追いついた感があったりとで、”俺ら被害者だけど、なんかすげぇ”みたいなのが、海外との摩擦を生み大規模なデモに発展したりするらしいです。
・中国独特の、KY弾圧(?)文化
→中国にも日本と少し異なりますが、これはタブー というのを強く重んじる文化があるようで、中国がある種の支配的な影響をうけそうになると、”これは許してはいけない”という国民感情が文化的に働くようです。
▼中国が解決しなければならない7つの課題
①元高を避け続けるため、人民元が国際的に通用する通貨になれない
⇒こちら”国際関係心理学”的観点から言うと、
・外資を誘致したい途上国的心理
・元高を許容する≒欧米に屈する
となってしまうらしく、元高を避ける金融政策をし続けてしまうようです。
結果、対外投資効果などが高まらず、国際的な存在感を出すにはまだ遠いようです。
②未だに続く農民への差別
⇒近年になりある程度は解決されつつあるようですが、それでも農村から都市部への移転条件は”その都市部に家があること”。ただ、都市部は今不動産バブルだったり、そもそも土地不足だったりで価格が急騰中でそう簡単にもできないようです。
③国退民進➡国進民退 の逆行
⇒一時期国のカネがなくなったことにより、民営企業を盛り上げるための政策が多かったが、数年の経済成長のおかげで国にカネが集まり、国営企業が勢いを盛り返し、民営企業が苦労するといった構図が再構築されているらしいです。
④続く...
感想はこちらのブログにあります。
http://ameblo.jp/cleversuke/
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入門の私にはわかりやすく感じた。
著者の提言なども多数含まれていたが、それを批判的に論じれるぐらいになりたいな。
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一人っ子政策の反動で、2010年後半から労働人口が減少に転じる中国が、今後も成長を維持するために超えるべき壁について書かれとります。
肥大した国有企業や、未発達な社会保障制度を改善することで、より効率的で安心できる社会を構築し、内需拡大を目指すのが肝要、て内容です。たぶん。
面白かったのが、中国人の国民心理から各種問題にアプローチしていた点。
清朝末期からのアヘン戦争、日清戦争で列強に蹂躙された歴史から、西側世界に対する拭いがたい不信感が今も残っていること、
検閲社会から民主化への移行がなかなか進まないのは、文革、天安門事件の経験から、社会が混乱することに対する恐怖が潜在意識として存在するということ、
今の中国を手っ取り早く理解した気になれる良い本です。オススメ(-_-)b
そして小難しい本読んだせいか知恵熱が。。。 orz
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津上さんの本の帯の「中国が米国を追い抜く日は来ない」というキャッチフレーズに惹かれて買ったのは『中国台頭の終焉』(日経プレミアシリーズ 2013)だったが、新書で、しかも字がいっぱいつまっているせいかちょっと読みづらい。それで読んだのが、そのもとになった本書である。もちろん、本書には尖閣での漁船追突事件はあるが、国有化の問題は出てこない。その意味では、前著の方がタイムリーであるが、本書の方がわかりやすいと思った。実は、津上さんにはサントリー学芸賞をとった『中国台頭』(2003)なる本もあるのだが、それはすでに現段階で絶版になっていた。これは、中国のことを観察していれば避けられないことかもしれない。それだけ中国には不確定要素が多いのである。それはともかく、本書が描くのは、中国が真に超大国になるのに越えなくてはならない七つの壁である。すなわち、経済では人民元問題、都市と農村の二元化の解消、民営企業優位から国営企業優位への歩みは止められるか。(少子)高齢化問題、政治改革、歴史トラウマと漢姦タブーの克服、世界に受け入れられる理念を語れるか、である。このうち、一人っ子政策のために、中国の方が日本より先に高齢化社会が訪れるという推定はショックだった。また、農村は、中国の工業化の犠牲になってきただけに、今後どれだけ格差を縮められるかが大きな問題だ。それは、今度の反日でも、暴れ回ったのが、農村からの出稼ぎ層だとなるとよけい深刻である。ぼくは、さらに、中国が本当の大国になるには「歴史トラウマと漢姦タブーの克服」と最後の「超大国として理念を語れるか」が大きいと思う。日本政府はたびたび中国に謝罪してきた。(それにもかかわらず、中国を挑発する発言が出るのは、日本が民主主義の国家だからだ。)にもかかわらず、中国が謝罪を要求するのは、歴史トラウマとしかいいようがない。(逆に日本でネット右翼のような分子を生んでいるが、その原因の一つはここにもある)イギリスやフランスに対してはどうなのか。アヘン戦争でやられたことはお覚えていないのだろうか。また、日本の側に立って発言すると漢姦呼ばわりするのも、みずからの思考を狭めているとしか言いようがない。本当に超大国になりたいのなら、そういうものを克服しなくてはならないし、超大国としての度量、理念がなくてはならない。本書は決して反中国の本ではない。ぼくは中国に対する愛が満ちあふれていると思った。にもかかわらず、そう反応するとしたら病気はかなり重いといわなくてはならないだろう。
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経済成長著しい中国。
その中国が今後乗り越えなければならない7つの障壁を記した内容。
そのどれもが重く、そして難易度も高い。
やや難解ながらも、中国という国が本当によく分かる本。
ビジネスで中国に携わる方には是非読んで頂きたい良書。
自社・日本としての如何に中国と向かい合っていくのか?
またアメリカとの関係をどうすべきか?本当に考えさせられる。
本書の後半に楽観的な未来と、悲観的な未来とが記されていた。
今のままでは悲観的な未来となりそうであるが、
楽観的な未来の素晴らしさを考えると、
日本にもこちらに向かうための努力をする責任があると感じる。
未来のために。
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少し古い情報。
人民元、都市と農村の二元社会、国の富の所有、政治体制改革、対外協調を売国奴と考える思想、高齢化問題、理念の7つの壁を言っている。
人口ボーナスが終わって、中国の成長は鈍化し、21世紀後半でNO1の座を狙うという考え方。