紙の本
がんばってるのはわかるんだが
2012/01/23 23:27
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:uh312 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この著者の起業ストーリーの本や似た内容のエッセーが氾濫しすぎで食傷気味。
メディアに出て世間の認知を高めるのが仕事なんだろうけど、ちょっと見慣れてきてしまった。
残念…ほかのネタないのかな?
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わくわくしながら読み進めた。これはビジネス書の体裁をとってはいるが、現役ビジネスパーソンだけでなく、将来ビジネスの世界に入っていく、大学生・高校生にこそ読んでもらいたい本。
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20110423読了
知ってる名前がいっぱい出てきて面白かった!今は波に乗り始めてるライフネット生命も、苦労の連続だったんだなぁ。まだまだこれからも色々あるのでしょうが…
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ライフネット生命副社長の岩瀬大輔さんが、当時綴っていたブログを再編纂する形でライフネットの創世記を描く。岩瀬さんの素人にもわかりやすい形で臨場感も感じさせる文章は相変わらず素晴らしい。読み物としてもザクザクいける感じで、現在就職活動中の自分は勇気をもらいがんばろうという気持ちになりました。
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リアルな感じが伝わってくると同時に、言葉だけでは表現できないものすごい努力と苦労が伝わってきて読み応えがありました。
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日本初の業態を立ち上げた岩瀬さんの若さと情熱と実直さが伝わる本。立ち上げの経緯は逐一描写されているわけではないけど、むしろ行間に苦労がしのばれる。
文字通りに受け取るだけだと、簡単かつ順調に聞こえるが、素人ゆえの疑問、着眼点から作り上げた真の顧客視点とそこからぶれない強さ。途中何度もうるっとくる場面があった。
人の採用に関するアプローチと縁の作り方、周囲がなぜか助けたくなるような行動と人格が常日頃からそこにあるのでは。楽しく働ける環境だと想像する。
また、出口さんの物静かだけど落ち着いた態度が会社の屋台骨として自然に機能しているのでは?
自分とは縁遠いと思って興味をもっていない仕事でも、考え方、やり方によっては面白さとやり甲斐を見つけられるのかもと感じた。最後は結局自分次第ということですかね。
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(2011.06.03読了)(2011.05.25借入)
1976年生まれの起業家の起業の計画から立ち上げてある程度企業継続の見通しが見えてきた段階までの手記です。
「TOKYOオリンピック物語」で、何かが変わるのを待っている人が多く、自分から状況を変えて行こうという人が出てこない限り世の中は変わっていかないという話を読んだばかりですが、その後すぐに、自分から状況を変えようという人の話を読むことになるとは思いませんでした。頼もしい限りです。
生命保険は、保険のセールスが加入の可能性のある方に接触を重ねて勧誘して入ってもらうものでした。人件費がかかるので、保険料はその分高くなります。保険のセールスなしで、インターネットから直接申し込んでもらえるなら保険料を安くすることができます。生命保険をネットで売るための会社を設立して立ち上げたのが、この本の著者と出口治明氏です。生命保険会社を立ち上げるには、資金を集めるとともに、政府の認可を受ける必要があります。資金集めに関しては、会社の設立を持ちかけた人が手伝ってくれました。政府の認可を受けるための手続きは、コンサルタント会社に依頼すると、3千万円かかるそうですので、出口さんと岩瀬さんで、コツコツとやったようです。法律で決められていることなので、係りの方から説明を聞きながらやればなんとかなるのでしょうけど、たいしたもんです。コンサルタント会社の方には残念でした。
章立ては以下の通りです。
第1章、はじめてのプレゼンテーション
第2章、審査開始
第3章、人材募集
第4章、免許交付
第5章、苦戦の日々
第6章、タブーに挑戦
第7章、タマを打ち続ける
第8章、新たな飛躍
2004年、ハーバード経営大学院に入学するため渡米。28歳。
投資家、谷屋衛と会ったのは、2006年1月7日。
2006年2月中旬、谷屋さんに、保険業界でのベンチャーを提案される
2006年4月15日、出口治明(1948年生まれ、58歳)を紹介される(起業のパートナー)
出口さんから、営業職員を持たず、インターネットで直接生命保険を顧客に提供する「ネット生保」の提案を受ける
2006年6月、ハーバード経営大学院を卒業
2006年7月4日、出口さんと二人で、生命保険会社の立ち上げプロジェクトを開始
保険会社には、保険数理の専門家が必要である。(28頁)
2006年7月8日、出口から野上憲一(36歳)を口説き落としたと連絡が来た
株主になってくれる予定の投資ファンドに対するプレゼンテーションのためのビジネスプラン作りを開始(8月4日に向けて)
8月4日、「あすかDBJ」へプレゼンテーション実施、出資決定
8月22日、マネックスへのプレゼンテーション
2006年9月、第1号社員入社。元出口の部下だった女性。
10月6日、マネックスの取締役会で、出資決定
金融庁に認可取得の相談を開始。(44頁)
企画会社設立準備開始、『ネットライフ企画株式会社』
会社の設立は、本を読みながら、定款を手作りし、必要書類を確認し公証人役場で、認証手続きをし、認証完了。
10月23日、法務局で登録申請。手続き完了。
金融庁の免許申請のためのコンサルティングの売り込みが来た。3000万円という。
出口は、自分たちでやりからと断った。
免許申請に必要な書類(57頁)
1、定款
2、事業方法書
3、普通保険約款
4、保険料及び責任準備金の算出方法書
最低資本金は10億円と定められているが、100億円が業界の常識、という。
収支見込み、10年以内の黒字を求めている
外資系でも損保でもない独立系の生保に免許が下りた最後は、1934年の日本団体生命
10月12日、金融庁の実務担当者と面談
11月10日、基礎書類の審査開始
(商品概要書、定期保険の約款、数理の概要書、保険料比較表)
11月27日、医療保険の商品概要書、事業方法書、事務フロー、等
12月11日、数理官と面談
100億を用意するための追加株主の候補リスト、リクルート、三井物産、セブン&アイ、新生銀行
2007年1月、ホームページ製作開始
2007年3月、増資のめどが立った。人材募集開始。
2007年12月初旬、事前審査終了。予備審査開始。資本金80億円。
2008年3月19日、予備免許が下りた。
2008年5月16日、記者会見。5月18日(日)、午前5時開業
2008年9月末、山手線車内大型広告実施、申込2割増し
2008年11月21日、生命保険の原価開示
2009年5月18日、申込件数が1万件を超えた
2009年10月17日、『生命保険のカラクリ』文春新書、刊行
2009年末、従業員60名。保有契約1万7962件
2010年2月26日、「働く人への保険」発売
病気やケガで長期療養が必要となった時の「働けなくなるリスク」に備えるための保険
(日本の生命保険会社として個人向けに発売されたのは初めての保険)
2010年12月末、保有契約5万1356件に
●人で決まる(15頁)
「これまで100社近いベンチャーに出資してきて、分かったことは、『ベンチャーの成否は人で決まる』ということ。経営者はさほど魅力的でないが、ビジネスモデルや技術が面白いと思って出資した会社は、すべてうまくいかなかった。他方で、創業時のビジネスプランはいまいちだけど経営している人がユニークで面白いと思った会社は、何とか軌道修正して、うまくいった。」(谷屋さん)
●ビジネスプランのためのヒント(33頁)
売れるか売れないか、という議論は意味がない。どういう属性の人たちなら買ってくれるか。そして、そのような人は、どれくらいの人数いるのか。どうやったらアクセスできるのか。
●保健課長の話(49頁)
「金融庁では消費者から最もクレームが多いのが保険業界です。金融庁としてもいろいろな取り組みをしているが、保険会社各社には『入口』での顧客への説明を十分に行うことと、『出口』の支払査定はきちんとやってほしいと思います」
●起業家の心得(アントレプレナーシップ)(75頁)
「現在、コントロール下にある経営資源にとらわれることなく、事業機会を執拗に追求していくこと」
自分が持っている資金や技術、知っている人材などに一切縛られることなく、「世の中に何が必要か?」ということだけを、ひたすら考え抜き、行動する。そうすれば、人も物も金も、必ずついてくる、ということである。
●採用とは(95頁)
採用というのは、「誰をバスに乗せるか」ということにほかならない。Aクラスの人材は、Aクラスの人材と働きたがり、連れてくる。これに対して、Bクラスの人材は、Cクラスの人材と働きたがる。だから企業は、Aクラスの人材を雇うように努めるべきである。
●よいアイデアは(111頁)
よいアイデアというものは、考えに考え、頭が擦り切れるまで考えないと出てこないし、それを仲間と共に侃々諤々の議論をしている中で、初めて出てくる
●一位がすべて(199頁)
「ネットビジネスでは、ウィナー・テイクス・オール。1位か2位の差は決定的に大きい。今までわれわれに来ていた顧客が、一斉に向こうに流れてしまう可能性すらある」
(競合のSBIアクサ生命が保険料の値下げを発表)
☆関連図書(既読)
「NASAより宇宙に近い町工場」植松努著、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2009.11.05
「日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方」山本敏行著、ソフトバンククリエイティブ、2010.12.02
(2011年6月7日・記)
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6/11
【前】どうやってライフネット生命を立ち上げたのか。それに関しての思考、行動を参考にする。
【後】立ち上げから、軌道に乗るまでの苦労を知れた。特に、顧客をとることの難しさ。広告がうまくハマるかどうか。
週間ダイヤモンドなどからYahooトピックヘッドラインでも騒がれ始める。外部の力はすごい。
やはり電話のやりとりで疑問を解消するコンタクトポイントは強い。コンタクトセンターのサービスレベルを高めて、東洋経済のコールセンター覆面調査でも最高評価を獲得した。
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これは5つ星評価。私は業界の人間なので5つ星を付けましたが、保険に限らず商売のヒントが隠された一冊です。
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TVとか雑誌のスマートなイメージよりも、たぶん実体に近い。創業期の紆余曲折を伺い知れる。
気になる会社です・・
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再読に値する一冊。いろいろな読み方ができる一粒で何度もおいしい本である。「会社の作り方」「ゲリラマーケティング」「保険業界への提言」それぞれを知りたい人に薦めたい。
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自慢話も多々っと思いながら読んでいた本書、しかしよくぞここまで会社立ち上げの秘話を書いているものだととても感心してしまいました。規制業種のなかでのベンチャー立ち上げ、それでもかつてはもっと厳しい設立審査だったという生保事業。文面とても平易、読みやすいいい書だと思います。
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読む前から「この本は絶対に面白い!」と
「ビビっ!!」とくる本に年に数冊出会うことがあります。
そんな1冊に今年も出会いました。
そして、予想通り文句なしの★5つ本でした。
東大→司法試験合格→BCG→→
ハーバードで日本人4人目のベイカー・スカラーと
エリート中のエリート街道を進んでいる著者が、
ハーバード卒業後に仲間と起業したネット生保誕生物語。
少し驚きだったのが、
ライフネット生命が最初から決してうまくいった訳ではなく、
もがき苦しみながら試行錯誤を続け、できることをやって、
今の姿にまで発展させたということ。
著者の熱い気持ちが伝わってきて、
読み人に勇気を与える本だと思います。
是非、読んで欲しい今年イチオシの一冊です。
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ライフネット生命副社長、岩瀬さんの本。創業初期から今に至るまでの回顧録です。
規制の厳しい生保業界で、新会社を立ち上げるまでの苦労(100億の出資が必要)はもちろん、当時革命的存在であったネット生保を世の中の人に認知してもらい、受け入れてもらうまでの苦労も計り知れない。
高い志と強いこだわり、創業記としても非常に楽しく読めますし、業界が変革して行く様子を読み取れるのも面白い。
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保険会社 アクチュアリー 保険数理の専門家 日本に1000人
ハーバードMBA ベーカースカラー 成績優秀者 名和高司 岩瀬大輔