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投資を始めようとする時に、読んでおくべき1冊。
アクティブ運用よりも、パッシブ運用が重要。
特に、インデックス運用がよい。
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インデックス投資といえばこの本と言われる位の著書です。
前の本は投資イベントで他の人に読んでもらうために進呈してしまったので、比較が出来ないのですが、章立てなど結構変わったでしょうか? 非常に読みやすいですが、全く株式のコトを知らない人が読むと少し難しいかもしれません。
主な内容をさらっと。
・アクティブファンドが市場平均に勝つことは難しいこと
・株式市場はミスをした者から落ちていく「敗者のゲーム」であること
・タイミング売買は「市場の上げ」のタイミングの逃してしまう
・アクティブファンドは長期的には平均へ回帰する
・分散投資で市場リスク以外のリスクを軽減可
・運用基本方針が大事
・投資配分は年齢と共に変えるようなものでもない
・市場リスクを取ってインフレリスクに対抗
・貯蓄して、貯蓄したものを投資すること
個人的には、P176の記述が気になりました。
バーナード・マドフの運用するヘッジファンドの巨大な詐欺事件が発覚とのこと。彼は年率10%のリターンを売りにしていたということと、P177の、「10%の利回りは投資家をひきつけるには十分だが、疑問なしとしない。」等の記述から、海外のリターンも10%超えはちょっと高いと感じるようだ。「海外のリターンは15%当然」と言うセミナーも聞いたが、その商品の良し悪しは置いといて、「海外では普通」というのはオーバートークのように思える。
インデックス投資をしようと思う方は是非読んでみて下さい。で、他のアクティブ投資についても合わせて考えてみて下さい。インデックスだろうがアクティブだろうが、運用方針を決めるのに数年かけてもおかしくないです。
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本の名前は何度も聞いたことがあり、最新版をまず読んでみたが、たいへん素晴らしい本だった。第5版ということで、金融危機後の資産運用について語られている。投資に関して、どう投資するかと言ったテクニックではなく、長い人生の中で資産の運用とはどうあるべきか、そして時々刻々と変わる世界の流れの中でどうやって資産を築いて行く、というよりかは維持していくか、ということについてたいへん説得力のある文章で語られている。
第5版だけでなく、初版から全部読むべきと思った。
推薦図書がいくつかリストアップされていたが、その殆どは日本語には訳されていないものばかり。また、人生を通じた資産運用の観点でも、アメリカの税制や年金の仕組みが基本として書かれてあるが、充分読み応えがある。
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投資未経験で、仕組みすらわかっていない人間が読んでも意味があるのだろうか?と思いつつ読んだら、とても良かった。私たちはプロには勝てないし、市場に勝とうとしてはいけない。目的を見失ってはいけない。もうちょっと勉強してから再読したいな。読み応えあり。
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投資とはどのようなものか。また、どのように投資を行うべきかについて述べられている。「投資は自己責任」という事を改めて確認。これを読むとインデックス・ファンドにしか投資できなくなりそう。
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初心者なので、ついうっかり100%信用してしまった。特に個人投資家にとっての課題は勉強になった。これから投資をする上でバイブルになりそうだ。
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インデックス投資のバイブル書ともいえる有名な本。
現在の投資は市場参加プレイヤーの誰かが負けることで勝負が決まる「敗者のゲーム」になってしまっている。
その中で市場平均に勝つということは非常に難しく、個人投資家は「大きく負けない投資」を目指すべきで、それこそが投資に勝つ有効な方法といえる。
実際、市場平均よりも上を目指すアクティブファンドの大半は、市場平均そのものを目指すインデックスファンドに負けているという事実。要は手数料や税金などのコストは投資において非常に重要な要素である。そのため各種手数料が低廉なインデックスファンドは投資において有効なツールであるといえる。
投資観、リスク受容の範囲、インデックス投資、分散投資、ドルコスト平均法(積み立て)など、日本でも広がる「コツコツ投資」のエッセンスがここにある。
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テニスには2種類のゲームがある。
①プロ及び天才的アマチュアのゲーム
②その他大多数のゲーム
①②共に、同じ道具・服装・ルール・得点計算方法、そして同じ作法と慣習に従うが、精神的・統計的分析の結果、
①は得点を勝ち取るのに対し、アマはミスによって得点を失う。
この事を、投資にあてはめると個人投資家が目指すべき行為は明確になります。
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High者。自らを俯瞰できる人。投資しないことも選択の1つだ! show者。初めから勝負などしていない興行者。
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株取引において、負けるパターンと考え方を解説した本。バフェットの本と言ってることはそれほど変わらない。ランダムウォーカーを読んだ後ならわざわざ読むことはないと思う。復習のためなら○
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投資は長期的な視点が大切。プロががんばっている世界では素人はそうそう勝てない。最近の株高につられそうになるが、冷静にね。そんな風に自分を覚ますためにはよかったなぁ。
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第一段階
自分の長期運用目的の確認と達成のための資産配分の策定
第二段階
株式ポートフォリオの構成の決定
第三段階
アクティブ対パッシブ比率の決定
※パッシブがオススメ
第四段階
個別ファンドの選択
※ここに時間かけすぎ
第五段階
アクティブな運用
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◆2008年の金融危機後の出版だったけど、内容はまったくブレがなく、徹頭徹尾いつものエリスでした。
◆エリスの主張を勝手にまとめると。
・投資を始める前に運用方針を紙に書いてまとめる。
・まず貯蓄する事。→余裕資金を作る。※借金禁止
・自分のリスク許容度を確認し、そのリスク内で投資を行う。 ※リスク許容度は金融危機の暴落を基準に考える。
・支出額を基にリターン(=リスク)を決めてはいけない。 ※リターン額内で生活する事。
・インデックスファンドでポートフォリオを作る
・ポートフォリオは株100% (若くても、年取っても、とにかく株100%) ←エリス攻撃的だよねー。
・年に一度、チェックする(記録をとる)※記憶は曖昧、記録は大事。
・インフレには気をつけろ ←米国っぽい。日本はデフレ長いからなー。
◆エリスは、先に必要な支出を決め、それに見合うリターンを求める(=リスクを取る)事を戒めている。
・どれほどの運用収入が必要かといった議論は、運用方針からは除外すべきである。
・支出は運用成果(リターン)によってのみ支配される。
・市場があなたの期待通りのリターンを出してくれるなどと言う事がある訳がない。
◆エリス名言集。かっこいい。
・機関投資家の大多数が市場平均より高い成果を上げられる、と言う前提は正しくない。なぜなら機関投資家そのものが市場なのだから、自分自身に打ち勝つ事はできないのだ。
・数多くの同業者がしのぎを削る機関投資家の世界で、資産運用は「勝者を目指すゲーム」とはならない。プロの資産運用は「敗者にならない事を目指すゲーム」へと変質した。
・「勝者のゲームで」では、勝者のウィニングショットにより勝負が決まるが、「敗者のゲーム」では敗者のミスによって勝負が決まる。
・過去109年間でベストの10日を逃しただけで、利益の3分の2を失う。投資家は「稲妻が輝く瞬間」に市場に居合わせなければならない。(しかしそれは無理→)相場のタイミングに掛ける投資は間違っており、決して考えてはならない。
・毎日の「天気」と「気候」は別物である。「天気」は短期的な現象、「気候」は長期的な現象を指す。気候の良い場所に住みたいと思った場合、先週の天気だけを参考にしても無意味である。同様に長期投資を行う際、一時的なマーケットの上下に振り回されてはならないのである。日々のマーケットの動向は「気候」にとっての「天気」と同様、それほど重要ではない。
・人間は感情的な動物である。より働けば、それだけ多くの成果が得られてしかるべきだとも思っている。まったく非合理な生き物なのである。
・株はあなたに持たれている事をしらない。
◆その他、面白いと思った事。
・米国でもインデックスファンドの割合は全投信中の5%。残りの95%はアクティブファンド(2007年末時点)。←意外とインデックファンド少ない。
・もし相場が低いかどうか自身を持てない時はには、ドルコスト平均法という、一定金額を一定期間をおいて投資する手法をとればよい。←エリスはドルコストに肯定的なのか。ふむふむ。
・リスク許容度とは、通常の市場環境とか、長期的な観点から議論されるべきではない。リスク許容度とは、市場の極端な暴落期において、どこまで耐えられるかというものでなければならない。←世界金融危機の後だけに、重い言葉。
・人々が実際以上に不安がるのは、次の4つのケースである。その結果が大規模である場合、人間のコントロールを超えている場合、未知である場合、突然起こる場合。←最近、巷を騒がせている原発なんかが正にこのケース。
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実際的な手法と心得の両方が載っており,どちらもためになる稀な本だと思います。
株式をものすごく押していたり,インフレの罠について説いていたりしますが,ずっとゼロ金利な日本では役に立たず。
ただし,こういう考えがあるということを知っておくのは重要だと感じます。
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投資は地味なゲームで、その勝敗を決するのは敗者のミスによる、との観点からパッシブ投資を勧めるインデックス派の教典。
橘玲"臆病者のための株入門"や、藤沢数希"投資のプロはなぜサルに負けるのか"で示される考え方の源流です。
同じくパッシブ運用の教典である、マルキール"ウォール街のランダムウォーカー"よりあっさりと読めます。
本文より。
○投資は娯楽ではない。責任である。投資は本来「エキサイティング」なものでもない。むしろそれは原油の精製やクッキー、ICなどの製造工程のように、じっくりと腰を据えて取り組むべき作業である。投資がエキサイティングになってきたら、何かが変だと思う必要がある。ほとんどの投資家にとって、生還できることが成功の秘訣と言えるだろう。
○どのような投資家にも得意分野があり、また「冷静でいられる投資範囲」がある。この両者が交わる範囲でポジションを取るべきである。何が起きても、「冷静でいられる範囲」を逸脱してはならない。感情的になっては投資での成功はありえないからだ。