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たかがよくある市販の合格指南書に「出会い」とは大げさに聞こえるかも知れませんが、過去10年受け続けて結果を出せなかった自分が今回に限って結果を出せたのには、この本との「出会い」が全てだったと考えています(そういった意味では感謝の順番では、実は一番目なのかも知れません)。技術職という仕事上の必然もあって、過去に建築士ほかの資格試験はあらかた取ってきた経験(決して自慢ではありません)はありました。それでも技術士だけは取れずにいたのは、一つには勉強方法がさっぱり分からない(他の資格試験は大体は、「過去問猛勉強+粘り!?」で何とかなってしまっていたので)ので、勉強計画も立てられない→準備不足というか何もできずに試験日当日→発表を待つまでもなく敗北(仮に受かっていても宝くじが当たったような感覚でしょう)のパターンを10年続けてしまっていました。この試験に限って言えば、こんなパターンの方が多いのではと思います。それでも確率(合格率10%台としても10年間)から受け続けていれば何とかなるという(私もその一人でしたが)ことで、受け続けるだけになっていましたが、折しも10年目ではありましたが、この本と出会ってなければこの先も何年も下手をすると一生試験を受け続けて終わっていたかも知れません。
前段が長くなりましたが、何気なくアマゾンでこの本を買ってみたのが去年の正月休みで、去年の2月から始めた勉強でしたから、8月の筆記試験まで約半年の勉強で結実できたのも、この本の指南のおかげです。中身は読んでいただければ分かりますが題名の通り、勉強方法のツボが丁寧で分かり易く解説されていて、過去10年間とは全く違うアプローチで勉強することが出来ました。大きくは「技術ノートの作成」と「音読とリスニング」なのですが、自分なりにアレンジはしましたが、やるべきことは全てこの本に書かれていたという感じです。(何だか宗教本を勧めるような怪しい紹介になってきていますので)当たり前ですが、勉強方法のツボが解説されているのであって、この本を読めば合格!みたいな怪しい指南書ではありません。実際に今年度は勉強方法が分かったという反面、今までにないほど(もう隙間時間という隙間がないほど!)勉強したのも事実です。本気で技術士を取りたいけど結果が出ない!という方には一読をお勧めいたします。