紙の本
青春小説
2017/06/13 22:13
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
水泳部の青春小説。
こういった話はけっこう好きなので楽しめた。
ダメダメ水泳部ははたしてどうなってしまうのか!?
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エースを失ったダメダメ水泳部の再建の話。青春小説特有の爽やかさ、スピード感、熱さがちゃんとありつつ、いくつかの重いテーマもきちんと消化している作品。
青春小説読みたくて手に取るならオススメです。
ただ、若干話がトントンすぎるのと、最後の結果は評価が分かれるところだと思います。
個人的には最後の最後でちょっと肩透かしを食らった印象でしたが、この物語の終着点としては間違ってないようにも思えるし…。
もっとたくさんの人に手にとってもらいたい作品です。
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スポーツを扱った同系統の小説は多数あるが、本作品にはいくつかの独自性があり新鮮であった。それは社会の中の「マイノリティーの問題」を扱っているからだが、水泳競技シーンのクライマックスは、拍子抜けではなく上記の問題を作者が真摯に考えているからこその当然の帰結であると思う。エンターテインメント性がありながら色々考えさせられる良い作品である。
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好きな青春スポーツ小説。終わり方がちょっとひっかがるが、サクサクと読めた。
2011.5.16
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中学生の水泳部。多数の部員が辞めた後に、部の立て直しに奮闘する青春物語。
若者が奮闘する物語は、私を元気にさせてくれるので大好きです。
好きだった人の死、性同一性障害、イジメ などの問題を乗り越えていきます。学校裏サイトなど現代のインフラも登場します。
ものすごい美人の女子中学生が性同一性障害で悩んでいる。で、男子として水泳大会に出場します。どんな格好のなのか、気になりますよね。
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2010年にポプラ社小説大賞特別賞を受賞ということで、これがデビュー作なのかな。面白かったです。中学校の水泳部が舞台ということで、季節的にも今読むのにぴったり。みんなそれぞれの思いがあって、その変化にうんうんと応援してしまう。終盤思わず涙ぐんでしまった。
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自分のことしか興味なかった龍一が、幼馴染のタケルが死んだことで、水泳部を引き継ぐことになる。後輩に信頼のあつかったタケルがいなくなったことで、続々部員が退部していくなか、水泳はできないけど個性豊かなメンバーが残る。どうしても水泳部を存続するために、クラスメイトで他の女子とは一線をひく雪村を勧誘する。彼女は実は性同一性障害だった。
泳げないメンバーは龍一、花村の指導を受けて、見違えるほどタイムが上がっていく。水泳部の未来をかけて、大会に挑むことになる。
とにかく面白い。登場人物の性格や設定、水泳の疾走感、性同一性障害を抱えて悩む花村、それを見守る水泳部のみんな。物語が進むに従って、引き込まれていった。
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青春部活小説かと思ったら、それだけではない手ごたえのある話だった。
優れたスイマーであり後輩の指導にたけた主将タケルの不慮の死の後、部員の数は激減し水泳部の存続が危うくなる。
それぞれの理由でやめなかったダメダメな部員を率いて、主人公龍一は大会で優勝にこぎつけられるのか?
それだけではなく個性豊かな部員それぞれが抱える問題や水泳部部活を通しての成長を描いていて、明るいけれど読み応えがあった。
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表紙とタイトルだけを見て爽やかなイメージで読んだら
テーマが重い。まさに悩める少年少女たちという感じでした。
ただ結果がすっきしない。ある意味では「解決」なんでしょうけど。
せめて最後くらいハッピーに終わりましょうよ。
救いようがないみたいで読んでいて辛かったです。
やはり私には青春小説は向いていないようです。
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自分のことしか考えられなかった主人公が、なりゆきで、超個性的で、能力もバラバラな部員をまとめるはめに。そのうちに、他の部員のことも考えられるようになり、部員も成長していく…
ありがちな筋なのですが、久々にすっきりとしたお話に出会いました。キーパーソンの性同一性障害の少女だけでなく、周りの部員達もそれぞれ抱えているものがあり、それがきちんと最後には納得できるかたちで語られる。
うまく話が進みすぎやろ!と思う人もいるかもですが、YAには、人を信じられる話を私は求めているので、大好きな本になりました。
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同好会から、水泳部と昇格するために頑張ってきた主将「タケル」の交通事故死によって、水泳部の存続が、危ぶまれることに。
タケルの幼馴染、龍一は、ただ、自分が都大会、その先の全国大会に出たいがために、水泳部を存続しようと、最初は考えた。でも、どんどん部員が辞めていく中、残った部員は、とても水泳をしそうにない個性派揃いのメンバーだった。
メンバーが足りないので、部員集めからの活動。部として認めたくない、同好会に降格させたい顧問の柳田先生。そういったいろんなしがらみの中で、自分が忘れていたもの、全く見落としてきてしまったものに最後、気付かせてくれた、仲間。
周りに、絶対認めてもらえなかった雪村を受け入れた水泳部のメンバー。本当の自分を唯一出せる居場所を見つけた雪村。
これは、中盤まで、ほとんど水泳をしない水泳部の話である。そういう世界もあるんだ、とか、ボケ、突っ込み満載だけれど、最後は、涙流しながら、爆笑してしまう部分もあり。
龍一とその母とのやりとりは、電車の中で読んでいて、思わず声に出して笑いそうになったくらい。この夏一番のお勧めの本でした!
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廃部の危機にある水泳部を立て直していく青春小説。
エースだが自分が泳げればいい、という考えだった龍一が成長していく。性同一性障害や友達の死など、抱えている問題はヘビーだけど、軽やかな文体でさくさく読める。
部活っていいなーと改めて思う。
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■高校の水泳部を舞台にした青春?小説なんだけど、読後感がとても爽やかで「あー、読んでよかった」ってつぶやいてしまうような作品。
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水泳部を存続させるためには
リレーで優勝しなければならない・・
とある部員の死後、存続が危うくなった水泳部が舞台。
友人の死を乗り越えられない敦子。
性同一性障害で悩む女生徒や
様々な問題を抱えている生徒たち。
水泳がダメダメな後輩たちの成長・・
三浦しおんさんの「風がつよく吹いている」と似ているかな。
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主将を亡くし、廃部を迫られた水泳部の奮闘を描く青春物語。
全体に漂う漫画的な軽いノリは気になるけど、見せ所をよく心得ていて、ここぞという時に盛り上げてくれる。
ドラァグクイーンのシャールさんも、なかなかいい味を出していて◎
余談。表紙のスーツ水着を着ているのが雪村だとしたら、はて扉絵の少女は一体誰だ?
「俺は、お前の“バトン”をちゃんと運べているだろうか。
歯痒くて煙たくて、自分とは気が合わない奴だと思っていたよ。
でも、そんなふうに思える相手って、実はお前しかいなかった。今ならもっと、違う話ができたろうに。そう考えると残念だ。
だから戻ってこい。
お前が始めた水泳部だ。」