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紙の本
秀忠こそ、徳川家繁栄の功労者
2011/06/07 07:36
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆうどう - この投稿者のレビュー一覧を見る
徳川秀忠は、忍耐強く律儀に父・家康の意向に従ったために二代将軍としての地位を保つことができたというのが一般的な評価だ。その通りであろうが、家康亡き後、厳格に幕府の掟を適用し、それに違反した者は容赦なく処分し、徳川家支配の体制を盤石なものに仕上げていった。その意味で、秀忠こそ徳川幕府の基礎を築き、260年に及ぶ支配を可能にした功労者と言えるであろう。そんな秀忠の行跡を数多くのエピソードを交えて紹介した評伝である。
秀忠の律儀で厳格な性格は、乳母(養育係)の大婆局(おおばのつぼね)の影響によるところも大きかったようだ。彼女は賢く慈悲深く、しかも懐の深い女性だった。それでいて厳しさも兼ね備えていた。臨終の際、配流されていた自分の息子を許してはいけないと、秀忠にきっぱりと言っている。天下の大法を曲げてはいけない、というわけだ。そんなしっかりした女性に育てられたおかげで、二代目としての器量を涵養することができたのだろう。
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