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どんな困ったさんも根はいい子なんだと思え、気持ちが温かくなる本。子どもだけではなく、大人にも手渡したい一冊。なお、このシリーズは、アメリカで60年以上読み継がれている。
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親がほとほと手を焼いて困り果てている子どもたちを、ウイッグルおばさんのいる農場へ預けると、あ~ら不思議動物やおばさんと触れ合ううちに、子どもたちは素直でよく働くいい子に変わっていきます。 それが例え子どもであろうとも、人というものはそんなに簡単に変われない!と大人である私は突っ込みを入れたくなってしまいましたが、三話の「分解好きのジェフィー」と四話の「こわがりやのフィービー」はなかなかよく出来ているかも、と思いました。
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子供が大好きなピッグル・ウィッグルおばさん。
子供達のどんなヘンテコな癖も直しちゃう。
嘘つきだったり、動物の世話を忘れちゃったり、機械をみーんな分解しちゃったり・・・
こんなおばさんに会って見たいなぁ
幼児~
自分:小低~
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嘘つき、忘れん坊、分解好き、怖がり、探し物下手・・・大人もお手上げの子供たちがピッグル・ウィッグルおばさんの農場で暮らすと不思議なことに自然と癖が直ってしまいます。しかもみんなおばさんのことが大好きになり、笑顔になるのです。「困った子供たちがおばさんに出会うことで良い子になる」というお話は『マチルダばあやといたずらきょうだい』に似ているなぁと思って読みましたが、このお話はちょっと違いました。大人から見たら手に負えない子どもたちの癖のですが、主人公の視点で読んでいくと、子供自身が自覚がないものが多く(実は親の甘やかしだったり)子どもってこんなものだよねと思ってきます(「こわがりやフィービー」は私のことかも!とドキッとしました)そしてこの本の魅力はなんといってもピッグル・ウィッグルおばさん。彼女はとても優しく温かい人。自然に子どもと接しながら、その子自身が進んで癖を直してしまう(ように仕向けている?かわからないくらい自然に)。最後の「さがしものの下手なモートン」では初めておばさん怒りますが、その後のモートンの行動を見て素直に謝ります。この最後のお話は少しじんとしました。こういうおばさんの「子どもたちと対等に向き合う姿勢」が子どもたちを成長させるのだと思いました。子どもたちの言動や行動にすぐに怒ったり待てないでいる大人ですが、おばさんに子育てのヒントをもらえるかもしれません。もちろん子どもにとってはそんな内容の本ではないので、おかしな癖のある子どもたちを可笑しがりながら(時には自分と重ねてドキッとしながら)楽しんでほしいと思います。動物たちもとても可愛くユーモラスですし、センダックの絵がまた味があっていいです!大人が読むと奥様方や旦那さんの描写にクスッとするかもしれません。
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姪に本を買ってあげようかと岩波少年文庫の棚を物色していたら、ピッグル・ウィッグルおばさんを発見。昔、大好きだったおばさんの話が、アメリカでシリーズものだったなんて!私が小学生の頃読んでいた本は、現在絶版で、今回の本はシリーズから何話か抜粋して収録したもののよう。私が昔読んでいた話はもうちょっと魔法っぽかったけれど、今回の話は農場が舞台で、もうちょっと現実的でちょっとお説教っぽいかも。でも、久々におばさんに出会えて幸せ!挿絵は「かいじゅうたちのいるところ」のモーリス・センダック。言われてみれば?収録されていないほかの話も読んでみたい。アマゾンで英語版を手に入れようかなあ。
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私がこの本に出会ったのは、かれこれ10年くらい
前です。確かカナダから帰ってきた直後の職ナシ
時代だったと思います。その時はまさか自分で
訳すことになるとは夢にも思っていませんでした
が、何事も無駄にならぬもので、今日、日本での
刊行を迎えることができました。
お話は、ピッグル・ウィッグルおばさんを通して
5人の子どもたちが登場する、全5話、1話完結の
物語です。
小学校中学年以上が対象ですが、できればお父さ
んやお母さんが、寝る前などに子どもに読んでや
ることをおススメします。きっと面白おかしく
且つ温かい気持ちになって、就寝できますよ。
挿絵は、モーリス・センダックです。
センダックの作品(挿絵を含む)を使用すること
は、業界的にかなり難しいことで有名なのですが
岩波書店の皆様のお力添えで、無事、日本版にも
載せることができました。
心より感謝申し上げます。
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嘘をついたり、何でも分解しちゃったりで親を困らせている子どもたちが、ピッグル・ウィッグルおばさんと暮らすお話。
もっとお説教っぽいのかと思いきや、ピッグル・ウィッグルおばさんがすごく温かくて、読んでいて気持ちよかった。こんなにうまく良い子になるかはわからないけど(笑)
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注目している小宮由さんの訳ということで手に取ってみました。
作品自体は1954年のものなんですね。
おばさんがとても温かい人でお説教臭くないところがいいですね。
ただ、今まで訳されなかったということは、児童書としてちょっと弱いのかもしれないなあ。
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ピッグル・ウィッグルおばさんのもとで動物たちと一緒に暮らせばみんな笑顔になっちゃう!という楽しい作品である。
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いわゆる“良い子”とは言えない子どもたちが農場でのふれあいの中で、決して型にはまるのではなく個性を発揮して元気を取り戻していく物語。「みんな違ってみんな良い」の精神を感じられる。
話の導入部の親同士の会話も楽しい。