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11/05/23。『話を聞かない医師』は、五万といる。ややおいらは諦めている。どちらかと言えば『思いが言えない』患者をどうするか。対等だとは言わないが、医師と患者との良好なコミュニケーションを築くにはどうすれば良いのか。この本に少しでも参考になるところがあれば良いとの思いで衝動買い。
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臨床と医学教育の現場に長くたずさわられた著者が、医療現場でトラブルの主要な原因となる「患者と医師のコミュニケーション不全」に焦点をあて、具体的な事例を元に、その原因と改善方法について著している一冊です。
本書は医師・患者のそれぞれの視点で、医療に詳しくない人にもわかりやすい言葉で、具体的な事例をもとに著されており、純粋に、より良い医療を実現することを目的としてものだと思います。
もちろん、上記の本来の目的にもかなった一冊ではあるのですが、扱う題材が誰にでも身近な「病院での診療」であるため、「医療以外の分野でも(例えばビジネスや普段の生活でも)発生しやすいコミュニケーション不全」の具体事例集としても、とても興味深い内容です。
我々はお互いが持っている、「世界が違う」「文化が違う」「ものの考え方が違う」「価値基準が違う」「情報量が違う」「情報の質が違う」「目標や目的が違う」相手にも、正しく伝えなければならない場面に遭遇することは珍しいことではないと思います。
そのような場面で、「気をつけなければならないこと」に我々は無意識の内に対応しようとし、あるいは意識して対応した場合でも、やはり「正確に伝えられなかった」という経験は誰にでもあると思います。
その典型的な事例がわかりやすい形で、医療現場、つまり本書の中に詰まっていると感じました。自分の専門分野・経験からは気が付きにくい「コミュニケーション不全の原因と対処法」について、いくつかのヒントを提供してくれる良書だと感じます。
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是非、病気にかかる前に読んだ方が良い本。
大病患ったがある方はこの本を読んだ後
『あるある・・・』
と言っていた。
医師の感覚を知る意味でも僕らも読むべき本かな。。。
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誰をターゲットにしたかをわかりにくい題のような気がした。全体的には、医学部生や医師が読むべき内容が多いが、患者さんが読んでも医師の視点を何となく理解できかもしれない。特別なことは書かれていないが、こういうことを書籍化しなければいけない背景を考えると暗澹たる気持ちになる。
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医者と患者のコミュニケーションが失敗する要因は色々あるから、なんでも医者まかせにするのではなく、患者も事実として把握していることは、医者に伝えるべきなのかな、とか思った。
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[ 内容 ]
病院での受診の際、症状や心配していることをうまく伝えられず、受けた治療に不満を感じた経験を持つ人は多いのではないだろうか。
こういう場合医師の側も、患者の期待に応えられなかったことに忸怩たる思いを抱くことになる。
医療現場でのトラブルは実は患者と医師のコミュニケーション不全に起因するものが多い。
言い換えれば患者と医師の会話がうまくいっていれば、防げる問題も多い。
受診するとき心配事を上手に伝えるにはどうしたらよいか、医師は患者の思いをどうやって汲み取ったらよいか、臨床と医学教育の現場に長く身を置いてきた医師が具体的に提言する。
[ 目次 ]
1 コミュニケーションの失敗による不幸
2 コミュニケーションギャップの形成
3 異文化に生きる患者と医師
4 患者の世界
5 医師の世界
6 科学的根拠に基づいて行う医療の功罪
7 患者と医師の新たな接点を求めて
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
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かけがえのない体を持った人間としての患者がいるわけである。他でもない自分自身の精神が宿った肉体こそが問題なのである
医療の目的は人間を幸せにすることにある
病気と健康との境がないことがわかる
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まさに今、自分が直面していることを端的に言い表しているタイトルだと思い、手に取りました。
私がかかっているのは精神科です。精神科はCTやレントゲンといった目に見えるデータが得られない分、医師と患者が正しく情報を共有するのが、よりいっそう必要なのではないかと思いました。
よい医師とは、気の合う医師ではなく、適切な薬を処方してくれる医師だと何かで読んだことがありますが、患者としては、患者に寄り添ってくださっていると感じられる医師であれば、なおいっそういいのにと思っています。
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【琉大OPACリンク】
https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB05701251