電子書籍
働くことは希望につながる
2013/10/02 15:55
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:弥生丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「働くことは希望につながる」「働くのは、人が人として生きるため」
軽妙な語り口で、一番大事なことを伝えてくれる本です。
アル中だけど優しかった義父、退学処分になった高校で教師の裏切りに傷心、かつかつの苦学時代、結婚した夫もアル中という負の連鎖、カンボジアで見た真の貧困。
重い内容なのに、暗さを感じさせず、逆に生きるエネルギーを与えられます。カネがない怖さ、貧困の怖さをリアルに伝えながらも、負の力を跳ね返す明るさがあり、元気になれます。
この世で一番大事なのはカネだよ。だけど、働くことは希望につながる。働くことで、人が人として生きられるんだよ。働くことの意味を、改めて気づかされました。
働くことに疲れたなーと感じた時、手に取りたい本です。
紙の本
さすがの西原先生
2021/12/20 10:35
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投稿者:rumo - この投稿者のレビュー一覧を見る
本質的にはヤングアダルトに向けた内容ですが、大人が読んでも十二分に面白いです。世間の辛酸をなめてきた西原先生らしい現実的なコメントと、体験談にはハッとさせられます。
日本人はなぜか金の話をタブー視しますが、このくらいはっきり言ってくれないと、参考にできませんから。
電子書籍
深いい
2016/05/03 21:56
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投稿者:みるお - この投稿者のレビュー一覧を見る
コミックエッセイかと思って購入。正直全然期待していなかったが、いい意味で裏切られた。壮絶な過去から導き出されだ金銭感覚は哲学的に思えるほど。大学生、新卒等、若い人に進めたい
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読みやすいが、非常に大事なことが書いてある。勿論、異論反論もあるが、そこにあるのは紛れもない現実。現実を目の当たりにしてきた人の言葉は当然重く、説得力がある。そして、その現実は自分が住むこの世界だ。自分の立ち位置を確かめる上で、読むべき本だ。
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世の中でいちばん大切なことは『自分は満足しているか』。テレビでいっていることが、正しいのか?どこかの偉い人が言うことだから、それが正しいのか?そんなことはない。大切なことは自分で確かめなければいけない。人は働かなければならない。しかし、働くことによって人は自由をえることができる。カネは大事、貧乏とギャンブルは病気。働こう、働こう、働くことで自分の人生を豊かにしよう。
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文庫になったので再読。
お金については考え過ぎるってことはないのだと思う。何をするにも、お金が出ていく。
自分はもう仕事を、単なる稼ぐ手段としか考えられない。少し残念に思った。
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幼いころより『カネ』というものに翻弄されてきて、人生の浮き沈みを体験してはしては漫画にする西原理恵子が語りおろす『カネ』の話。子供から大人まで必読の本である、と言えます。
この本を僕は何回読んだかわからないなぁ。彼女が漫画家になってから今まで飛ばしたカネが、マージャンをはじめとするバクチ関係で5000万。狂気のレバレッジ200倍という取引を敢行したFXで1000万。そのほかに個人的に貸して貸し倒れになったカネが1000万。さらにこの本を出版した会社が民事再生法を適用して未回収となった売掛金の印税が2000万円を突破して、某マンガ雑誌で血まみれのギャグをかっ飛ばし続けている。そんな彼女が語る『カネ』の話です。
その中で一番印象に残ったのは彼女の言う『貧困』と『借金』と『ギャンブル』がとっても仲がいい、というのは本当のことです。状況を一発逆転しようとしてギャンブルに手を染めたりする、というのは破滅への片道切符を買っているようなものです。そして、彼女の幼少期の思い出で
「カネがないと日常のあらゆることで衝突が起こる」
というのは実体験があるだけにすさまじいリアリティをもって読んでいる人間の奥底に響いてきます。
ここまでカラダを張って『カネ』というものに向かい合ってきたオンナはなかなかいないでしょうね。さすが『八金』といわれる土佐の女だけのことはあります。ゼヒご一読を。
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労働の対価である「カネ」の話。下手なビジネス本を差し置いて、すべての働く人に推奨したいと感じた一冊。私は「あぶく銭」のくだりが身に沁みた。自分で努力なしに獲得した「あぶく銭」に重さも有難みもない、ということ。仕事も人生も同様で、自らで知恵を絞って努力して挫折して、その労苦を経て、はじめて仕事や人生の有難みに到達できる。自分で育てた野菜が美味しいのと一緒。与えられた業務、与えられた環境、与えられた人生。為すがままは、きっと、つまらない。
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不穏なタイトル、だと思った。
けれど読み進めるうちに、
筆者の切実な思いが込められていることがわかる。
最下位には最下位の闘い方。
この女の子に出会ったたくさんの人が
力になりたいと思っただろうな。
こどもに語りかける口調に違和感だったけど、よりみちパンセシリーズから出てたことをあとから知った。
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数年前に話題になった本を、今頃になって読んでみた。著者自身の体験をもとに、如何に「カネ」が大事なものであるか。また、「カネ」の有無によって日々の生活が如何に変わるかが書かれている。
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昔は絵があまり好きでなくて、それだけで敬遠しで読んでなかったが、もっと若い頃から彼女の作品を読んでいればよかったと思う。「働くことが、生きること。」
意外にも、最後にグラミン銀行の話が出てきた。20110801
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剛速球で展開される『カネ』の話。
著者サイバラさんの生い立ちも書かれているが、その壮絶な生い立ちのベースがあるからこそ、嫌みのない説得力がある。
『カネ』の話をするのはいやらしいというが、それは日本にまだ成長の伸びしろがあったときには通用するが、今や通用しない。というかむしろ子供に本書のような直球の真実を教えたほうがよいのでは。
へたな経済学の自己啓発本より説得力があった。
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本の紹介なのですが、本にまつわる
プレゼンという感じが、いつもします。プレゼンの仕方で、本が魅了的
に見えるので、メンバーのプレゼンは参考になります。
* fumiko ohashi *
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初サイバラ本。思ってたより、すんなり読みやすかったのは、姐御に諭されるような感じで、距離感が近かったからか。
肝心の内容は、財テクなんてこれっぽっちもなく、ただただ金に翻弄される人生を面白おかしく書いてあるだけ。まー、それが時折出てくるアンニュイな挿絵とあいまって、うまい具合に追体験した感じ。
これからお金と上手に付き合わねば。
ページ数からも、新幹線で移動中にさくっと読めました。
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お金に対しての態度って、その人を形作る大事な要素だ。見栄とか謙遜とか建前を抜きにして、誰かからお金の話を聞きたかった。サイバラ姐さんの話は、面白く、そして役に立ちそうだ。