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凄まじい。
心の奥底に突き刺さる、あるいは染み渡る、力をもった言葉。
まだまだ読み切れていない。必ずまた読もう
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確定死刑囚に関する記述が、全くジャーナリスティックではないことに驚いた。元企業内ジャーナリストの自己批判?
資本に何もかもが回収されるだ、といったことに苛立っている様子だけど、対抗する論理を、どうして打ち立てようとしないのだろう。都合のいいつまみ食いをしているだけだから?
ジャーナリストでなく、思 想・批評家でもなく 、ようやく詩人に行き着いたのなら、社会事象云々は、もはやどうでもいいのではないか、と。事実、この人はそういう方向に向かって行くわけだが。
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初読。薄いのに重みがある1冊。「しなほうがいいのですが」という拒否の姿勢(『バートルビー』ハーマン・メルヴィル著)の話が印象的。個的な不服従の最終形として心に留めようと思う。「ミルバーグ公園の赤いベンチで」は小説のようでもあり、体験のようでもあり、死の影が色濃く漂っていて、引き込まれた。
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私たちが当たり前と思う日常の裏には、目に見えないさまざまな歪みやしわ寄せがある。しかし、無視され、虐げられ、富者・強者のために搾取され犠牲となる人々、死刑囚やベトナムの無辜の民への想像力が、我々には欠如している。
「私たちの日常とは痛みの掩蔽のうえに流れる滑らかな時間のことである」
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評論文読書案内から。最初の2章とか、途中の詩とか、散文的テキストがひたすら辛い。出鼻をくじかれたから、まずは早々に止めようかと思ったけど、解説を読んでちょっと踏み止まった。順番に読んでいくと、一番最後に読むこととなる、ある後援会の文字起こしの章。本章が出色で、ここだけ読めれば良かったのに、というのが感想。戦争や死刑に対する氏の熱い思いが語られていて、読み手にもその熱量が十分に伝わってくる。本章のみ☆5つ、他は1~2、ということで全体としては3。