紙の本
ハウダニットですね
2022/07/19 11:25
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
そもそも容疑者が限られてる中での話なので。
タイトルは、サブタイトルをメインにしたほうが良かったと思う。
そのほうがわかりやすい。
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2011/7/3 Amazonより届く。
2017/8/29〜8/30
6年ものの積読本で、4年ぶりの北山作品。
これまで、城シリーズしか読んでなかったが、全く違う印象。引きこもり探偵と、ワトソン役のミステリ作家のコンビによる短編集。なかなか良い設定である。続編もあるようなので楽しみ。
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気弱なニート探偵とおせっかいな友人が主人公のミステリ短篇集。
設定だけ見ると坂木司のひきこもり探偵シリーズと似てるけど、
読んでみたら全然違ったなぁ。
登場人物を記号として読めるタイプのミステリなんで(キャラ立ちが
悪いと言う意味ではなく)、ゆるゆると気楽に読めたのが良かった。
作品の感想ではない蛇足:
最近は有栖川有栖とか東川篤哉とか、本格ミステリの中でも
比較的読み味の軽い作品をたまたま立て続けに読んでいたので
折角なのでその流れを壊さず行こうかと思った・・・んだけど
手持ちにストックがなかったので、未読作家に手を出してみた。
結果、面白い本に出会えて良かった。
他に文庫になっている作品もあるみたいなので、
今度書店で探してみよっと。
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とにかく楽しいw 創元推理文庫は、日本人作家の作品でも奥付には英語のタイトルが付されていて、本作は“THE ADVENTURE OF THE WEEKEST DETECTIVE” 笑えるけど、音野順そのまんま。
ワトソン役の推理作家である白瀬や敵役!?の岩飛警部に支えられ、一生懸命、名探偵やってる姿が微笑ましい。
それでいて、一つ一つの事件の雰囲気は、ミステリーに引き込まれ始めた頃に読み漁った本格の匂いがプンプン。
まるでマイクロフトのような、安楽椅子探偵の才能抜群的な兄がいたりといった小技も楽しい、本当に楽しいづくしの本作!
こんな本に出会えて良かったと思える一冊!求む、続編の早急な文庫化ww
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探偵役がニートという点で近代であることを感じますが、描かれている謎はなかなか古典的です。巻末の「ゆきだるまが殺しにやってくる」なんて、もろに閉ざされた山荘と雪ですしね。
解説にも書かれていますが、ミステリーの入門にはいい本かもしれません。
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キャラクターが愉快で好きです。弁当持参してたり、警部に食べ物かっさらわれてばっかりの音野君が哀れかわいい。笑
トリックは斬新というか、本当にできるのかな?と疑問を持つようなものがいくつか。でも楽しめました。
続編が出たら是非キャラクターを掘り下げて欲しい。
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世界一気弱な名探偵がおそるおそる謎解きに挑む。
なんて面白そうな、と手に取った本。 期待以上に面白かったです。短編集なんで読みやすいし、探偵音野とワトソン白瀬コンビがいい。ミステリーなんで殺人事件も起こりますが、グロくはないので、苦手な人にもいいのでは。
軽いタッチでコミカルで、おどおどしつつ謎解きもしっかり。
さらに、名探偵ゆえの苦悩をさらっと描いてるあたり結構好きです。
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気弱な探偵・音野順と、推理作家の助手・白瀬が事件を解決する短編集
「踊るジョーカー」
トランプがバラまかれた地下密室で殺人事件が発生
被害者はトランプの束が刺さった短剣で殺されていた
「時間泥棒」
高価な美術品を持つ姉弟が住む家から
アナログ時計だけが盗まれた理由とは
「見えないダイイング・メッセージ」
被害者が死の直前に撮ったポラロイド写真を手がかりに
金庫の暗証番号を解いてほしいと依頼を受ける
「毒入りバレンタイン・チョコ」
複数の人物が食べていたチョコの中から
毒入りチョコを被害者ただ一人に確実に食べさせた方法とは
「ゆきだるまが殺しにやってくる」
雪山の豪邸で花婿候補者が外にあった雪だるまの前で殺害される
凶器のバールは雪だるまの手にあり死体の周りには足跡がない雪密室だった
<感想>
「謎がすべて解けるまで探偵は推理を話さない」という探偵ものの”お約束”を
気弱で臆病な性格だから結論が出るまで話さないという人物像にしているのが
よくいる探偵と真逆の性格でありシックリくる設定でとても良かった。
短編なので無駄なくサクサク読めて面白かったし
探偵カワイイし、助手と刑事もナイスキャラなので次作が楽しみ。
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登場人物たちも事件も魅力的です。
各編のタイトルは有名作品をもじっているのかな?
気軽に楽しく、笑いながら読めました。
【踊るジョーカー】お弁当持参の探偵がかわいい。密室のトリックの他にももう一捻りあり、ちょっとばかばかしいのが楽しい。トランプの装飾品も派手でいいです。
【時間泥棒】謎はとても魅力的。真相はまぁ、特筆することもないですが、やっぱりキャラクターが良くておもしろいです。
【見えないダイイング・メッセージ】ダイイング・メッセージもおもしろかったですが、そこからさらに展開があったのも良かったです。
【毒入りバレンタイン・チョコ】トリックは無視がありそう。でもとってもこわい犯人です。こんなにリスクと手間隙かけて、この動機か…。
【ゆきだるまが殺しにやってくる】凶器を持ったゆきだるま、怖くていいです。最後にこんな仕掛けが!というところからのオチに笑いました。
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■世界一気弱な名探偵、おそるおそる謎解きに挑む。
推理作家の白瀬は、とっても気弱な友人・音野順が秘める謎解きの才能を見込んで仕事場の一角に探偵事務所を開いた。今日も白瀬は泣き言をいう音野をなだめつつ、お弁当のおにぎりを持った名探偵を事件現場へ連れてゆく。殺人現場に撒かれた大量のトランプと、凶器が貫くジョーカーが構成する驚愕の密室トリック(「踊るジョーカー」)、令嬢の婿取りゆきだるまコンテストで起きた、雪の豪邸の不可能殺人(「ゆきだるまが殺しにやってくる」)など5つの難事件を収録。
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気弱な名探偵音野順が主人公。
一見名探偵らしくない音野ですが、すらすら事件を解決していく様が面白かったです。
凄くマイナス思考な音野が可愛い。
音野と岩飛警部のやり取りが面白くて好きです。
読んでて楽しいってのが一番。
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引きこもり探偵って最近流行ってるのか…(食傷)とあまり期待せずに読んだら、あら…面白いじゃないの^^←
既読の某引きこもり探偵は非常に相性が悪かったのですが、「引きこもりたい探偵と構いたがりワトソン」という似たような設定の今作を読んで、何故あれほど肌に合わなかったか改めて発見しました。既読の方は内省の度が過ぎる、と感じたんですね、多分。対して本作は、人間描写はサラッと軽口。嫌みがない。
「ううう」とか唸るいい年の男なんてイヤだ、とか普通なら一蹴して終わりなんですが、今作は装丁の可愛らしい絵柄が、そんなひねくれ読者の心理を優しく巧妙に「いや待てよ…アリだなコレ」な方向に操作してくれます^^
肝心要のミステリは……無理があるな〜^^なトリック目白押しです。でも、何故でしょう、許せちゃうんですね〜^^私恒例の「トリックは現実味なくても面白くてなんぼ」ルールが遺憾なく発動された短編集でした^^
これは、作者の文章と装丁の相乗効果で、良い意味でハードルが下がったお陰もあるかも。狙ってたら、スゴい。
●踊るジョーカー…地下室の二重密室で発見された死体。被害者の腹部を貫く凶器のナイフは、同時に大量のトランプを貫いていた。密室の謎と、かさばるナイフの隠し場所の意外な盲点。
●時間泥棒…高級美術品には見向きもせず、時計ばかりを盗んでいく犯人の意図とは。
●見えないダイイング・メッセージ…何者かに殺害された社長が死の間際に残したのは、カメラで撮った室内風景の写真だった。状況から、金庫の暗証番号を示唆しているものと思われたが…。名探偵の兄、登場編。
●毒入りバレンタイン・チョコ…32個のチョコのうち一つだけに混入された毒は、無差別殺人を目論んだものだったのか。名探偵のライバル、登場編。
●ゆきだるまが殺しにやってくる…富豪の令嬢と結婚する条件は、完璧なゆきだるまを作ること!? 遭難を免れた名探偵はひょんなことからこのレースに巻き込まれるが、殺人事件が発生してしまう。犯人はゆきだるま以外に考えられない条件下、名探偵の謎解きが始まる
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音野くん、猫耳つけてウリウリしちゃいたい愛らしさですな。読み口も軽くさらっと読めて気に入りました。やっぱり物理トリックなんですな-。好きですけどw
あ、お兄さんが良いキャラだった。
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面白かった! さすがsotdnさんの薦めだ。間違いがない。
古典的なギミックや展開に懐かしさを覚えながらしかし、二人のコミカルさはどこか新しい。名探偵・音野は気取らないし葉巻もふかない。おどおどと緊張しながら事件を解決する。それを支えるワトソン・白瀬は、それをしっかりやれよと背中を押しながらもこれでいいのかと思索する。それでも印税でさまざまな物を買い与える。回を追うごとに部屋が探偵らしくなっていくのは、どこか微笑ましい。
彼らはこの後も困難な事件に出会っていくことだろう。続きが楽しみな一冊だった。
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20110902
推理作家である主人公が引きこもりだけど名探偵な友人に社会復帰と称して事件を解決させるミステリ短編集。
謎めいた導入と、名探偵くんの気弱だけど鋭い推理がいい味。
登場人物が少なくて簡潔。
読みやすいです。
「名探偵ですから。」と言ってのける度胸も笑える。
ライトだけど、全部殺人事件だねそういえば。
作品
踊るジョーカー
時間泥棒
見えないダイイング・メッセージ
毒入りバレンタイン・チョコ
ゆきだるまが殺しにやってくる