電子書籍
驚きの連続、な小説
2017/08/22 12:14
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投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
展開が180度変わるシーンが多くてなかなか面白かった。何も知らない田舎娘の未芙由がまさかあんな大胆なことを。ここが一番衝撃だったかな。夢の話をしているのかと思ったし。そしてここから彼女の躍進が始まる。我儘女子高生美緒なんて目じゃない男へのパラサイト能力。尚子よりも仁美よりも誰よりも上手。やっぱ天性のものなの?天晴だな。ホテルアルバイト時の隆平のチャラさにもびっくりだが、それよりもいきなりあの二人が結婚!にもびっくりさせられた。考えてみたらずっとびっくりし通しの小説じゃないの。でもなんか幸せそうだからOK!
紙の本
ファンタジー小説の類だろう
2018/05/23 23:42
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投稿者:あお - この投稿者のレビュー一覧を見る
素人ぽさを売りにする風俗嬢の出世物語である。
この本を評価する人は、素人であることを差別化するのを好む人である。
逆の人は、プロの風俗であることを支持する人だ。
女性の側から、父親と息子のテクニックの違いを、事細かに表現すれば
フランス書院の本のようになるだろうが、男性が買う種類のものとして
考えると設定に難がある。特異な趣味の人向けなら乱交となる。
女性向けのソフトポルノにするというアイデアはあるだろう。果たして
需要がどのくらいあるか分からない。正直なところ、どちらも読みたく
ない。
松濤に邸宅を構えているとしたら、他に貸しビルくらい持っているだろ
うし、それがないようでは維持できない。すると父親の収入が不正に得
ていたとしても、生活設計の辻褄が合わない。少なくとも祖父母はもう
少し大事にされる筈だ。風俗嬢でなくても。
だから、複雑に理解しないで、風俗嬢が金持ちになって良かったね、と
単純にまとめて理解するだけの物語である。昔話の現代解釈という見方
でも良い。現実性など期待する種類のものでもない。
サスペンスなら、最後に誰が父親か分からない子を孕むものなのだが。
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怖い話でした…。こういう、リアルな怖さは乃南アサならでは。決して絵空事ではなく、どこにでも起こり得そうなことが重なり合って…。そして、一番怖い存在が、語り手の「私」であったことがまた…!一気に読ませました。読後感は、爽やかではないです。うすら寒さを感じさせられました。
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乃南アサさんの作品を最初に読んだのって、いつだったかな? 十数年前だと思いますが。いつも期待を裏切らないクオリティーの高さ。すごいですよね。この本は単行本で出た時に「読みたい」と思っていました。結局買わなかったんですが、その時は。
そして、文庫化され、ようやく読み始めたところです。
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母親が死にすぐに父親が再婚したため、長野から東京の親戚の家に居候し、家政婦のような生活を始める19歳の少女。親戚の家庭は崩壊していたが、耐えて耐えてじっくりと根回しをし獲物は決して逃がさない主人公。登場人物がどれも気持ちよく不快なのは流石。主人公が怖い。
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ハッピーエンド、皆が幸せを手にした物語というイメージ。でもこれが幸せなのはん~、という感じ。書評も面白かったな。
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久しぶりに参加して、相変わらずの楽しさでした! またまた、ジャンルさまざま。心と頭の栄養をタップリ補給出来ました。
ありがとうございます!
高野佳子
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最後にどんでん返しがあるかと思ったけど、あっさり終わってしまいました。
「ウツボカヅラ」食虫植物… タイトル通り。
未芙由はこの生き方が一番手堅く、手っ取り早かったのかもしれないけど。
どんどん計算高くなってくる。
こんな女はイヤ。
もっと積極的に生きてほしいわ。
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母を亡くした未芙由が世話になることになった親戚の一家。夫は団体職員で不倫三昧、妻は専業主婦だが家事嫌いで若い男性と出奔、長男は年上の女性と同棲状態で家には帰ってこず、長女は中学で妊娠。二世帯住宅の階下には気むずかしい両親が暮らしている・・・こんな状況のなかで、自分の居場所を見つけるために奔走する未芙由。一家は離散し、家には夫の両親である老夫婦と長男、そして長男の嫁の立場を手に入れた未芙由が残るわけですが、本当に恐ろしいと思いました。特にラスト近くの結婚式のシーン。これが幸せな生活の始まりの日なのでしょうか?未芙由は本当に幸せを手に入れたの?これから幸せになれるの?考えさせられるお話です。
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最初は面白いな・・と思ったが、途中から惰性でページを進めていた。
主人公の女性の狡猾さに嫌悪感。
オレ的には乃南作品でもイマイチ。
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読みやすいけど、その分特に大きな事件もなく、たんたんと終わってしまった。ウツボカズラってそうゆうことかーといった感じ。みふゆ怖いなー。最後まで好きになれなかった。したたかって誰にも害を与えないようで、実は1番怖いかも。
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面白いか?と聞かれたら「面白くはない。」、つまらないか?と聞かれたら「つまらなくはない。」と答える作品。
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面白かったです。
誰に感情移入するというふうにはならなかったけど、
なんかじわじわと恐怖が襲ってきました。
こんな話はありえないとは思うんだけど、
あっても不思議じゃないって気もします。
ちょっとすっきりしない読後感でした。
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面白くてスラスラ読めた。最初だけ未芙由が可哀想だと思ったけど、読めば読むほど"コワイ"というか"強か"という印象を受けた。こういう女性は結構いる様な気がする。ウツボカズラは未芙由って思いがち。だけど、出てきた登場人物全員もそうだし、誰の心にもある部分なのかなぁと。文章自体が重苦しい感じではないので、そこまでモヤモヤするとかはなかった。でも、あらすじを他人に説明しようとしたら結構スゴイ内容だと思う。未芙由にとってはハッピーエンド?!ですね。未芙由スゴイ。強か!!
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田舎娘が金持ちの親戚の家で、その家を手中におさめていく話…とでもいうのか。冴えない田舎の子かと思いきや、ずいぶんとしたたかでした。意外な展開。
もっと事件性のある話かと思っていたけど、そういうわけではないのね。