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文庫化につき再読。
⇒単行本時レビュー
http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-419.html
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10日ぶりの電車通勤、地下鉄車内で読了。
どうでもいいことだけれど、ぼくは、光文社のマーク、ずっと「カッパ」だと思ってなかった。この本で初めて気づいた。
ずっと、帽子を被った髭をはやしたのっぺらぼうのおじさんがパイプをくわえているのだと思ってた。
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「皆、誰かに期待なんかしないで、皆、勝手に生きててよ。」
高校の、図書部のおはなし。
タイトルの「ぼくは落ち着きがない」は、むかし図書部にいた先生が書く、次回作のタイトル。
おそらく、図書室につながる両開きのドア(西部劇なんかにあるやつ)を擬人化して「ぼく」としているのではないだろうか。
私は、作中の先生が書いた同タイトルの小説を読みたい、と思ったのだけど、これを読み終わることでその願いはかなってるのか、なんて厨二みたいなこと考えました。
青春小説特有のかる~い会話劇が私はもんのすごく苦手なんだけど
長嶋先生はやはりセンスがあります。
滑り知らずというわけではないけれど薄ら寒くもない、あーわかるわかる、があるから安心して読めるんだ。
雑多に登場人物が出てきて
思い思いしゃべって
ときどき気になる人もいて
事件もことごとく地味、なんだけど、それがいい。
高校生の自分をおもいださせてくれるのが、青春小説の醍醐味かも。
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堺さんの解説に釣られたよね。ええ。
でも文系女子にはとても共感できる話でした。
本は役に立つよ!
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子供には子供の、中学生には中学生の、高校生には高校生の、同世代の中で暮らしてる中での独立した世界がある。今の世代を描いてるようで実はそうでもなくて。扱われる素材が違うだけなんだろう。懐かしいでもなく、ただ淡々と頷けた。
文庫版解説が堺雅人さんです…いい解説です。
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解説につられて、初・長嶋有。
図書室がホームとなっていた高三時代を思い出して、ちょっとなつかしかった。だらだらしたゆるい青春小説のようでいて、メッセージも意外としっかり感じられた。「本はつまり、役に立つ!」
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最近、図書館がテーマの小説を平積みしているのをよく見かけるが、本屋さんや図書館、図書室など、ひとつのジャンルなのだろうか?
読んでいる間は楽しく、爽やかに読めたかな。
あ~、懐かしいなぁ、高校時代って…っていう感じ。
ただ、それ以上に何かを感じることもないといえばなかった
かも。
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長嶋さんの新刊で解説が堺雅人さんで買わない筈がない。自分がページに折り目を付けたところと、堺さんの解説の引用文が一致する点が数カ所あって嬉しかった。
これでは感想文ではなく解説文の感想になってしまう。
どこにでもあふれていそうな、当人たちには起伏のある、遠くで見るとなだらかなような日々の話。クライマックスで話の起伏が一気にぐんと上がるのに、と思ってしまうような終わり方がまた気持ちいい。
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図書部の日常を綴った小説。
とくに事件が起こるわけでもなく、坦々と進んでいきます。
登場人物たちも結構多くて、1人1人の印象が薄い気がするのは私だけだろうか・・・結局誰が誰だったか覚えられなかった。
単に私の記憶力の問題かもしれないですけど(^_^;)
傍観者のような主人公に、色々悩みを抱える部員達。
結局彼らの悩みはどうなったのか結末は分からないし、読書好きの転校生はどうなったのか・・・
なんだか消化不良な気分になっちゃってます。
青春小説はもう無理な年齢ってことかなぁ・・・
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教室が生きづらい、生きづらかった人にとって、図書部は理想的な居場所なんだろう。
ある一部の層に訴える要素はあるし、いいことも言ってるんだけど、文章が伴っていない。
先輩後輩の区別がない雰囲気、と、誰が誰だかわからないってのは違うと思う。
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長嶋有「ぼくは落ち着きがない」読了。相変わらずこの人の小説は、淡々と、飄々と、のらりくらりと(?)している。コボちゃんの「ンモー」とか、妙に具体的な描写も独特。ドラマがないわけではないけれど、いわゆるエンタメ的な起伏ではない。不思議な作品だ。
んでも、大人を描いた「ジャージの二人」に比べて、教室に居心地の悪さを感じている高校生たちを描いた「ぼくは落ち着きがない」のほうが親しみなり共感なりが湧く、というのは、私が大人になれないからか?w なんとなく居心地のよい青春小説でした。
あ、あと解説が俳優の方(堺雅人さん)なのだけれど、私の100倍この小説をしっかり読めているっぽい。面白い解説でした。エンタメ脳の私は、細かいニュアンスを汲み取れないんだよなぁ。汲み取る気がないというかw
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図書の貸出等を行う図書部に所属する高校生達の淡々とした日常を描いた青春小説。
なんとも不思議な雰囲気の小説で、評価が難しいが、冷めているようでいて真っ直ぐな主人公のキャラクター設定には好感。
堺雅人氏による巻末の解説も、見事な切り口による分析で印象的だった。
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ぐるぐると身近なことを、
真剣と暇に任せてと致し方なく、
のすべてて考え続けていた日々を、
持っていた人はどのくらいいるのだろうか。
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どこにでもある、誰にでもあった高校生活をそのまま切り取った日常作品
特に、何があるでもなく、登場人物も常識レベルで変わった人達ばかり。
しかし、見事に切り取られた高校生活には本好きなら必ず共感できる世界。
一人の女子高生が主人公で、その子の考え方が垂れ流し状態のストーリー。さっき下を向いてたのに、もう前を見ている、そうやってコロコロ変わりながらも少しずつ、少しずつ前に進んでいく主人公の精神。
ともすれば、本当にヤマもオチもない物語ですが、読んでいる間に何かつかめる。そんな作品です。
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ここでこんなコメント書いておきながら(http://booklog.jp/users/s0821673/archives/4103265213)あっさりと光文社文庫買ってしまいました。はい堺雅人解説文目当てです。
んー…こういうとくに何事も起きず起承転結がはっきりしていないような小説はきっと私は苦手なんだろうなぁと思います。だから低評価なだけでこういう雰囲気のが好きな人は好きなんだろうなぁと思います。すいません。