紙の本
安定のお聖さん
2023/11/30 15:05
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田辺聖子の身もふたもない女性への本音にぐさっときつつ、やっぱりおもろくて読んでしまいます。ハイミスのあかりの言動にそうそうと思いながら、軽い反発もあります。
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設定がまんま 負犬の遠吠え で、自分の中ではタイムリーだった。
田辺さんはほんわり・ふんわりなので、酒井順子のえげつなさとは大した違いであるが。
主人公の考え方にはついていけなかった。夢ばっか見てるんじゃないよ、と言いたくなる。
最後はハッピーエンドで嬉しかったけれども。
解説が気に入らない。書き方に情緒がなくて学生が無理矢理書いた読書感想文みたい。
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恋愛ものが苦手な自分がなぜか愛してやまないのが田辺聖子!どれも似てるのになぜか再刊されたりすると買ってしまう。
今回も独身ハイミスが仕事に恋愛に肉体関係に精力的に活動するいつものパターンで、キャッチコピーは「田辺聖子版SATC」。
べたべたの死語レベルの関西弁がすごくかわいく思えてくる!でもさすがに、
"あんたがOの字なりに唇あけて目を見開き、オドオドするから、何となく、チッチーと、
チメチメしてやりたくなるのだ、と私は思ったがそれは言わないでおいた。"
は、関西人でも意味がわかりません。
しかしやっぱり、キャラも台詞も練れてる感じがレトロで好き。重い本が続いたりすると絶対田辺聖子をはさみたくなる。これも普通に面白かったけど、私的小説のシリーズが1番好きだなー。みんなあっけらかんとして憧れる。
2011年06月08日 19:36
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今を楽しむ女性の、もがきながらも結婚を目標に過ごす本音小説。
私の周りにも、こういう状況の男女が多い気がする。
そういう私も、周りに独身男性はいるものの、そういう相手ではない感じ。あかりが時々もらす本音は、私も同じことを思ったことがかなりある。結婚したい男女は5万といるんだかた、もっとすんなりいこけーって言いたいよね〜。
でも、現実的すぎるというか、男性の本音が正直すぎてちょっとひいたかも。それと、ハイ・ミスへのエールはありがたいが、美化しすぎ?
それにしても、田辺聖子さんの多彩ぶりには驚きます。
すべて見てきたように、多くの女性の共感を得ることと思います。
だから・・・はまってます!
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感じとしては、私のすきな「夢のように日は過ぎて」に似ている。
一人暮らしのハイミス、幾人か登場するオトコ達、魅力ある女友達…
でもって、話の展開を楽しみに読める。ラストもハッピーだし、
安心して、ただただたのしく読める。
シアワセ気分で読みたい女性にオススメ。
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今は私語の「ハイミス」のお話。
一人暮らしをはじめてベットを購入した負け犬女子の何気ない日常です。
かなり前の話ですが、そんなに時代錯誤には感じないかも。
結婚せず、そして恋人もいない女の底意地の悪さがちょいちょい出てきてます。
選びすぎるから男ができないんだけど・・・でも妥協も嫌ってのがモロに分かって面白かった。
寂しいから、このおっさんでもエエかな・・・って妥協のような気の迷いもものすごく分かる(笑)
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大阪弁のてんぽよろし。そして昭和のレトロ感はありつつ、かなりぎりぎりの線での男女の駆け引き。いい男見つかるまで、奮闘する31歳のOLのホンネ。結婚したいけど誰でもいいわけじゃないってそういうこと。
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今、心が荒んでいるのを感じる。にも関わらず、ストーリーに対する心のアンテナはバリ3(死後か…?)なのが不思議。多分、今でなければ星3つくらいかな?女はめんどくさい。そのめんどくささを、ある種開き直ったような乾いた視点で切り取って、しっとりした夜露のようなユーモアで描いている。寺での1日の描写は素晴らしかった。風流があり、そして臨場感と哀愁があり、大人の修学旅行ここに極まれり(エロい意味ではなく)。ああ、旅がしたい。
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これは独身女のバイブルでしょう。抱腹絶倒場面多し。体にいい新鮮なフルーツジューズを飲んだような気分になります。
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おもしろい
おもしろい、
女って、男って、あぁなんておもしろい!
ほんとにいろんな人がいるけど
絶対に分かり合えないと思っているような人でもどこかで通じていたり、
好意的だと思う人でもソノ気にはなれなかったりと、
男女って難しいものですね、
真剣に向き合おうとすれば尚のこと
田辺聖子さんの描くヒロインってほんとに愉快で正直で、愛らしいな
何度か思わず笑っちゃうシーンもあり、
うーんと共感できるところがあり、
前回読んだ「返事はあした」に構成が少し似ている感じでしたが、
また別の作品も読みたいな!と思いました☺︎