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立川流にたっぷり興味がある人は面白いでしょうねぇ。
また、
こんな 落語(落語家)の楽しみ方もあるのや、
と 思える人も楽しめるかな。
でも、
「落語は理屈や無い」
と思い込んでいる人は
全くだめでしょうね。
私は
はい
まぁ、それなりに
楽しませてもらいました。
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久々に途中で放り投げたくなってしまった一冊。
落語家の語る落語論ほど面白くないものはない、と思い知った。
落語が面白く無いのではない。
落語は、自ら寄席や落語会に足を運んだり、CDなどで楽しむべきものであって、「落語論」というものが面白くないのだ。
したり顔して語られるほどのものか?落語は?
しかも、語り手であるはずの落語家自身から?
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落語の本は大体出ると買っているが、これは典型的な立川家元崇拝系の本。確か前作「全身落語家読本」も似たような風味だったような気がする。でも普通の落語ファンにしてみれば細かい演出の差異にはさして興味は無く、こうした本に期待するのは談志とその弟子の間に生じる理不尽なエピソードなんだというのを改めて認識。
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楽しく読ませていただきました。師弟関係への思いは共感でき、うらやましく思えます。そして落語のことを真剣によく考えていらっしゃることが、よく伝わってきます。プロフェッショナル意識に満ちた志らく師匠に十分に興味を持てる一冊。立川一門に注目。
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さすがに落語家、それも、立川流の真打、談志師匠に見込まれた人が書いているだけのことはある。
テンポ・くすぐりが素晴らしい。
文章、というよりも、話術巧みであり、サラっと読み通すことができる。
反面、内容に関しては、この人は本当にこの本を書きたかったのか、と思うようなところもある。
むしろ、本の体裁をとるよりも別のメディアでの発信方法があったのではないか、と思う。
とはいえ、久々に落語に触れたくなってしまった私は、彼の世界にやられてしまったのだろう。
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折に触れて落語関係の本を手にするのだが、結果的に読んでいるのは立川流のものばかり。やっぱり立川流が好きなのかな。
志らくさんの落語は10年くらい前に双蝶々を生で聴いただけなのだが、今はどれだけ「進化」しているのか気になります。
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雨ン中の、らくだ(赤めだかの65536倍は面白い)を読んだときも思ったが、立川談志の名を継ぐ度胸と覚悟があるのは志らくしかいないだろう、と改めて思わせる。
文章の流れもなめらかで、つるりと読めた。
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・落語の面白さは物語にはなく、狂気、業、非常識、ナンセンス、時にファンタジー、時にエロス。
・落語には物語のセオリーたる「起承転結」の「結」がない。盛り上がったところでいきなり終わる。あまりにくだらないゆえ物語の続きまで興味がわかない。
・表現すべきは非日常・非常識の世界。
・落語には江戸の風が吹いていないといけない。
・落語は、非常識の肯定、業の肯定、イリュージョン。