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東日本大震災を世界の思考で検証。
なかなか興味深い意見もあり、日本人として、
日本魂を感じさせられます。
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企画コーナー「今、原発を考える時」(2Fカウンター前)にて展示中です。どうぞご覧下さい。
貸出利用は本学在学生および教職員に限られます。【展示期間:2011/5/23-7/31】
湘南OPAC : http://sopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1597017
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(2011/6/5読了)まーこの文字の大きさでこの薄さの本に多くを期待してはイカンわな。とりあえず論点を示してみました、だけで終わっており、「Justice」のようにガツンと来る書物ではない。
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震災によって私たちは、変われるか。「他者との関わり合い方について、自然や技術に対する姿勢について、私たちの考え方は変えられるか」を考えさせてくれます。
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原子力エネルギーなどといった地震によって引き起こされた諸問題に対し、「私たちはどうやって手助けできるか」、「何を学ぶことができるか」という問いに対して考えるという視点に加え、
「この出来事は私たちを変えるか」という視点について議論を行った本。
議論には東京・ボストン・上海の学生グループ、4人の特別ゲスト(日本人)が参加し、上記の二点について多様な人が意見を交わしているのは興味深い。
薄い本で読みやすく、自分がこの震災から何を考えてすごすべきかの導入の一冊となると感じる。
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この薄さでは仕方ない・・といえば仕方ない程度の内容かな。
震災からもうすぐ4ヶ月。
自分が出来ることは少ないけど、やらないよりはマシ。
と思いつつも、政治家の皆さん、しっかりして。
民間で頑張ってる人がいるからなんとかなってるけど、それは国としてどうなの?
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明快な結論付はされていませんが、サンデル教授がいう「大切なのは、正解を出すことではない。考えることです。」がよく表れている講義だと思います。脳味噌の訓練に良いかも!
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東日本大震災に関わるエピソードをテーマに、各国の学生や日本の著名人がマイケル教授と討論を繰り広げる。
第一章の「コミュニティへの忠誠心」のテーマ。
欧米の個人主義思想からすると、今回の被災地での秩序だった行動がある種 奇異な感じで捉えられているのが驚きだった。
震災直後からそういった欧米の評価は聞きかじっていたけど、マイケル教授がテーマとして挙げるまでとは・・
12ページの高橋ジョージの言葉が胸に刺さる。
中盤からの原発がテーマの討論では、なにか現場とかけ離れた議論が展開されている感じがして、ちょっと不快な思いをしたり。
どんなテーマであれ、答えがないところが難しい反面、奥深い。
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サンデル本ははじめて読んだ。
バランスのよい議論の進め方には学ぶべきものがある。
東日本大震災後、どう生きるかは、日本人の、少なくとも東日本に住む人間のテーマだと感じる。
未だに考えている。
がんばろう、という安っぽいことばではなく、もっと、己の小ささから出発した言葉を、たくさんの人と話ながら見つけていきたい。
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他の本とはテーマが違ったので、新鮮で楽しめました。
日本の学生、ボストンの学生、あとアジア(台湾か中国か・・どこだったかな)の学生と中継した講義でした。
学生に多く話させていたので、色々な意見を読めたのは面白かったですが、もう少しサンデル教授の意見もあるとよかったかなー。
薄い本なので、値段も安いですし、サクっと読む感じで。
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本というより小冊子。30分くらいで読み終わる。552円はちと高い。
サンデル先生の司会のもと生徒数名がディスカッションする形式。
お題は「誰が事故後の危険な作業にあたるべきなのか」「今後の原子力発電をどう考えるか」
などでそれに対する意見がいくつか述べられるが、この薄さでは議論はあまり深まらない。
かつてのジャン・ジャック・ルソーのことば。
「人道主義の精神は、世界全体に広げると薄まり、弱まってしまうようだ。私たちヨーロッパ人は日本で起きた災害に、ヨーロッパを襲った災害と同じだけの衝撃を受けるわけではない」
こんなことをいっていたんですね。
この言葉通りになるのか、否、と言うことができるのかは私たち次第。
そうサンデル先生は発言していたが、日本だけでも一つになっているとはいえないこの状況を考えると・・・
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サンデル教授、評価が高いのと、「これからの正義~」に途中で読み飽きちゃったので取り急ぎ311関連のだけ読もうと思って購入しました。
個人的にはプロフェッショナルに対しての責任と職業観、インセンティブシステムの代価を『金/名誉』のどちらが(その社会にとって)望ましいかという議論に対しては興味深く思いました。
日本の原発作業員に対して、スペイン皇太子賞が送られたという報道を2011年秋に目にしましたが。日本としては原発作業員が「悪玉側」とラベリングされている電力会社の人であるということで世論が非常に敏感であること(メディアが煽っているだけともいえますが)、加えて国(特に皇室)からの名誉の授与はWW2こと大東亜戦争の「紙切れ一つで召集されて、お国のために死ねと命令するのか」的な文脈で(民主党政権ということもありますが)お金にしても名誉にしても彼らに十分に報いる公的な方法というのは少しハードルが高くなっているのではないかな、と思ってしまいます。
この状況が良いか悪いか/いつまで続くかという話だけでもわが国にとってはなかなかに意義深い議論なのではないかなと思います。。
ここからは余談。
教授の考え方や理想とする世界・社会のあり方というものが合って、それに合致していくように聴講生をモチベートし、褒めて違いを引き出すという手法は大変参考になりました。2011年現在の日本で言うところの「池上アキラさん」的な方法でもあり、もっと古典的な例を出すと「労組やら学園闘争の『オルグ』ってこんな感じだったんだろうな」と思わせる感じで何とはなしに危険な気分になってしまいます。
あまり好みではない現実的な問題については「まだここについては結論がでていない」というスタンスで保留して別の話題に持って言ったりすると勝率100%になってしまう訳で、それでいいのかなー、もう少し言葉を変えると「権威」の側に立つ人のやり方としてのまさに「正義」「倫理」が問われるやり方なんじゃないかと愚考した次第。
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東日本大震災に対する日本人の対応から、今後グローバル化していく国際的な人間関係についての討論を書籍化したもの。小冊子程度の文章量ではあるが、タイムリーな発行とその議論点の鋭さには感心する。外国人から見ると奇異に感じる日本人の道徳的行動などが議論されている。日本人として、この歴史的大災害から多くを学び取らなければならない使命を感じた。
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原発問題、国際支援、災害時の日本治安などにテーマについて、上海、ボストン、日本の学生たちが意見を述べ合った内容が本に収録されている。原発問題については日本国内でもかなりの意見が出ていたため、さして新しい視点というものはなかったが、国際支援や海外から見た日本の災害時でも治安がよかったことへの海外の学生からの意見は、非常に興味深かった。日本は大震災の最中でも助け合いができていたことが改めて実感できた。また国際支援については、国交が良くなるといった意味より、同じ地球上に住む国が大変な状態にあるから助けに行こうとする意図のほうが強いことを感じた。世界がグローバル化し、高度に情報もが発達したことで、どこの国にとっても日本の大震災は海を越えた遠い国のお話ではなくなったいたのだ。
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【読書リスト13】マイケル・サンデル著『大震災特別講義』NHK出版。4/16放送番組の加筆修正本。サンデルが米国・中国・日本の学生達の意見を引き出し対極的な論点を示して議論を深めていく手法はさすがですが、論点設定に対して石田衣良氏が冷静に論点修正の発言している点もさすがです。