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西行花伝 改版 みんなのレビュー

文庫 第31回谷崎潤一郎賞 受賞作品

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みんなのレビュー35件

みんなの評価4.4

評価内訳

35 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

流麗な日本語で綴られた名作ですね。

2017/10/28 16:14

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者: - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、西行の弟子と名乗る藤原秋実(ふじわらあきざね)が、その死後に西行と縁が有った人々の許を訪れて、生前の西行の思い出話を聴き,それを綴る...形にて西行を偲ぶストーリー展開となっております。

又、平安末期の動乱の時代背景も、懇切丁寧に織り込まれております。

そして、辻邦生氏ならでは...の流麗な日本語にて西行の生き様や人物像が浮き彫りにされてゆきます。

ですから、ドっプリとその世界観に浸り,寝食を忘れて読み進めてしまう次第です。

以上の様な次第で、本当に素晴らしい小説だと思います。

願わくはより多くの皆様にもご一読頂きたい作品ですね。

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紙の本

西行花伝

2021/05/25 23:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る

平安末期から鎌倉時代にかけて生きた西行の人生を描いた小説。西行は藤原氏の元に身を寄せる地方領主の家に生まれ、武芸や和歌、蹴鞠の技を磨いて北面の武士として出仕し、出家して和歌の道に専念してからは鳥羽院や建礼門院、崇徳院、さらには奥州藤原氏の藤原秀衡、平清盛、源頼朝らとも交わっている。出家と言うと、脱俗といった感じがするが、これだけの権力者たちと関係が持てるというのは、「小隠は陵藪に隠れ、大隠は朝市に隠る」という言葉のようなのかもしれない。それでいて、自然や草花にむかって道を究めているという感じがする。
小説という形をとっているので、どうしても心理描写が入ってしまうが、歴史上の人物の心理を描くと、どうしても作り物めいた感じがしてしまうが、この小説ではそこを補うように西行の和歌を引用しているので、本当にそうだったのではないかというような気がする。

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紙の本

彼の歌には、色々な思いが込められている

2020/05/02 22:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

西行とはもちろん平安時代末期の僧であり、歌人である。この小説には、数多くの彼の歌が収録されているが「世の中を 捨てて捨て得ぬ 心地して 都離れぬ わが身なりけり」という彼が北面の武士という地位を捨てて出家したばかりの頃に読んだ歌に私は心がひかれた。彼のような人でも初めから何の迷いもなく行動したのではなく辛い思いを重ねていたのだとおもいをはせずにはいられなかった。作者は玄徹という男に「上人は花鳥風月の艶やかな趣を読むよりは、心を悩ませる思いを詠まれることが多いですね」と言わせている。歌には疎い私が言うのも何なのだが平安末期の歌というのは技巧に走った絵画のような歌が多いと思っていたのだが、彼の歌からは確かに気持ちが伝わってくるように思われる

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紙の本

歌に生きる

2023/01/23 21:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る

辻邦夫の読んでいなかった小説は、これが最後です。佐藤義清すなわち西行の生涯を、弟子の藤原秋実が、関わりのあった人を訪ね歩く形で描く。時には西行自身の言葉・手紙の形をとるけれど、和歌が散りばめられて、歌びとらしい物語である。保元平治の乱の前後から鎌倉幕府初期に至る73年の人生に、鳥羽院、待賢門院、崇徳院、平清盛、源頼朝、慈円などと歴史上の有名人物が西行とかかわっていく。若くして出家した西行は、世間から無関係になったのではなく、俯瞰するように世間と関わっていたようだ。人の宿命に意味を与えるために、歌に生きた。

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2005/11/27 20:03

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2006/09/28 02:04

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2007/02/09 23:50

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2007/09/23 22:37

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2007/11/04 01:44

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2009/11/16 23:45

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2010/11/08 00:29

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2009/07/12 21:33

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2013/04/28 13:19

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2012/04/07 23:47

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2012/09/20 09:30

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