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私は本屋で次に読む本を漁るとき、あまり考えない。
タイトルと表紙から得る直感のみで手に取る。
故にほとんど内容のわからぬまま頁をめくり出す。
この本もそうだった。
最初に目次を見て短編集だと知る。
私は短編集よりも長編物の方が好きである。
少々舌打ちしながらも読み進めると・・・
怖い・・・
怖い・・・
怖い!
しかし途中で止めることは好奇心が許さず、また自分の中でこの話が中途半端な状態のままぶら下がり続けることも更に怖いような気がして、戦きながら読む。
初めて短編集で良かったと心底思った作品である。
クラスメイト・穴・全裸部屋
どの物語も「活字のみでここまで恐怖させられるものなのか!」と思い知らされる。
頁をめくる際は覚悟が必須!
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全3篇の短編ホラー小説。携帯小説らしい。
ただ自分は最初の2つ「クラスメイト」と「穴」までしか読んでません。
3つ目は見ないでしょう。そしてこれにこりて携帯小説の類は読まないでしょう。
クラスメイトは高校生、穴予備校生が主要登場人物なのだが、
ともに登場人物の行動が意味不明。クラスメイトでは主人公が殺人に関する重要な物証を手にいれるのだが、警察に届けず、何故か自分たちで犯人を追い詰めようとする。その結果新たな犠牲者を出してしまう。
穴では主人公は死体を自宅付近で発見するもこれまた放置。地味で冴えない厭世人間である主人公は犯人に親しみを感じ、信頼を寄せあげく好意までも抱いてしまう。
穴が特によかった、とういう評価もあるようですが、オチも読めてしまい
全体として怖さも感じらなかった。
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旅行中のお供に、ということでなんの予備知識も無くジャケット買いしたホラー小説。
アルファポリスというサイトで発表された小説、ということは後で知った。
全3エピソードの短篇集。モチーフ・設定共にがかなり今風。
まぁ現代ホラーという括りで構わないと思うのだけど、最初の「クラスメイト」を
読んだ段階で久々に大失敗したかなぁ、と思った、実は(^^;)。
・・・なんつーか、携帯小説っぽい感じ(^^;)。
文体・構成共に、正直好きになれないタイプの作品かと思ったのだけど、2篇目の「穴」、
3篇目の「全裸部屋」に関しては、じっとりした不条理さが階間見られ、全く読めない
作品では無かった、というのが救い。
ただまぁ、他を読むか?と問われれば、やっぱり否かなぁ(^^;)?
中学生・高校生くらいのロー~ミドルティーンであれば、結構ハマるのかも。
初老のオヤジにはちょっと無理があった(^^;)。衝動買い、久々にちょっとだけ反省!
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不条理でグロテスクでシュールなホラー短編集。どの物語をとっても、なかなかとんでもない設定に驚かされます。読み口は軽いけれど、やや哲学的でもあるかも。
お気に入りは「穴」。シュールな幕開けから一転、心温まる優しい話になっちゃうのかな、。と思いきや。……そんな結末が待っていたとは。主人公の心理的な劣等感の痛々しさも印象的です。
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うーん、面白いってわけでもないけど、かといってつまらないかと言えばそうでもない。
なんつーか、何も残らずただ読んだだけな感じ。
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すらすら~と数時間で読めてしまう。
携帯ノベルというか
小さな端末で文字を読むのが苦手なので
ヤフーニュース以外の記事を読んだことがない。
そのため想像の部分は否めませんが
文章の構成などは
文庫にすると稚拙に感じますが
携帯で読むなら面白いんじゃないかと思わせる造り
ただパケ放題じゃないと厳しい気もした。
ミステリー要素を含ませてないようなので
文庫だと途中で飽きてしまうのが辛い。
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本屋さんで平積みされていて、立ち読みしてみた。
ケッコウいいんじゃない?と、ブックオフでご購入。
最初のストーリーはえげつないけどうまくまとまってて、感心。
次の作品は途中でオチがわかってしまったのだけど、
でもそれでも、うまいなって思った。
最後の作品は、ありっちゃありだけど、うーん。
いわゆる携帯小説とかブログで絶賛、という中では、
ありきたりでなくかといって過激すぎることもなく、
不条理とグロのぎりぎりのラインで物語がキレイにまとまっている感じ。
すごく面白い、傑作!
とまでは言わないけど、お金を払って読んでよかったと思う。
3まで出ているみたいだし、続きを買ってみようと思うレベルには十分、達してます!
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初めての二宮 敦人。現代ホラーです。
店頭でのインスピレーションで選びました。
所謂ケータイ小説ってヤツですね、軽くて読みやすいのですが・・・
三作品収められている中の三作目「全裸部屋」という作品。
私的に・・・今まで読んだどんなホラーより怖かったです。
リアリティ?自分に置き換えたら・・・とにかく気持ち悪くなりました。
そんなふうに死と向き合いたくありません!!
読後感、超絶的に悪いです!
でも多分・・・ほとぼりが冷めた頃、二作目に手を出すものと思われ・・・(^_^;)
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3つの短編集。最後の全裸部屋は考えさせられる内容かなと想った。ほかのやつもだけど、読み終わった後の後味の悪さが残る。
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二宮 敦人作品、二作目です!
三編からなる、ミステリー(ホラー?)短編集。
各ストーリー(Amazonさんから抜粋)と感想はこんな感じです。
「クラスメイト」拾った携帯電話のデータフォルダには、友人の死体映像が収められていた。
グロイのがとにかく苦手な私には、死体とかの描写が耐えられませんでした・・
「穴」部屋に空いた穴は殺人鬼の部屋と繋がっていた。
こ・れ・は!やっぱりグロイような気もするのですが、なんだかほんわかさせられるとこがあって、最後のオチもよかった。
「全裸部屋」目を覚ますと、全裸で真っ白な部屋に閉じ込められていた女子高生。脱出する方法はあるのか―――
ふむふむ、こういう感じでくるか。
三つともいろいろなストーリー展開で、先が気になるのでささっと読めました。
好き嫌いが分かれる短編集(各話ずつも)という印象です。
私の場合は、続編(?)の「!!」も気になるんですが、生々しい描写が苦手なので、読めるかどうか不安・・・。
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・クラスメイト
登場人物の行動が無防備だったり病み過ぎてて全く共感できなかった。
・穴
オチが読めすぎる。
・全裸部屋
ある意味これが一番好きかもしれない。設定がぶっとんでて清々しい。
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元の掲載サイトは知りませんが、ネット小説の文庫化のようです。なので、文章は『ああ、確かにネット小説っぽいなぁ。。。』という印象。
やたらと同じ単語をコピペのごとく連ねて、「ほら、この人は狂っているんですよー」みたいな表現がなんだか安易かなぁ、と。
ですが、一旦文章に慣れれば、とても面白い作品群だと思います。
『クラスメイト』における、真犯人の狂った思考の突飛さは妙に納得してしまった。
『穴』のどんでん返しは、予想を良い意味で裏切られました。
『全裸部屋』はまさに不条理の極みだけれど、主人公の冷静さがまたリアルです。人間、信じられない状況になったら意外と冷静なものですよね。。。
この短編集はシリーズがあるようなので、それらも読んでみようかと思います。
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ブックオフの105円コーナーで購入したので、損した感もなく読めた。
平均的なアルファポリスレベルだが、『全裸部屋』の不条理感は好きだ。『理』に落ちる、が巷のホラーをつまらなくしている最大の要因であるという主義なので、この、ただ現象と主人公の心理状態だけを追う展開は想像力を試されているようで、いい。
『2』まで買ったので、『3』『4』も105円でなら買う。
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まず、装丁からしてヤバイ。
[!]ビックリマークの点が、血管筋が入った目玉になってると言う、シンプルだけど、インパクトがある。
どんなストーリーが詰まっているのか。
1巻には「クラスメイト」「穴」「全裸部屋」の3話。
先が読めてしまう展開だったり、これでお終いの? 的な中途半端感も残ったりするが、なんとも不思議な感覚になる。
誰もがちょっとくらいは持ち合わせてる、人の心に棲む闇の部分を表現した、視点を変えてのミステリーホラーなのかな?
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よくオカルト系ではないホラーで、警察に行きなさいって言いたくなるものがあるが、これまでは許容範囲だった。これはもうそこで行かないのはおかしいでしょう。そうなった時点で現実味がなくなり過ぎた。少しは現実味がないと、怖くない。それでも一冊目は読んだが、二冊目の冒頭で同じ突っ込みをしたくなった段階で放棄。ホラーと言うよりグロテスクさで、怖がらせようとしているのも好みではなかった。