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言わずもがなですが、読んでいて苦しくなります。純粋すぎて、辛くなる。
特攻っていう行為そのものの是非は今ここで論議しても始まらないのですが、純粋に、国や家族を守りたい、その一心で散っていったんだなっていうことを、私は真摯に捉えて、感謝したいと思います。
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著者の一人が祖父だったのがきっかけで読んだ本。
世界大戦中の必死の特攻「回天」の事実や関わった人の想いが生の声から知ることのできる本。
「特攻」は決して苦しまぎれの心を失ったものではなく、各々の周りの人のためという思いやりからのものだったということがわかる。
日本の”和”の真髄に近いのではないかとも感じた。
先祖の方々を尊敬し、日本人であるということに誇りを持てる本。
そして自分も強く生きようと自然に思わせてくれる本。
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太平洋戦争時、人間魚雷「回天」に乗り敵艦に体当たりして散華していった若者たち、そしてその家族たちの思いがわかり非常によかった。
彼らのことをかわいそう、と言って哀れむのは、どこか違う。彼らの、愛する家族と国を守りたいという、その為なら自己の犠牲も厭わないというその強さに敬意を表する。そんな人たちの願いをうけた現在の日本はどうだろう。彼らの行いに恥じない国になっているだろうか。背筋が伸びる思い。