紙の本
神田堀八つ下がり 川岸の夕映え
2023/06/12 13:42
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投稿者:yukko - この投稿者のレビュー一覧を見る
宇江佐さんの作品の中でも特に好きな一冊になりそうです
手放しのハッピーエンドではないけれど、少しホッとしたり切なくなったり
胸がキュンとなるシーンが散りばめられていました
これから何度も読み返すことになりそうな予感
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小さいコミュニティの端にも花が咲き、物語がある。読み終わった後の気持ちの良さはいつもだが、著者の後書きにまで爽快感を覚えたことは珍しい。著者が今まで感情豊に暮らしてきたからこそ、このような瑞々しい文章が生まれたのだろう。
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六ヶ所の河岸を舞台にした短編集です。
それぞれ心に枷を抱えていますが、それでも身の丈の幸せを求め、祈って生きる姿に強さと優しさを感じます。
江戸人情物は、いいですね。
特に宇江佐さんの作品は、切なさもありますが人々の優しさ、懐の深さに安心します。
あとがきに、宇江佐さんのそれぞれの解説もあります。
どうやら、神田堀の位置や、登場人物の石高に不本意な部分があるようです。
検証する宇江佐さんの真面目さが垣間見れます
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どやの嬶がとても良かった。
どの作品もよかった。お姫様の話も可愛くもほっこりする話だし、やっぱり宇江佐さんの時代物はよいなー。
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特に大きな出来事が起こるわけではなく、かといって変化が無いわけでもない、そんな話がいくつか。
「おちゃっぴい」と言う作品の続編に当たり、登場人物が共通しているらしいがそちらは未読。まあ未読でもさしつかえはなさそう。
内容もすぐ忘れてしまいそうだが、読後感のいい作品だったのでいつかまた読みたくなるかも。
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江戸の河岸風景、そこに住まう人に掛けた短編集。
愛想がつきた、と思っても簡単でない人の心。
一筋縄でいかない人間関係をえがいています。
「身は姫じゃ」など案外時代小説の市井もの分野では
奇想天外な話の進み具合で、TV時代モノが好きな方にも
わくわくして読んでいただけるかも。
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短い話がいくつか入っていて、
これを読んでいる最中に作者の宇江佐真理さんがお亡くなりになったと聞いた。
すごくショックだった。
まだお若いのに・・・
まだ、読んでない本も多いのでガツガツ読もうと思ってます。
この堀のはなしもひとつひとつが沁みてくるお話でした。
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江戸の人々(町人、武士、医者)を描いた短編集。短編なので、登場人物に深入りしないうちに次の話に移るが、それでも一話ごとに感動がある。手軽にほっこりしたい人におすすめ。
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宇江佐真理さん、「おちゃっぴい」の続編「河岸の夕映え 神田堀八つ下がり」、2003.2刊行、2011.7文庫。後先で「おちゃっぴい」は、これから読みます。河岸ばかりを舞台にした6話。第3話「身は姫じゃ」が最高でした。次に第1話「どやの嬶(かか)」と第4話「百舌」。第5話「愛想づかし」は切なくて哀し過ぎます。
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水は心を素直にさせる。喜び、哀しみ、口惜しさ、
怒り。全てを映し、受け入れ、流れゆく川…。
実力派が描く江戸の人情と様々な人間模様。
ちょっぴりほろりの河岸物語。