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少年誌的なノリを標榜するこのシリーズだけあって1冊ガッツリ修行回となってる。
夜々もお休みで小紫と共に4年前の夜会覇者の元に弟子入りする雷真。
だが、そこはやはりライトノベルで、師匠が・・・とても残念です(ぇ
だからといって夜々が出ないことはない。むしろ雷真と夜々が出会った頃の回想が間間にあって物語を飾ってくれる。
イプシロンさんェ・・・
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今回は昔の話があり、夜々は控えめに・・・でもないけど、意外な話で・・・。
そして、雷真がまた強くなって、夜会もこれからな感じで楽しみな展開。
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1巻あとがきで作者さんも「少年誌っぽいのがやりたい」といったことを書いていたが、確かに往年のジャンプ系マンガを彷彿とさせる「トーナメントバトルを勝ち抜く」ストーリーとして始まるこのシリーズ。この6巻も、「最強だった人物に弟子入りして修行、パワーアップ」という、その手の話にありがちな展開に見える。が、そこで描かれる戦いはかつてのような「力と力のぶつかり合い」ではなく、ジャンプで言えば「ジョジョ」的な「知恵比べ」としての色合いが強い。同じ作者さんの「幻想譚グリモアリス」シリーズ(富士見ファンタジア文庫)でもそうだったが、仲間や支援者のバックアップも計算に入れた上で狡猾に立ち回る、相手の裏をかくことで圧倒的なまでの劣勢を引っ繰り返す、といった戦い方が際立っている。むしろトーナメントそのものにもあまり重きが置かれておらず(主人公もトーナメントに勝つことではなく個人的な復讐を目的としている)、実際ここ何巻かではトーナメント自体は殆ど進んでいない。一昔前の少年誌的なフォーマットを現代の発想で再現しようとするとこうなる、という一つのサンプルと言ってもいいかもしれない。20世紀初頭という時代設定ながらも、「旧世界の秩序が崩壊し、新たな平衡感覚を模索する時代」なんて記述が出てくるあたり、その眼差しは確かに現代に向いているようである。約100年前を舞台とし、かつての少年誌的なスタイルでありながら、その内実は非常に現代的な視点で描かれた物語(笑いの部分も含めて)。
先に引き合いに出した「グリモアリス」シリーズ共々、この海冬レイジ氏の作品は異様にハイペースで読める(笑)。構成の妙なのか、先が凄く気になって仕方ない「引力」を発しているように思える。
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グリゼルダとのお話と雷真と夜々との出会いのお話
ワイズマンであるグリゼルダに会いに行くことになった雷真
夜々は学外には出られないため小紫をお供に連れていきます
小紫はいろりや夜々のように戦闘では役に立てないと悩みますが…
出会ったばかりの雷真と夜々はお馴染みの仲ではありませんでした
表紙の夜々の表情が強気なのはそのせい
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修行?回ややが出てこなくて少し残念だが新キャラもカッコイい好きになれるキャラでよかった。ややとの出会いが書かれていたところが特によかった。