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みんなのレビュー187件

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紙の本

密室、っていうともうそれだけでゲンナリしてしまうんです。現代における密室っていうのは、もうパロディ以外にありえないんじゃないか、なんて私は思って、そうなるとユーモアは不可欠なんですが、どうも貴志は真面目なんですね、笑えない。それに榎本の登場の仕方がなんとも不愉快なんです・・・

2012/05/01 19:03

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

本のデザインをみていて思うんですが、出版社によって傾向っていうのがあると思います。無論、デザイナーが絡むことも多いので一概に言い切ることはできませんが、それでも角川書店と新潮社、或いは講談社や集英社とでは明らかに違う。で、この本なんかは完全に角川してるな、って思うわけです。新しい感じはありませんが、古くもない。なんていうかポップアート的? そんな装画は池田孝友、装丁は角川出身の高柳雅人。

で、です。それはこの小説の内容についてもいうことができます。四つの密室、これ自体が古くて新しい。シリーズ前作『狐火の家』が出たのが2008年ですから、4年ぶりの出版。で、『狐火』にしても、その前『硝子のハンマー』(日本推理作家協会賞)から4年して出ているのですから律儀です。で、当然ながら登場するのも前二作とおなじ弁護士・純子&防犯探偵・榎本ということになります。

ちなみにこの二人について、出版社の特設ページで
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榎本径、青砥純子という「カギ」 今回も名探偵ぶりを発揮するふたりの人物像をレビュー

榎本径:冷静にして明晰な頭脳を駆使し、純子から持ち込まれる密室の謎を次々に解き明かしていく榎本。その経歴には一抹の胡散臭さを漂わせつつも、防犯コンサルタントとして見事に事件の真相を手繰り寄せる手腕は、やっぱり名探偵そのものだ。
 防犯コンサルという職務上、あらゆるセキュリティ事情に通じているのが榎本の最大の武器。密室破りの様々な可能性を吟味し、純子の珍回答を含めた別解を片っ端から潰した末にたどり着く真相は、いつでもサプライズに満ちている!

青砥純子:弁護士として、様々な事件に立ち会うことになる純子。端麗な容姿に豊富な法知識を携えているが、密室を解く才能には恵まれなかったのが玉に瑕!? 毎回、事件の謎を解こうと躍起になるも、的はずれな解を掲げては榎本の失笑を買う。「なるほど。……今度こそ、わかりました!」「はいはい。言ってみてください」。こんなやりとりも今ではお馴染み。ただし、微笑ましいこの掛け合いが、しっかり別解潰しに一役買っている点は見逃せない。二人はやっぱりいいコンビなのだ。
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とあります。各話についても同様の内容紹介がついていますので、覗いてみてください。私は簡単にタイトルと初出、そしてHPの決め言葉を引用しておきましょう。

佇む男(「野生時代」2008年5月号):ドアの前に佇んでいた男の不審な死の真相は?

鍵のかかった部屋(「野生時代」2008年12月号):辣腕の侵入盗が対峙した、完全なる密室の死

歪んだ箱(「野生時代」2010年5月号):地震によって作り出された理不尽な密室

密室劇場(「野生時代」2011年7月号):バカバカしくも謎が極まる舞台上の殺人劇

となります。意外と印象が薄いです。よくやるな、と思ったのが「佇む男」でしょうか。サラリと読んであまり理解できず、もう一度確認して「アリエネー」って思いました。でも、面白い。なんていうか、ここまで無理してしまうと、ウソだろ、っていうよりは笑えるわけです。それが行きついたのが、「密室劇場」でしょう。

でも、読みながらどうも不快感がある。それは密室の論理的な部分ではなく、榎本と純子の人柄のところ。特に榎本の出て来かたが嫌味です。こんな上司がいたら私は絶対にその会社を辞める、そういう感じ。『硝子のハンマー』では、ごく普通の人たちだったような気がしますが、『狐火の家』で脱線し始め、歯止めが利かなくなったような気がします。そしてミステリの切れも、その順で落ちている。

基本的に、貴志はユーモアを解さない人間ではないか、って私などは思ってしまいます。前田敦子ではありませんが〈不器用〉。そういえば、文章も内容を的確に伝えはするものの、読んでいて味わい深いとか、楽しいっていうようなものではありません。ともかく、真面目だなとは思うのですが、えてして真面目な人が笑いを取りに行こうとすると・・・

でも、その不器用さが魅力でもありんです、いえ、アッちゃんのことですが・・・

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