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紙の本
ありがとう、米軍! - トモダチ作戦と教訓
2011/06/29 15:41
8人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:としりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
東日本大震災での米軍によるトモダチ作戦を写真で見る。
3月11日、在日米海兵隊の主力部隊である第31海兵遠征隊は、強襲揚陸艦エセックスなどと共にマレーシアに寄港していた。大震災発生によって直ちに帰艦指令が出され、被災地に向けて出航する。海兵遠征隊を乗せた艦隊は、速力25ノットで急行した。
シンガポールに寄港していた第7艦隊旗艦ブルー・リッジも被災地へ向かう。
一方で、空母ロナルド・レーガンが日本の近海を航行していた。ロナルド・レーガンは、ドック入りで動けない空母ジョージ・ワシントンに代わって、被災地へ急行した。
米軍は、当座の補給中継基地として山形空港を確保し、支援物資の輸送を行う。さらに、水没した仙台空港を復旧させた。
震災から5日後に第31海兵遠征隊を乗せたエセックスなどが被災地に到着し、救援作戦が一層強化された。
震災からほぼ1ヶ月に及んだトモダチ作戦を、解説と共に豊富な写真で紹介している。
加えて、そこから導き出される教訓にも言及する。
日本の自衛隊に欠けているものは?
因みにアジアでは中国はもちろん、韓国、台湾、フィリピン、インドネシア、タイなども保有しているのだが。
ところで、震災から学ぶことは多い。
原発の危険性を認識した読者も多いことだろう。自然災害ばかりでなく、テロなど破壊活動の危険もある。原発は無いに越したことはない。が、エネルギーの安定供給との絡みで悩ましいものである。
有事の際の地方空港の重要性も認識させられたところだ。本書でも山形空港や復旧させた仙台空港が登場する。報道では、震災直後には福島空港も活用された。
諸外国では、有事の際に滑走路として使用できる道路が整備されている。残念ながら日本ではそのような仕組みになっていないので、平時は無駄なようでも地方空港は大切だ。
「日本はこれまでアメリカに頼りすぎていた」などと夢想発言をしたのは鳩山由紀夫前首相だった。
「トラスト・ミー」「最低でも県外」など、アメリカを愚弄しまくった鳩山氏。史上最低の総理大臣だったと言える。
「在日米軍は第7艦隊だけで十分だ」「沖縄に海兵隊はいらない」は、反米の小沢一郎。
昨年の尖閣事件だけでなく、南シナ海=西フィリピン海でも中国の無法行為、領土的野心がますます目に余る。中国はこれから何をしでかすのか。
東アジアの平和と安定のためには、アメリカの陸海空軍と海兵隊が極東に駐留し続けることが不可欠というものである。
第7艦隊だけでいいとか海兵隊はいらないなどと公言する人物は、早く政界から消えてほしいものである。
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