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休みの日、かんたは早起きして湖のそばのおじいちゃんの家にでかけます。
かんたの楽しみはおじいちゃんの舟に乗ること。
舟の名前は「DAISUKE」号。
ある日、大きな嵐がやってきて、舟が壊れてしまいました。
すっかり元気がなくなったおじいちゃん。
よし、ぼくが舟をなおそう!
まだ小学生のかんたが、おじいちゃんのために大奮闘。
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5分49秒:台風で壊れてしまった船と、おじいちゃんの歳を重ねた背中がとても物悲しかった。その姿を見つめる僕の背中、何かを感じとった僕は一歩を踏み出す。そして願いをかなえる出会いにたどり着く。その出会いは、元気だったころのおじいちゃんが話してくれた大事な出会いへとつながっていた。めぐりあわせにドラマがうまれた作品。
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おじいちゃんの船は、1本の木から作られた船。おじいちゃんはこの船に僕を載せて、いろんなことを教えてくれた。けれどある日、台風がやってきて船は壊れてしまった。僕はなんとかおじいちゃんの船を直そうとする…
この本の真の主人公はぼくでもおじいちゃんでもない(船が主人公!とかでもありません)、もう1人の登場人物。その登場人物が、主人公じゃないように描かれつつも、作者のひがしさんのこだわりが力強く感じられるんですよね。というか、そもそもこの人がいないとストーリーが成り立たない。それを直球で描かない所が果たしてどう転ぶか。読んだ子はきっと読み取ってくれる…はず。その期待も込めて星4つです。