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介護は大変だ。大変だ。っと思っても世間ではもっと大変ながら頑張っている方もいるのだと思うと自分はまだまだ楽をしている。幸せだと感じられるし、気持ちを切り替えるきっかけになれた。
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アルツハイマー病が発表され100年以上の歴史があるのにはビックリした。今や介護保険の利用も当たり前の時代となったが、30年前に『家族の会』の方々のご努力のお陰で、今があると認識させて頂いた。
ご家族たちの合言葉に・・
・『ぼけても心は生きている』嬉しいことや悲しいこと、楽しいことはわかっている事は凄く感じることだけど、日常接していると解らなく、離れてみてしみじみ感じます。
・『百の家族があれば、百通りの介護がある』
・『がんばりすぎないけど、あきらめない』
・『家族の暮らしあってこその介護』との言葉に救われた気がしました。
認知症は、85歳以上では、25%程度の人がなる病気。
人間は誰もが老いていく。安心して生活できる社会でありたいと願うばかりです。
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『認知症家族の会』代表による、自身の経験と家族の会設立をまじえた本。
「今まさに、私の家族が認知症(本人の病気認識皆無)」
という事態にあって、『家族』に焦点を当てた本は大変救われる思いで読める本でした。Q&A形式のケース対策まとめ本とともに、良書といえましょう。
前半は、ご自身の経験、家族の会の設立。「ああ、あるある!」と共感するエピソードがたくさんあります。
後半は、介護保険制度誕生までと、誕生してからの政治とのかかわり。
市民活動の基本スタンスを学べる、ということもできます。私の印象ですと、「政治への声の届け方」と表現したほうが適当でしょうか。
介護報酬の適切なありようとは?
利用者とその家族の思いはどのように反映されてきたか?
私は介護サービスを提供する業界に飛び込むべく、職業訓練中です。介護サービス提供者側のお話をちょっとしましょう。
パーソン・センタード・ケア(利用者本位のケア)と言う言葉は非常に重要です。
まだ「オカネを使えば何とかなるハード面」に注力するあまり、「心をこめて利用者に向き合うとはどういうことか、というソフト面」が未発達な現状があります。
介護に割けるリソース(使えるモノ、ヒト、カネ)は有限です。
介護サービス提供者は、減ったりソースの分、利用者の家族を放置したり、無視して良いのでしょうか。
そんなわけはありません。
末尾にある「ホンネで語る家族の心得」と、「希望への道筋」は、一つの解です。
介護にかかわるのは、利用者および家族、介護サービス提供者、だけではないんですよ。
『社会全体で支える』とはオカネの話だけではないんですよ。
この本は、私自身がアクションを起こすよいきっかけとなりました。
『認知症家族の集い』が、今年度から地元でも始まったことを知ったり。現状の制度に課題はあっても、それを知ろう、解決しよう、とするにはかかわっていくしかありません。
つながれば、希望が見えてくる。人のつながりを切るような言説や感情論に流されず、
「もし自分が認知症になったら?自分と家族を、どのような制度やサービスに支えてもらいたいか」
を考えたいものです。