電子書籍
自伝とは
2018/09/06 00:02
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:JFK - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史上の人物の自伝には何冊となく接してきたが、福澤諭吉に限っては、学問のすすめよりも、この書物の方をたくさんの方々に読んで欲しいと感じました。
紙の本
最高の自伝
2012/01/27 02:46
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:AQ - この投稿者のレビュー一覧を見る
岩波文庫の方は読めなくて挫折したけど、この本なら現代語訳だからスラスラ読めます!
福沢諭吉翁が波乱に満ちた生涯を語った自伝です。人間らしさに感動しました。
紙の本
淡々と進取の気概を発揮
2017/10/18 18:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:セーヌ右岸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
長崎・蘭学、大阪・緒方塾、江戸・英学から咸臨丸で米国へ、また欧州へと、下士からスタートの人生を、気負いも見せず淡々と、しかし強い好奇心・探究心、向学心をもって次々と行動に起こしていく。そしてその経験、成果を広く実社会に啓蒙活動していく。やはり諭吉は時代を切り開く先導者であったと、今回再読して改めて感じた。
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ポリシーがないようであるような不思議な人という印象。名誉欲あんまなくブレない人なんだろうけどこの人が万札だというのが不思議といえば不思議だ。
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*寄付
父が長年欲しがっていた、中国の上諭条例60-70冊を買い取って喜んでいた夜に生まれたので、諭吉
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【読書】高校時代に一度読んだ、福沢諭吉の「福翁自伝」。齋藤孝氏の編訳で新たに書店に並んでいたので手を取る。現代語訳になっており、読みやすかったが、久しぶりに読むと、福沢諭吉が無類の酒好きであることがわかり、福沢も酒が好きだったんだと少し嬉しかった。しかし、やはり酒におぼれることなく、周りからの色々な忠告等にもブレることになく、自分の信じる道をひたすら進む姿はやはり尊敬に値する。「学問のすすめ」や「文明論の概略」も再度読み返そうかと思う。
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編訳の斎藤孝が福沢諭吉の自伝はたいそうためになるようなことを書いていたので期待したのですが、全くもって福沢諭吉の自己陶酔の一言に尽きる辟易する内容でした。どうして、そんなに自分が正しいと信じられるのかが全く持って理解できず、読んでいてその鼻持ちならなさに怒りさえ覚えました。
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いい本ですね。とっつきにくい本を、現代語で解りやすくしてくれました。これなら浅学の私でも楽しめました。
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昔ただでもらって読まずに捨てた一冊。8年経って何故か買い直しました。現代語訳なこともあるけどとても読みやすくて、書いてあることもすんなり入ってきた。次は学問のすすめか!?
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勝海舟派の私とては福沢諭吉はあまり好きではないのですが、その印象は特に変わらず。いい意味でも悪い意味でも田舎者なのかな、福沢さん。
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#dokusyo 読み物として普通に面白い。現代でも海外旅行に行けば文化の違いが楽しいが、この頃はもっとギャップがあり驚いたろうな!何かを成し遂げた人はやはり違う。寝るまも惜しみ勉強。困ったと言わない、人に腹をたてず、嫌な事があっても表に出さず。お金は持っている中でやりくりし借金はしない。
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人生に成功した晩年に書かれた自伝で,ちょっと自慢が鼻につく感じ。でも幼少期から合理的思考ができる少年だったようで,稲荷様の御神体を石に置換えて,拝む人を小馬鹿にするエピソードは面白い。
二十歳で蘭学を志して長崎に遊学。のち大阪の緒方洪庵のもとへ。兄の死で家督を継ぐが,母に頼み込んで江戸へ出て,英学を志す。咸臨丸にて渡米,遣欧使節の一行に加わり,さらに再び渡米。塾の名を慶応義塾と改め,『学問のすすめ』等数々の著作をものした。時事新報も発行。
自伝に垣間見える自慢はいろいろ。最初の渡米のとき,あちこち見て回るが,科学は分かるが社会がわからなかったそう。科学技術に関しては,渡米前にいろいろ英書で知っていたからと言うが,やはり実物を見たら驚きそうなもの。でも少しも驚かないとか書いている。ほんとかねぇ。
それから帰国した時に,桜田門外の変の直後だったようで友人から大変なことがあったと言われ,「水戸の浪人が井伊様の屋敷にあばれ込んだというようなこと」だろうと当てて見せた話。天下の治安というもはおおよそわかるのだと豪語しているが,どうもうさんくさい。
でも自分の欠点についてもちゃんと書いてはいる。まず酒。幼少のころから酒に目がなく,悪いことや不養生もしたそうだ。後年禁酒しようとして,代わりに煙草を始め,結局酒も止められずに健康を損なったとしている。
それと,血が怖いこと。小さい時から威勢のいい大言壮語はするのだが,生き物を殺すことや人の血を見ることが大嫌いだという。行き倒れや変死人はどうしても見ることができない。ロシアで外科手術を見たときは気が遠くなって介抱されたとか。武士なのに…。
諭吉には子が九人もあったようで,子育てのことも書いてあった。「しつけ方は温和と活発を中心に」「たいていのところまでは子どもの自由に任せる」「ひどく剛情をはるようなことがあれば、厳しい顔色でにらむくらいが頂上で…手を出して打ったことは一度もない」p.234
「家の中に秘密事なしというのが私の家の家風」p.235「もっぱら身体の方を大事にして、幼少のころから強いて読書などさせない」p.236
おっ,なかなかいいこと言っている。今でも通用する。ただ当時は子供すぐ死んじゃうから,体を大事にってのはホントに大事だったんだろうな。
自伝にはなかったが,諭吉といえば,明治五年末の太陽暦への改暦にあたり『改暦辨』をわずか六時間で執筆したエピソードが気に入っている。旧暦の非合理,太陽暦の有利を説いた。「此改暦を怪む人ハ必ず無学文盲の馬鹿者なり」とか「文盲人の不便ハ気の毒ながら顧るに暇あらず」とかすごく偉そう。でも内容は確か。
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「学問のすすめ」に続けて、「福翁自伝」も読んでみた。すべてを見習うことは難しいにしても、自分にもできそうな考え方・心がけは真似してみたい。そう思わせるくらい、人間・福澤諭吉という人は、現代においてもなお、魅力溢れる人物だと思った。
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坂本龍馬が生きていた時代とほぼ同時期なのに、研究者だからなのか、あまり殺伐とした時代を生きた、と感じさせないユーモアたっぷりの文章でした。若い頃のいたずらの話やお金がなくて無茶をした話など、読んでいてほのぼのするくらい。
けれど、内に秘めた文明開化の夢は大きく、
当時、日本を出て国外へでるなんて、今でいうと宇宙へいくくらい度胸がいるものだと思うけれど、…全くつてもない状態から英語を勉強し始めて2年で渡米、さらにその1年後にはヨーロッパ周遊など、、行動力、探究心がとにかくすごい。
学問のすすめ、とは違った福沢さんの魅力が満載でした。
それにしても、昔の人の人生は本当に濃い。
きっと同じ23歳でも精神年齢は倍くらい違うんじゃないかと思った。
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1834年生まれ、1901年死去。当時は、西洋の技術文化においつくために、福澤をはじめ多くの日本人がオランダ語を学び西洋の文献から技術を学んでいた。しかし今のようにコピー機もなく手書きで書き写していた。また、本自体が貴重でなかなか入手できなかった。そのような状態で学問を学ぶことは、たいへんであったと思う。福澤諭吉の功績は、書籍の出版、慶応義塾の創立など、広く学問の大切さを一般庶民にまで、広めたことである。