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最初に断っておかなければならないのは、著者は地震の原因をプレートテクトニクスで説明する現在の定説とは違った立場にあること。これを受け入れられなければこの本は単なる「トンデモ本」で終わってしまうが、そこさえ許容できれば理論自体は整然としていて非常に分かりやすい。(具体的な将来予測も記されているので、この本が警世の書なのかトンデモ本なのかは、後々明らかになるだろう)
門外漢の私にはこの本の内容を100%信用できるかは分からないが、読み物として割り切ってもよいのであれば面白いのでお勧めする。
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プレートの動きではなく地下の熱移動が地震を起こすのだ、という説を唱える学者の本。
前半は熱移送説の話。後半は、これまでの地震における地域別の揺れ方とそれによる被害の話、そこから予測される起こりうる地震とその被害の話。
耐震設計側の話は地質屋さんの本なのでほとんど無し。
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地震が起こるメカニズムとして、熱輸送過程という考え方があることを初めて知った。首都圏と関西の地下構造もある程度詳しく書いてあり参考になる。