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都条例で「先輩の水着」同様、有害図書指定になってしまった残念な良作。不健全といわれたら腐女子的には鋭い高貴な目線で「それがなにか?」と開き直る正しい対応をしようと思います。
エロはたっぷり、3Pに2輪挿しもありで、かなり激しいH描写の連続ですが、絵柄はとてもきれいでかわいくて嫌悪感はありません。ひっかかりがあるとすれば、女体化のシーンが腐女子には地雷だったりして賛否両論というところ(女体化は数ページだけ)と、身体の性的部位がめちゃヒワイに強調されて煽られるというところかな。かわいい絵柄なだけに目立ちます。受の男巫女である紅葉はかわいいのに、持ってるモノはすごく立派なんです…
ストーリーは、カメラマンの翔が山奥の村で紅葉という美形の男巫女と出会うところから始まります。紅葉は満月になると女体化する特異体質の持ち主で、二十歳になると村の男たち全員の所有物となり輪姦されてしまう運命にあります。それを知った翔は、紅葉の世話役の柏木とともに、村から救い出そうとするのですが。
この手の話はBL小説なら山藍センセとか、西野センセとかを思い出します。3Pだったら藍生センセとか。そういうジャンルのお話が過激なエロ可愛になっていると言えばイメージが伝わるかも。
もうひとつ収録されている育児エロ「戦う!育児マン」は姉の子供を預かったエロ作家の海滋×5歳年下の雪広。子育てもちゃんとやってますが、それ以上にHがメイン。呆れるほどやりまくっています。作者さんは子供さんがいるようで、育児の大変さはとてもリアルで実感がこもっています。しかしこれはもう、有害図書に指定されても文句は言えない内容。でも、笑えて楽しい話です。最後のオチが最高に素晴らしくて、これだけで★が増えました。
作品のクオリティも高く理屈抜きで面白いので、細かいことは気にせずにエロを楽しみたい時にはピッタリな一冊。