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BLはファンタジー
2022/02/14 13:06
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
教皇という最高位に至るには数々の権謀術数が用いられていて、それの得意な秘書は勿論教皇自身も決して清廉じゃないところが面白い。
ほんの気まぐれで傍に置いた貧しく憐れな受けに惹かれ夢中になる権力を持つ攻め、という王道のストーリー。
気になる腹黒秘書と教皇のライバルだった枢機卿のお話はスピンオフ「枢機卿の氷花」で。
紙の本
稚児灌頂、でした
2012/11/02 22:08
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投稿者:はにーとーすと - この投稿者のレビュー一覧を見る
教皇の紫耀(攻め)と紫耀に救われた孤児、煌夜(受け)のお話です。
若くて美しい教皇の紫耀が煌夜を小姓にして最終的に稚児灌頂しちゃうので
簡単に言えばとっても王道シンデレラストーリーなお話ですね。
煌夜はとても健気でとにかくかわいい。紫耀一筋です。
紫耀は教皇という立場ですが清廉潔白というわけではなくいろいろな策略で今の地位を築いた、
というちょっとだけ腹黒設定です。
側近の黎枝が策略家でかなりのやり手。こちらも容姿端麗な設定です。
そこに宗麟という紫耀と教皇を争った相手まで絡んできてちょっとややこしくなります。
でも複雑なお話でもなんでもなく、さらさらっと最後まで読めちゃうお話でした。
黎枝と宗麟、二人のスピンオフがあります。
「枢機卿の氷花」に続きます。
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楽しく読めました♪ そんなに起伏が激しい内容でもなくてどちらかというとほのぼのって感じのお話です。 最初はハラハラワクワクって感じで始まるのですが、すぐに穏やかになって二人がCPになるまでは結構時間がかかっているにも関らず特にこれといった感じの事は起きずにほのぼのと流れて行くって感じです。 どちらかと言えば普通なんですが、橘さんですから安定感もあって安心して読める上に、挿絵の蓮川さんが花を添えて下さってるので、楽しめました。
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王道ストーリー大好きーvそして蓮川愛さんの美麗イラストに大興奮です!!
受けが大好き〜なヘタレ教皇さまにニヨニヨしてしまいましたwwあ、サブキャラカプも気になってるので続編か番外編待ってます><
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面白かったです。
妙に世俗チックでかつ清廉な教皇と純粋培養なお稚児さん、そしてその二人を操る教皇の側近の話。
と書くととっても怪しいお話ですが実際は、ほのかに陰謀の香りが漂い、きな臭いことの起こる中でその根底にあるのはけな気な男の恋心でした。
う~ん。こう書いても怪しいですね。
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王道HQロマンスですが、ただのシンデレラストーリーではなく、ハズシが利いていて面白かったです。
蓮川愛センセのイラストがぴったりで、もはやこの絵柄以外では妄想することはできないくらいですね。
なんちゃって宗教ものなので、読むまでは勝手に神秘的で隠微な世界観を想像していたけど、蓋を開ければ教皇と彼が救い出した孤児で後に稚児となる煌夜との、身分を越えた一途な愛がメインの単純明快なストーリーでした。なんというか、小学生でも理解できる内容で、デロ甘なHシーンさえなければHQじゃなくておとぎ話系にジャンル分けしたいくらいです。思ってたより、あっさり相思相愛になって痛いほどの障害もないので、拍子抜けしそうになりましたが。
しかし、お楽しみはそこじゃないんですよね。
登場人物の描き方がいいんです。
教皇様をはじめ、煌夜、黎枝、宗麟と、登場人物全てのキャラが生きています。キャラ立ちがすばらしいのが最大のポイント。おとぎ話だったらイイ人はイイ人なんだけど、この話はそうじゃないところが面白い。皆さんそれぞれに人間臭いです。
なので、読んでるとその人間味に愛しくなるし、笑えるし、ツッコミを入れたくなってしまうのです。
特に教皇の紫耀とその側近であり秘書の黎枝が、一癖も二癖もある人物!
神々しい教皇様はあくまでも表向きであって、実はかなり食えない男。もちろん聖職は真摯に勤めているんですが、野心や下心も満々。黎枝もそんな紫耀とタッグを組んで、あらゆる手を駆使して今の権力を手にしてきたのです。
そんなちょっとクロい部分がある二人のやりとりも面白いし、そこにやって来た煌夜の、純真無垢で天然な威力が紫耀と黎枝にもたらす変化も面白いのです。
腹黒な二人が、煌夜を傷付けられることだけは許さないとばかりに必死になるのも快感。
煌夜をめぐって、紫耀、黎枝と宗麟との間にものすごくズレた誤解が生じたくだりは思わず笑ってしまいました…宗麟、みかけと違ってかなりピュアでした。敵対する宗麟の方がよっぽど善人というのに苦笑してしまった。
もちろん、純愛だな~と感じる「稚児灌頂」がクライマックスなので、うっとりできることもまちがいなし。
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策士な教皇×利発で健気な稚児。訪問先で救った少年に敬愛され、いつしか・・・。普通にお稚児さんものでした(笑)稚児灌頂(いわゆる夫婦みたいなもの?)が書きたかったんだろうなぁと・・・突込みどころ満載だけれど、蓮川さんの挿絵が素晴らしくて妄想力がパワーアップします。事件の顛末はちょっといただけないけど、スピンオフを目指しているな!と