紙の本
しりとり短編集
2012/03/18 16:01
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
文章でしりとりをするごとくつながっていく短編集。シリーズのヒロインたちが一章ずつもらい、それぞれの前日談や後日談を語っていく。ネットで公開されていた第0話も改稿の上で収録されている。
前日談での横寺陽人は無自覚にヒロインたちをたらしこんで行くけれど、後日談での彼は少しは自覚的に行動している部分に成長が見られる、と言っていいのか?変態度はよりマニアックになっている気もするが…。
「月光ロストワールド」
筒隠月子、小豆梓との前日談。一年前、鋼鉄の王こと筒隠つくしの圧制から逃れるため、保育園の生垣に頭を突っ込んだ横寺陽人は、まあるいひざ小僧がきれいな、鬼の面の少女と出会う。幼く感情表現が豊かだという彼女は、園児になめられないため、表情を隠していたのだ。
でも、鬼の面は悪目立ち過ぎる。別のお面を選ぶ手伝いをする約束をした陽人だったが、その日、学校の前でうずくまっている美少女を助けてしまい、約束を破る結果になってしまう。
ウェブで公開されていた第0話の改訂版。少なくとも公開時は、挿入シーンなんてなかったよ!いろいろとえろいよ。
「沖縄ハッピーエンド」
2巻前半のB-sideストーリー。沖縄にモリイ・モリヤのギャルと共に沖縄へと行った小豆梓は怒っていた。すっぽかした横寺陽人をずっと待っていたものの、とりあえずふたりと沖縄を満喫することにする。
そしてガールズトークの開始!彼氏が3人もいるというモリヤが小豆梓に横寺との関係をツッコむのだが、その回答に実は純情なモリイがちょっと嫉妬する。
モリイよ、きみはきっとあなるになれるよ。いつかじんたんが現れるさ。
「教会シンドバッド」
エマヌエーラ・ポルラローラ、愛称エミとの前日談。うさぎの弥次さんを探して教会に迷い込んだ陽人は、聖歌隊の練習に来て怒られている少女と出会う。やんちゃだけど実はやさしい彼女に、ぞうさん丸出しの写真をおさえられてしまった彼は、毎週土日は彼女と一緒に過ごすことになる。
ここまで綿密に前日談を作られると、実は彼女がトゥルーヒロインなんじゃないかと思っちゃうかも。
「陸上ダイヤモンド」
3巻の後日談。鋼鉄の王こと筒隠つくしに呼び出された横寺陽人は、彼を変態呼ばわりして毛嫌いしているように見える副部長との仲直りを強制される。そしてそのために、鋼鉄の王は“陸上部だいやもんど”の発動を宣言するのだった。
そしてはじまるのはお手製の王様ゲーム風すごろく。つくしが月子といちゃいちゃするために作ったので、当然、そういう要素が多め。鋼鉄の王の信者である副部長は、ためらいもなくそれに従います。
変態変態といいながら、いつの間にか積極的に許容する副部長が怖い…。そして鋼鉄の王のお姫様抱っこがかわいい。
「幻想メリーゴーランド」
3巻の後日談。小豆梓と電話のやりとりをするようになった横寺陽人だったが、小豆梓は一言話せばまんぞく。でも何となく落ち着かない彼は、彼女が暇だという休みの日に遊びに誘う。それは修羅場発動への序曲だった。
実はやる気マンマンでカップルチケットを買っちゃう小豆梓。そこで、部活の一環で来ていた筒隠月子と遭遇!すわ、修羅場かと思いきや、小豆梓はむしろ筒隠月子に譲るような気遣いを見せる。その自信の裏づけには…。
月子と梓の真剣勝負が始まる予感を感じさせるぜ!
投稿元:
レビューを見る
このシリーズはまだ3巻までしか出ておらず、短編集を出すにはまだキャラの掘り下げが不十分な気がする。
短編集では、長編で書くにはネタがもたない何気ない日常の描写や、いつもと視点を変えた構成での登場人物の意外な一面が見えるものなどを展開してくれたほうが個人的には好み。
投稿元:
レビューを見る
初の短篇集。ほとんどの話が今までの補完の役割を持っており、この巻を読んでから既巻を読むと新たな発見がありそう。
誰得かと思われた沖縄旅行の話も意外と可愛かったモリモリコンビのおかげで難なく読めたかな(笑)
投稿元:
レビューを見る
帯の「女の子の魅力まんさい!」という煽り文句は伊達じゃなかった。
それはそうと、もしもアニメ化した際には
番組の最後にインドネシア語講座が流れるのは確定的に明らか。
ヘンティカンヘンターイ!
投稿元:
レビューを見る
相変わらず、一文一文がライトノベルとして研ぎ澄まされてますね。飽きないです。
短編集ですが、さりげなくチェインさせながら作られた構成も好きです。
エミの話が良くて、三巻を読み返したくなった。というか、三巻が分厚くなってでも、この辺を三巻に含めて欲しかったなあ。
投稿元:
レビューを見る
短編集。0話(この巻の1話)は前に読んだけどこんな話だったっけと記憶を掘り返しつつ。メインの月子よりサブの方々の方が可愛かったかなーと思ったけど短編集だからか、と納得。とりあえず表紙にもなったのに不憫気味だった小豆梓のターンがあってよかった。本編ではメインさんの逆襲なるか。あと、短編集でも鋼鉄さんは基本残念。副部長も大概なのも踏まえて、大丈夫か、この部活(笑)
投稿元:
レビューを見る
噂の0話も収録された変態王子短編集。
これで1巻の時言いたかったことが言えるね!何言うか忘れちゃったけど!w
・・・そうだよ、やっぱり彼女はかわいいって事だよ!(ぇ
横寺が王様と副部長と仲良く(?)すごろくをする「陸上ダイヤモンド」が個人的には一番の好み。あの2人のぶっ飛びぶりを前には横寺の変態具合なんてあってないようなもの。
その他3巻でメインキャラだったエミや、2巻での小豆の裏話など魅力いっぱいな短編集になっている。
てか本シリーズの主要キャラって変態しかいないんだよねと改めて思い知らされた4巻だった。
投稿元:
レビューを見る
第一巻の前の話や、本編の裏側の話など、5つの短編が収録された変態王子初の短編集です。
エミがフューチャーされた話は、時系列的におかしいのでは?二年位前の出来事をスッパリ忘れられるのでしょうか?そのへん調整が甘いかな、というかんじ。
ただ小豆梓の話は良かったです。女の子同士の友情をもっとふくらまして欲しかったです。
投稿元:
レビューを見る
カテゴリ:萌えラノベの中で、今一番、ヒロインズが魅力的(俺調べ)。
ちなみに月子派。声は花澤希望。
予想外にモリイとモリヤがよかったです。
投稿元:
レビューを見る
短編集。
2、3巻よりはだいぶ読みやすくなったかなあ。
双六の話がバカバカしくて副部長がいいキャラすぎて好きで、一章の月子とラストの遊園地の月子がかわいかった。要するに月子がかわいかった。
あとは、まあ。
作風的にこの話にシリアスは向かない気がする。王子が変態すぎるんだよなあ。
カントクの絵はあいかわらず素晴らしかったです。
投稿元:
レビューを見る
相変わらず変態。ここまでくるともういっそ清々しい!
よーとってのは横寺のことだったのか。ずっと掛け声かなにかかと思ってた
タイトルセンスも相変わらずいい
「天使のエミは天使よりも無敵な天使です」
投稿元:
レビューを見る
4巻目での短編集はちょっと早すぎる気がしなくもないが、各ヒロインズの魅力たっぷりで申し分なし!
月子と梓は言うに及ばず、モリイモリヤのモリモリコンビと副部長のキャラが良かったです。 つんでるさん(にゃんこVer.)の挿絵がなかったのは残念だけどね。
ただ遊園地デートの時の梓にちょっと違和感が……赤面しておろおろしてるほうが彼女らしい(笑)。
投稿元:
レビューを見る
4巻は短編集の装い。
今までのちょっと気になったとこや、これからのちょっとしたことのお話な感じ。
自分としては、とにもかくにも月子。出番はそんなに多くないけど、ほんとたまらないです。つーか、月子のにゃんこ遊び見ーせーろー
投稿元:
レビューを見る
シリーズ初の短編集ですよ.
今までの話のちょっと後だったり
ちょっと前だったりかなり前だったりするわけですね.
陸上部部長の鋼鉄さんと副部長のつんでるさんが可愛いなぁ….
投稿元:
レビューを見る
猫神の反応が気になったのだが、前巻の続きじゃなく短篇集だった。
前巻を補足する内容も含んでいた。が、できれば先にこっちを見たかった。
まあ前巻の後日談も含んでたから無理だけど。
月光ロストワールド
前日譚。主人公がヒロインに昔会っていた的なよくある話。
でも大昔ならともかく1年ほど前なんだから主人公は流石に覚えていているはず。
3巻で匂わせてたけど、やはり主人公は何かのきっかけで記憶無くしてるんじゃないか?
猫神絡みなんだろうけど。
印象深いのはへそ突プレイ……イラストも相まってなんだこれなんかドキドキする。
沖縄ハッピーエンド
変態王子に騙され(?)友達と沖縄に行った小豆梓話。
微妙に聞きたくないようなガールズトークがくり広げられた。
本編では良い印象がなかったモリイモリヤが意外といい奴らだった。
特にモリイ。なにげに本編にまた出るフラグ立ててるような。
というかモリイは少しヨコデラとフラグが立ってるような……気のせいか?
教会シンドバッド
エミとの出会い話。
中学時代の、こんだけ印象深いことを忘れるわけねぇ!
やっぱ記憶無くなってるよね。確実に。
記憶喪失ってわけじゃなくて記憶の改変かな?
話中に出てきたノートは、次巻以降のキーアイテムかな?
陸上ダイヤモンド
何故か密室で王様謹製の王様ゲーム的双六をする話。
短編だからこんな感じの下らない話も良いね。
鋼鉄さん話に見せかけて、副部長がメインじゃないか!
いまだ名前も出してもらえないかわいそうな、つんでる副部長が可愛い。
後日デートする伏線張ったな。
幻想メリーゴーランド
こんな余裕ある小豆梓は小豆梓じゃねえ!話。
前巻の最後のアレの影響で余裕のある大人のオンナになってしまった小豆梓。
月子より一歩先に出た感じだし、積極的になってラブコメ本格参戦したのはいいんだけどさ
なんかこれ敗北フラグにしか見えないんだけど……もっとガッツリ行ってくれ!
月子の軽い嫉妬で色々持っていかれてしまった。
この作品は好きなヒロインをすごく選びにくい。
月子と小豆梓に絞っても、どっちも好きでどっちも応援したくなる。
普通は、ヒロインってタイプがかなり違うんでどっちが好みってのがあるんだけどな。
個性はあるけどどちらも微ツンデレで、嫌味の無い良い子達だし。
そしてどちらも貧乳。
変態王子は変態だけど誰かと付き合いたいって感じはあまり無いから、王子らしくハーレムを目指すといいよ。