紙の本
ビジネスの現場でもマネジメントに必要な極意
2011/07/04 19:45
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:PUNKFLOYD - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラフティングという知名度はあまり高くは無いスポーツですが、どんな競技であれ、世界でナンバーワンになるということは困難な道のりだったと思います。
競技参加人口やファンが少ない分、スポンサー獲得や、国際舞台で戦える選手を集め、世界一になるということは、もしかするとメジャー競技以上に大変かもしれません。
それを10年でやってのけた著者の意思力は素晴らしいものだと思いますし、何故、それが実現できたのかは、この本を読むとよくわかります。
スポーツで世界を目指す選手や指導者は当然のこと、人生で何か夢に向かって進もうとしている人、ビジネスの世界で困難な課題に取り組もうとしている人・・・いろいろなジャンルの人に読んでいただきたい一冊です。
おそらく、著者はこの一冊では語りきれない経験をお持ちのはず。是非とも続編を読みたいと思いました。次作にも期待しています。
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浅野さん、アツいです!
等身大の自分をさらけ出して、感謝の気持ちを忘れずに、仲間を本当に信じぬいている。その姿勢に、文字だけで見ても泣けてきました。今までに登録する事さえ億劫になるようなチームビルディングの本を読んできましたが、難しいことは語らずに成果を出す為に自らが行ってきた事をカッコつけずに本にしているところ、本気でかっこいいです。
男として、こーゆー男でいたい!そう思わせる内容でした。
何かに迷っている人、
やりたい事がある人、
やろうと思っていても自分に対して何かしらに言い訳をしている人にオススメです。心が整います。
気に入ったフレーズ
「忙しいというのは、読んで字の如く、心を亡くしていると書く。心を亡くしているから忙しいのだ」
→忙しいは真っ当な言い訳だと思っていたけれど、そもそも忙しいと感じる事が心を見失っている状態なんだと改めて気づきました。いかに自分が仕事に心を失っているかが思い知らされました。
「世界一というのは通過点にしようよ」
→本気で目指す人は、こういう心意気なんだと、成幸の条件だと気づきました。
「人は「自分の事を解ってくれているんだ」と感じる事が最大の安心になる」
→他人なんてわからなくて当然、と思っていた自分が恥ずかしいです。少しでもいいから、まずは自分の友達をわかりたくなります。
「本当に自分に必要な人に出会う為に、本音で生きよう」
→私が最も苦手とすることです。本音で生きる事に未体験の恐怖を感じていましたが、それで失うものなんてその程度のもので、本当に欲しいものはその先にあるのだと、気づかせてくれました。
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ゴムボートで激流を下るラフティングという競技で、最初に出場したレースで16チーム中15位だった日本が、チーム結成から8年間で世界一になるまでの軌跡を浅野監督が綴った本。日本の中ではマイナーな競技であったらラフティングを強化する過程で、様々な教訓や発見があったようです。そういった考えをまとめた本。ポイントとなる言葉が巻末に浅野語録としてまとめられているなど、丁寧に作られている本だと感じました。(2011.9.17)