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久々に、一気読みしてしまいました。
スウェーデンを舞台にした、現在と過去が交錯するミステリー、でしょうか。
個人的に海外モノはいまいち食指が動かないのですが、
理由の一つとして、物語の”風景”がイメージしにくい点があります。
でも、本作は違いました。
実際に行ったことがないので、あくまで想像の域を出ないのですが、、
どこか重い北国の曇り空と凍てつくような雪国と、そして暗く包まれたスラム街、
そんな息づかいを感じながら、ググット引き込まれました。
冒頭が挫折からの巻き返しで始まるのも、どこかディック・フランシスにも通じて、魅力的です。
文庫版の帯で児玉清さんが押してるのも、そのイメージを強めていたり。
スウェーデンというと、北欧三国、福祉国家としてのイメージが強く、
どこか牧歌的で穏やかな国かと、そう思っていましたが、、そうではない。
そんな現実感を背景におきながら、物語は進められていきます。
その期間は長く約1年、様々な人々が交錯しつつ、徐々に解きほぐされていくのが、楽しかったです。
コナン・ドイルの筆にロンドンの霧を感じましたが、この方にも同種の何かを感じるかも、知れません。
第2弾が文庫に落ちてくるのが、今から楽しみです。
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面白い、すぐ次が読みたい。読んでて気になったのがイケアやH&Mが安いモノの比喩として書かれている。日本ではブランディング?に成功しているのね
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挫折することが多いので複数巻有る場合一冊だけ買うように慎重になったのだけど本書は別。一気買い。でも冒頭の登場人物リストで青ざめる。
でも大丈夫そう。出だしだけでもう引き込まれました。
上巻読了。
パチパチパチ!
面白い。登場人物リストで尻込みしていたけど、一切、障害にならない。面白い!。牽引するのはもちろんリスベット・サランデルというキャラクター。素晴らしい。
アップル製品に偏愛傾向があるけど、やたらとPC関係が詳細で具体的なのが面白い。ちょっと前のサスペンス物って(特に二流三流のものは)ここらへんがいい加減なのだけど。出てくるEメールアドレスも具体的で、メール出したら返事がきそう。
(長くマックを使っていないのでノートパッドというソフトの存在も知らなかったけど実際にhttp://www.ibrium.se/にアクセスしたら出てくるのにびっくり。うーん、iBookが欲しくなるではないか。)
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早川書房のゴリ押し、紀伊国屋でのあまりのPOP林立・平積み展開に負けて買ってしまったこの本。
プロローグの、いかにもミステリーの幕開けという感じが熱い。スウェーデン、冬、孤島という情景も引き込まれる。
登場人物は家系図と合わせて無理せず覚えていきましょう。
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スウェーデン発翻訳ミステリ祭り、ようやく「ミレニアム」三部作に到達。
月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルは、大物実業家の違法行為を暴く記事を発表した。だが名誉毀損で有罪になり、彼は『ミレニアム』から離れた。そんな折り、大企業グループの前会長ヘンリックから依頼を受ける。およそ40年前、彼の一族が住む孤島で兄の孫娘ハリエットが失踪した事件を調査してほしいというのだ。解決すれば、大物実業家を破滅させる証拠を渡すという。ミカエルは受諾し、困難な調査を開始する。
今さらながら、ページターナーとしての実力を感じる。下巻に続く。
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ハリウッドでの映画化も決まった、書店で大展開されてるスウェーデン産ミステリですが、◯◯になぞらえて人を殺すとかって、欧州では手垢の付いた話じゃ無いのか…と思いながらも800ページある本は一日で読み終える位の読み易さ。
設定よりもキャラが物珍しいのかな。
性豪の経済ジャーナリストと、ツンデレも搭載した綾波レイみたいな女の人のダブル主人公が良い味だしてるのかも。(二人が出会うまで上巻丸々使って引き伸ばしているのも上手いと思った)
後、スウェーデンが根本的に抱えてると思われる社会的問題(女性/人種差別)も、強烈な脇役を使って抉り出していて、非常に考えさせられる。これを自国では三人に一人が読んでるんだもんね。
取り敢えず次作も楽しみ。
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感想は一言で言うとスウェーデン版「犬神家の人々」。
圧倒的なボリュームを誇るミレニアム前半は、
登場人物、背景、事件を丁寧に描くことに費やされる。
時間は複数の人物を介し、同時進行で進む様は「24」か。
謎とヒントは「SEVEN」に似ているともいえる。
いずれにせよ、執筆時に映像化されることを想定し、
細かく設定しているように思えた。
筆者が映像化よりも前、本が出版される前になくなられたのは
ご本人にとっても残念なことだったろうと思う。
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素直に、面白かった。
登場人物も魅力的で、特に主人公には肩入れしたくなる要素がたくさんある。
この本のように章の間にどこかからの引用を入れたりされてる本は時々あるが、大抵は作者がイメージに溢れていたり、書きたい事が湯水の様に湧いていたりする場合が多い気がする。
全体を通して、作者のこれまで専門として調べてきた分野や意見が前面に出ている感じがするが、それを補えるくらいストーリーにも面白さがある。
作者の主張と物語が綺麗に融合はしていないのだけど、とにかく作者の書く情熱やパワーでそれもひっくるめて惹かれてしまう作品になっている。
これは早々に三部作を全て読みます。
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前から興味あった1冊が文庫になったので、読んでみました。
上巻なので、話の展開はこれからって感じです。
作者はスウェーデン人で、これがデビュー作だったのですが、この3部作が遺作になってしまい、残念です。
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【読了】リスベット役はフィンチャー版の女優のが合ってる。
それを確認するためだけに見始めたw
内容はスルスル入ってくるけど、如何せんスウェーデン人の人名が憶えづらい上に似たような奴が多い。。
デヴィッド・フィンチャー版は2012年2月公開か。
うーん。。2部、3部は・・・やるんやろか?
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大々的に平積み展開され過ぎで逆に手に取らずにいたシリーズ。読んでみたら面白くてあっという間に読了。解説を読み、第一部とでも言うべき3作まで書き終え4作目を執筆中に作者が急逝したとありあまりのことにビックリ。構想は10作まであったそうで、とても残念。良くできた娯楽作品ながら作者の考えやテーマ、メッセージもかなりハッキリと伝わってくる。北欧といえば行き届いた社会制度とおしゃれで良質の家具や食器のイメージばかりが巷に溢れているけれど、良いばかりではない違う側面も当然ながらあるのだということがわかります。べらぼうに面白かったです。続きを読むのが待ち遠しい。
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全世界6000万部売上との帯に目を奪われ思わず手にしたスウェーデンのミステリーです。上巻は丹念な人物描写により物語が進みます。北欧の風景のなか人物達の交差によりストーリーは面白く展開しそうです。下巻を読み進めます。
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下巻もよ見終わったわ。
あおりの宣伝がなければもっと楽しめたかも。
ま、シリーズを読むか微妙。何も考えたくない時ならいいかも。
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2011年10月8日読了。
やっと文庫化してくれた。ず~っと気になってたのでうれしいです。
さて、読み始めると、やっぱりさすがに面白い。
と、言ってもまだ物語の冒頭部分。同情人物が大体出そろったのかなぁ?ってところです。
しかし、主人公の一人のリスベットが正体不明ですごいです。
どういう人なのか良くわからない。でもとっても優秀な調査員であることに間違いはない。
さて、物語の展開が非常に気になるところです。
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帯の評判がすごく、買ってみました。
まだ前半なので、一先ず人物紹介とプロローグくらいかな。少しづつ物語が進行し、クロスするか?まで。
下巻がたのしみです。