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2度目読了。改めて自分の保育を振り返ることができた。改善点に気づいたら、そのままにしていては事故になる。すぐに改善していかなくては。
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2005年8月10日、埼玉県の公立保育所で起きた当時4歳の男の子の死亡事故のルポ。
僕は子育て支援の仕事をしています。支援者として何を為すべきか、今日までの自分の甘さを痛感しました。
僕は2歳(2011年現在)男児の父です。親としての筆舌に尽くしがたい思いを抱きました。「事故を再び起こさないために、うちの侑人は亡くなったわけじゃない」 親御さんの言葉が心をぶち抜くよ・・・。
筆者の視点にはちょっと疑問が残る。事故内容が内容とはいえ、筆者は感情に流されすぎていると思う。理性的であろうとしてはいるができていないと思う。
でもそれが本のレベルの低下を招いてなどいない。
この本は僕を確実に変えた。そしてたぶん今後も変えていく。
ありがとうございます。読んでよかった。
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これは怖い…。怖いです。
「預ける」という行為のリスクはゼロには決してならない。どこまでそのリスクを受容できるか、それこそ家庭ごとに違うと思う。保育所は「家庭における保育」の代替だけれど、家庭でだって死亡事故は起きるのだし。
誰にも悪意がなくて、積極的に殺そうと思っていた人はいないのに、死んでしまった。
前職でITリスク管理をしていたけど、誰にも悪意はないのに重大事故が起きてしまう構造はそっくりだ。仕組みの問題なんだ。
個人的にびっくりなのは、担任が保育士の立候補で決まること。誰が最適か、ふさわしいかではなく好き嫌いで決まるんですね。
それから園長が保育士に指示命令する根拠が「ひたすら保育を語ること」??人間味またはカリスマ性によって繋ぎとめているのでしょうか。
園長が人間的にいくら問題があっても、適切な保育が行われるくらいの仕組みであってほしい。
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誤解を恐れずに言えば、保育所の事故は悲しい出来事だけど、作者の公務員バッシングは物凄い。確かに保育所の体質は問題だし、いわゆるお役所的な対応なんだろうが、今の時代は自己責任の時代。本の通りだと、不審なことが多すぎる。保育所変更の手続きを取るべきだったかもしれないの一言があってもいい。少し偏ったルポタージュ。
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4歳児が保育所の本棚で熱中症で死んだ。
みな担任になるのを敬遠するほど荒れたクラス、 一人一人を把握するだけの余裕もない保育士。
文句は言ったもん勝ちのモンスター保護者。
無認可保育室ではない、公立の認可保育所で起こったこと。
おたより帳に書かれた配慮のない言葉には言葉を失った。
『信じられない』ではなく、自分も同じようなことしてるんじゃないかと。
目立たない子ほど放置しがち。 やかましい、体でぶつかってくる子にばかり気を取られてる。 その結果、早生まれの力や気の弱い子が割を食う。 そんな保育になってないか。
保育の仕組みが大きく変わろうとしてる今、まさに命を預かってる仕事ということを自覚して保育しないと。
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保育現場で起こってしまった事件。上尾保育事件の真相から子どもの命を支える人間関係大切を改めて考えさせられます。保育に関わるすべての人に読んでもらいたい。命の重みをもう一度考え、あなたの保育現場ではどうなのか?我が事として考えるヒントが詰まっています
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乱暴に言うと、保育士しっかりせえ!という内容の話。薄く広くバイアスがかかった内容だなぁという印象が残った。
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保育園に預けた子を亡くすというのは、親にとっては絶対に受け入れがたいことであろう。原因を知りたい、責任の所在をつきとめたいと思うのは当然だとも思う。しかしジャーナリストの著作としては、やや親の立ち位置に近すぎて、構造的な問題を説得的に示し得ていないように感じた。
著者は、両親と保育者の間の信頼感の欠如、「モンスターペアレント」の存在による保育所内の不和、職員間の連絡の不十分さといった問題点を次々と挙げていくが、これらは一般的に問題とはいえ、死亡事故との関連はやはり結果論ではないかという感じがしてしまう。むしろいちばん最後に指摘されている、複数の職員が事故現場の危険性に気付いていながら対処していなかったという問題、これこそ最大の問題点だろう。先にこの問題を論じておいたうえで、その他の問題点を示していれば、それだけでは重大事故につながるとはいえない微細な問題の関連をもうすこし説得的に示すことができたのではないかと思う。
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クラスメイトに借りて読みました。
読んでいて、怒りで手が震えました。
あってはならないこと。
そして自分の子どもにこんな事が起きたら、生きて行けるだろうかと。
保育園、保育士…そして保育園に子どもを預けている保護者…だけの問題ではなく、子どもの人権に関わる問題なのだと思います。
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見落としや見逃し、思い込み。保育だけではなく、人間を相手に仕事をするものとして常に自分を律していかなければとおもった。
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保育ってなんだろうという根幹が元々緩んでいたところ、この事件でさらに露呈したと言う感じがした。
どの業界も言えることだが世間の考え方、ニーズが変わる事に応えないといけない部分と守らないといけない部分がある。バランスの取り方がむつかしい。
親に代わり命を守る。とても大切な事なのに、世間では軽んじられる保育。子どもの命を守る事が大切だと本当に思うなら、世間様も親ももっと出来ることがあるのではないか?人を責める事(自分を含めて)は簡単だが、根本の解決には繋がらない。同じような事はまだまだ、起こるだろう。
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○フリーライターの猪熊氏の作品。
○2005年に、埼玉県上尾市の上尾保育所で発生した侑人くん熱中症死亡事故(事件)について、被害者のご両親、被告である保育園、市役所等の関係者のインタビューをもとに、その原因や背景を著したもの。
○はっきりいって「ずさん」の一言であるが、これが実態なのかもしれない。一つ一つは小さなミス・行き違いに過ぎず、その程度であれば日常にたくさんあふれていると思うが、その積み重ねが一人の幼児の命を奪うことに繋がるということに、意識が向いていないことが分かった。
○これは、保育のあり方だけでなく、高齢者介護のあり方や病院のあり方など、「人に関わる仕事」をする人にとっては、常に考えておくべきことがまとめられた本であるといっても良い。(「反面教師」という言い方は適切ではないが。)
○性善説に基づいているという幻想が間違いというのは悲しいことではあるが、単なる「モラル」で片付けてしまうのは、それも情けない。
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園ママからお勧めしてもらい読了。
猪熊さん、最近メディアでよくお見かけするけど、必要以上に市が悪い!制度が悪い!みたいな文面はちょっと苦手。
この上尾保育所の児童死亡事件に関しては、重大な原因がひとつあるとかじゃなく、もういろんなところが悪かったんだろうと思う。
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たまたま関連の本で出てきて気になり購入。
子を持つ親として、保育に携わる仕事をしてる者として、保育環境の現場を知る者として、無性に想像出来てしまうし、この様な現場はここに限らないだろうと。
読んでいる途中も読み終わっても凄く心にモヤモヤが残る。
ただ、どういう状況であれ、子どもが、人間が亡くなる。という事は断じて許せない。あってはならない。あり得ない状況すぎる。慣れうんぬんではない。
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人ごとではない恐怖。
保育の専門性とは何か考えさせられる。
1人ひとりの個性を把握して予測し促していく。
それが自分にできなくてもチームで保育出来るように報連相を大切にする。
自分に出来ることを精一杯やる。
自分の保育の強みを見つける。