紙の本
だんだん首が絞まっていくよう
2017/07/08 21:40
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
何だか緊迫の第5巻という終わり方でした。最後はもちろん一気読み(^ ^)。徐々に復讐の相手方の周辺の首が絞まっていっているような感じで、そろそろ結末がどうなるかが気になりだしました。残り2巻、早く読み切りたいです!
紙の本
母へプレゼント
2012/07/30 14:10
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投稿者:MOG - この投稿者のレビュー一覧を見る
母が少女時代に読んでいたく感動したらしく、(ただ、感動したのは亡くなった人に
なりすまして脱獄し、お宝を頂くところらしい)ドラマや映画まで見たと言うので
母にプレゼントしました。
少女時代と、老年に差し掛かって読むのとはまた印象が違うと思いますが、
また新たな読後感を持ったようで、感動していました。
私自身は、↑の宝を横取りの部分が好きではないので読んでません。。
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この巻は盛り沢山。色々と事態が急転してゆく。面白いね!
伯爵が探し出したダングラール夫人とヴィルフォールの間の隠し子は、カヴァルカンティ公爵として仕立て上げられ彼らと近づきになっていたが、まずダングラールが彼に興味を持つ。株取引により多大な損失を蒙った後も失敗が続くダングラールは、カヴァルカンティ公爵の資産を手にする事を目論んでか、自身の娘ユージェニーとカバルカンティ公をくっつけさせようとする。しかし、元々ユージェニーはアルベールの婚約者であった為それは両家の間に亀裂を生む切欠となる。モルセール伯爵を疎ましく思ったダングラールは、フェルナンが過去に行った事件の真相を表沙汰にしようとする。物語の始まり、エドモン・ダンテスを罠に嵌める所でもそうだが、それを自身の名で行わないところ辺りが彼の卑怯な所だ。しかし、それにより今後彼は取り返しのつかない方向に進むのだろう。
一方、前巻で自分たちしか知らない筈の赤子の話を面前で披露されたヴィルフォールとダングラール夫人は、モンテ・クリスト伯に大して疑念を抱き、伯爵に対する調査を行う事とした。その結果、モンテ・クリスト伯爵を知る2人の人物が明らかになり彼らに対する聞き取り調査ぽい物を行った。しかし、それすらもモンテ・クリスト伯爵の手の内で踊っていたに過ぎず、何一つとして本当のこと(伯爵にとって知られると問題があること)が出てくる事は無かった。調べられる事も伯爵が仕向けた事だろう、一度問題ないと結果が出たものを再度疑う事は難しいだろうから。
その他にも、エデの過去とモルセール伯爵の関係が明らかになる場所なんかは読み応えがあるだろうし、ヴァランティーヌの結婚騒動の顛末にも目が離せない。ヴァランティーヌとの約束の通り、フランツとの結婚を解消させる事となるが、その経過でなぜノワルティエ老がフランツとの結婚に反対していたのかが明らかになったりする。力強い爺さんだ。しかし、マクシミリアンて若いよな、31歳という設定だが10歳は若いような恋の仕方をしている。
そして最後にはヴィルフォール家で起こる毒殺の疑惑。モンテ・クリスト伯が撒いた種がヴィルフォール家を壊してゆく。
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復讐の歯車が遂に動き出す…
フェルナンのジャニナでの事件が明るみになり、ヴィルフォール家では連続毒殺事件が起こる。株取引で損失を出しているダングラールはカバルカンティ公爵の財産を狙うが…
各人にそれぞれの仕方で“復讐”する伯爵。しかし、直接手を下す事は無いその華麗なまでの方法に、読んでいて惹かれます。
復讐の対象者の栄光の裏にある暗い影が暴露され、伯爵が側に置いた人物達との接点があることに驚愕する。
その中で伯爵とメルセデスの会話が感動的でした。
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物語はいよいよ後半に入り、次々に展開を始めている。1800年代に書かれた物語だとはとても思えない面白さだ。現代にも十分に通用する。この本で映画を作ったら面白いのではないかと思うのだが。さて、ラスト2巻、どんな展開が待っているのだろうか。
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毒婦ヴィルフォール夫人には毒物知識注入、モルセール伯爵とダングラール男爵には情報操作。モンテクリスト伯の謀略が、目に見える形で奏功して来た。これまでの長い長い伏線(2~5巻)が、いよいよ回収されつつある。
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【概要・粗筋】
ダングラール男爵は、アンドレ・カヴァルカンティの金に目がくらみ、娘・ユージェニーの婚約者であるアルベールを疎んじ始める。他方、ダングラール夫人との過去の秘密をモンテクリスト伯に知られてしまったヴィルフォールは、伯爵の身辺調査を開始する。その娘・ヴァランティーヌは母方の祖母のたっての願いにより、婚約者フランツがパリに戻ったらすぐに婚姻契約書に署名することになってしまう。それを知った恋人・マクシミリアンはヴァランティーヌを説得し、駆け落ちすることを約束させた。モンテクリスト伯の復讐計画が着実に動き始める。
【感想】
見所のひとつは、モルセール家での舞踏会におけるモンテクリスト伯とモルセール夫人メルセデスの邂逅のシーン(70話「舞踏会」と71話「パンと塩」)。確信は持てないまでも薄々伯爵がエドモンであることに気づいているメルセデスと、内面を隠し切ることのできない伯爵のやり取りがもどかしくも切ない。
読書の時間が取れなくて五巻を読むまでにだいぶ間が空いてしまった。それでも、一度読み始めるとすぐに読み終わってしまう。
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ナポレオン戦争が終わる頃のフランスにおけるモンテ・クリスト伯ことエドモン・ダンテスの復讐譚。現実の歴史に基づく舞台設定や人物の背景描写が緻密で、作品の世界にどんどん引きずり込まれる。1つ1つの復讐には胸のすく思いがしたが、後には一抹の寂しさが残る。間違いなく名作。
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相変わらず復讐モードに入らず中だるみ中ですが、アルベールがボーシャンに決闘を申し込む場面のセリフ回しはデュマ節全開で最高です。
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ダンテスがどうこう、よりも、彼を取り巻く人々の話がメインに。
とりわけ、二組の婚約者たち。お互いに望まぬ。の話がメイン。
そのうらに、ヴィルホールとダングラール夫人の隠された過去、アルベールの父、フェルナンがギリシアで犯した罪。
ここから、ダンテスはどう復讐を果たすのか?
そんななか、サン・メラン公爵、夫人の立て続けの死があり、フランツと結婚させられそうになっていたヴァランティーヌは、祖父ノワルティエの力で結婚を免れたが、思わぬ疑いがかかり…ってか、公爵夫人の件も、ヴィルホール夫人がやったことかと!助けて伯爵!!と思ってしまう。
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復讐が始まった?
2013/03/03図書館から借用;03/06朝の通勤電車から読み始め;03/08夕方読了
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ついにあと二巻まできた。
群像劇の様相を呈する5巻は、周辺の登場人物から徐々にその過去が明らかになってゆく。
伯爵が果たしてどこまで手を回しているのかは謎。全部彼の手の内だとしたらドS極まりない復讐である。
そして物語は血なまぐさく次回に続く。不幸がさらにまた別の不幸を呼びよせるワクワクな予感。
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主要人物の成り上がりの背景と、複雑な人間関係と恋愛関係の交じり合う中、ダンテスの復讐の輪郭がはっきり浮かび上がってくる。
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いよいよ五巻目が終了。
人間関係も4巻目あたりでだいぶ明らかになり、いよいよそれぞれの首が絞まってきた感じの5巻。どこまでがモンテクリスト伯の策略なのか、全てならばその背景まで知りたい。
そしてどこで自らがダンテスだと明かすのか。さぁあと2巻、復讐のフィナーレを楽しみにしたい。
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20131023読了。
中だるみ感満載の4巻から一転、物語が動き出した。
今までは水面下でモンテ・クリスト伯が点と点を密かに結びつくように動いていたのだが、それが徐々に水面に姿を表し、いよいよ復讐が始まった。
メルセデスとの庭でのやりとりのシーンでは、息がつけなかった。