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福井県観光営業部の取り組みを事例に挙げながら、行政ビジネスのこれからについて書かれています。
事例が興味深いので、わりと読みやすいかな。行政ビジネスのこれからは夢に欠けるというか、ただのまとめに
見える…
私はこれからの官と民は良い意味で国境がなくなるべきだと思っているので、この本は参考になりました。そうそう、昔はお金持ちの大企業で企業メセナ的なことがしたかったことを思い出しました。
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福井県の恐竜ビジネスを例にあげ、行政の営業について、今後の展開例が述べられている。行政独特の法令遵守にとらわれず、弾力的に運用できるかがかぎになる。
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入門用としての平易な内容。
例示が福井県のケースに偏っているのが残念。
しかも「ビジネス」なのに各アクションをしたという報告のみで収支が一切のっていない・・・
NMPの説明も体系だっておらず、行政ビジネスの教科書的に使用することは難しいか。
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福井県の恐竜ビジネスの事例を取り上げながら、これまでの公私二分論を超え、行政自らがビジネスの手法を活動し、あるいは民間企業と一緒にビジネスを行うことを「行政ビジネス」として提起し、新しい経済活動を生み出し、地域の課題を解決するためには、「行政ビジネス」をさらに進化させていくことが必要だと主張している。
本書を読んで、行政の中で適用できる分野は限定的なのではないか、特定の企業とのコラボレーションだとどうしても公平性の観点から問題が生じるのではないか、といった疑問点も多少はあるものの、行政の新しい手法の一つとして「行政ビジネス」に可能性を感じた。福井県のような取組は、他の自治体でも、どんどん進めていくべきだろう。
本書の中で、特に、行政ビジネスの「カベ」と、それを乗り越える方向性を、具体的な仮想事例をもとに説き明かした「行政ビジネス、ビフォー・アフター」が珠玉の内容であると感じた。行政の仕事の実際の流れというのを追体験することができ、そこに内在する問題点もよくわかるようになっている。「行政ビジネス」という観点だけでなく、行政に関心のある人には必見の内容であると思う。
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高知大学OPAC⇒ http://opac.iic.kochi-u.ac.jp/webopac/ctlsrh.do?isbn_issn=9784492211960
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『行政機関がビジネスをする』こんな時代が来ました!!
具体的な内容はやや少ないが、本書を読めば興味•関心は十分に湧いてきます!
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本書の表紙の内側には、下記のような記載がある。
「『それは民間の仕事で、行政が手を出すべきではない。』このような、伝統的な官民の役割分担論がある。行政は許認可や規制を行い、補助金を出すもので、民間は商品を作ったり、売り込んだりする、という考え方だ。しかしそれだけではもう、地域の課題を解決できないのは明らかだ。」
このイントロに言い表せるように、行政におけるビジネス展開を記載した稀な書。
本書では、行政における、あるいは行政が自ら行うビジネスモデルをどう作るかが新しい課題であるとし、こうしたものを行政ビジネスと定義している。行政の営業活動がそのエンジンとなる。
具体的な事例として福井県の観光営業部の仕事が紹介されているが、観光分野に限らず、様々な分野で営業活動を行っていることに驚嘆した。観光営業部のミッション=「福井の認知度を上げる、商品を買ってもらう、観光に来てもらう、福井に住んでもらう」、これを達成するために、何をするか試行錯誤の中、成功事例を積み上げている。
<目次・ポイント>
第1章 「行政がビジネスをする」ということ
第2章 行政ビジネスを理解する
第3章 行政ビジネスを進める
P82「『営業』という行政としては珍しい言葉をあえて使ったのは、県職員はもちろん、県民全体が福井の良さに誇りを持って、外に向って『働きかけていく』という気持ちを込めたからだ。
営業は、たとえば、県外の企業や消費者といった顧客に対して、相手の立場を考えながら情熱をこめて売り込むものだ。一つのコミュニケーション活動であり、今後、地域ブランドを拡げていく上で重要な役割を担っていくことになると思う。」
第4章 行政ビジネスを創造する
第5章 行政ビジネスのこれから