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「そういえば魔女ってなんだ?」とタイトルに惹かれて購入。
原始時代からの大母信仰、インドのシヴァとカーリー、エジプト、日本の山姥・・・世界中に言及が広がり、頭が飽和しそうでした。
著者の広い知識に驚くとともに、言ってはなんだけど、こういうことを研究している人もいるんだなぁ、、、と。
難は、同じような事を何度も何度も何度も繰り返すこと。
まとめたら1/3くらいの厚さになると思う。
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魔女は何故帚にまたがり空を飛ぶか?に始まり、魔女と古代の母神とのつながりや、カニバリズムについて記した本。非常に興味深い。
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「このように魔女の描き方にも二面性がうかがえるが若く美しい魔女も性欲をもって誘惑する女として、若さ・美しさを「悪」として一面的に描くことで、若くて美しい魔女の絵も、老醜の魔女の絵とともに魔女狩りの全盛期にも公開できたのである。しかし描かれた魔女は老醜の魔女イメージとは相反するイメージで見られていることからも、教会とはちがった画家の魔女イメージがうかがえる」
他人の情動を喚起するものは、それが正の方向にしろ負の方向にしろ取り上げられるわけだけども。
そこで女性が中心的に出てくるというのは、我々の社会が男性社会であるというありがちな分析に帰着するのか、というのはちょっと気になるところ。やはり女性はファンタジーなのか?
そう考えると、ファンタジー漫画とか小説にいっぱい女の子が出てくるのはやはり必然なのかなと思いました(小並感)